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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
お子様の進学に伴った家造りでした。
ご要望としては「限られたスペースですっきりと暮らせるように隠す収納とファミリークローゼットの取り入れ、掃除のしやすさも考えて床をフラットに。リビングは和風で壁面収納を造作し、なるべく広く感じるように。色味は奥様のお好きなウォールナット色と青~藍色を使い共働きのため、使いやすい家事動線を検討して欲しい」というものでした。
和室は開け放つとLDKの一部になり、閉じると寝室になるように敷居のないフラットな計画としました。
引き戸を全開するとキッチン~ダイニング~和室~ピアノホール~R壁までが一室となるため視線が抜け、広く感じられるように工夫しています。
和室前は廊下を広めに確保しピアノホールにして、上部に楽譜棚と照明を配置しています。
楽譜棚は裏側に位置する洗面スペース側から使える棚と互い違いに配置してデッドスペースになりがちな空間を有効に使えるようにしています。
廊下からバルコニーに洗濯物を干す際の出入りと、子供部屋の採光・通風を両立させるため引き違いの掃き出窓の中心に間仕切り壁を造作しました。どちらからでも開閉できるように一部壁がくり抜いてあります。
この間仕切り壁をRにすることで、出入口のスペース確保するほか、外の光を廊下側へ柔らかく反射させる装置にしています。
子供部屋にはファミリークローゼット上部も利用したロフトを作り、ロフト下にデスクとクローゼットを配置しています。
玄関や洗面台の収納は、使いやすさ・コスト・デザインのバランスを考え既製品の一部をカスタマイズして統一感を損なわないように工夫しています。
お引越し前のお宅から大事にされている食洗機の色とフローリング材のウォールナットに合わせてキッチンからダイニングの色を決めました。
お陰様でとても快適に過ごしています。
毎回打ち合わせは楽しみにしていました。
打ち合わせまでの宿題として、色々ネットで調べたり実物を見に行ったり、
そういう時間も楽しく悩みながら、贅沢な時間だったなと振り返っています。
玄関のタイル割付を原寸で数パターン作りお客さまのお母さまも交えてどれにするかを決めました。数種ある柄タイルの配置はタイル工事前にお客様に決めて頂きました。
その甲斐もあり、一番のお気に入りポイントになったそうです。
古代から世界中で愛されているindigo=藍。
日本では藍色48色と言われるほどの多様性があり、
濃さ・色味の違いにより沢山の名前が付いています。
【INDIGO HOUSE】 はムラのある紺碧のタイル
入口に設けたシンボル的なシャルトルブルーのステンドグラス
アクセント壁など、ところどころに青を重ねた様子を表現しています。
ガラス・木・いぐさ・タイルといった素材同士は
落ち着いた懐かしさを纏いながら調和し,
散りばめられた深青色のグラデーションが空間に韻律を与えます。
北側の自然光は素材と相まってニュートラルで
落ち着いた空気を醸します。