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設計を担当
夫婦+3人の子供(当時)が購入した郊外の大きめの住宅を一部リノベーションして住まうというプロジェクトでした。既存の間取りでも十分広くて暮らしやすい様子でしたが、キッチンの個室化の解消、客間は不要という要望もあり、それならばと壁を取り払い40m2近い一室空間の巨大LDKを計画しました。ただ広げただけでは所在なさげになるため、腰壁の高さで仕切るジャイアントファニチャーを用いてスタディスペースやロングベンチ、絵本ディスプレイ、小上がりコーナーを設え、緩やかに居場所性を確保し、家族5人がくつろげるLDKを設計しました。
住んでいた賃貸アパートが手狭になったことと購入のタイミングが重なって良好な物件を購入されることを決断され、さらにどうせ住まうならとリノベーションを決意されてのスタートでした。既存の住宅は気に入って購入したものの経年劣化や好きなテイストではなかったこともあり、少しでも好みの空間になるようにとのご要望でした。
空間の再構成を検討しているときに、まだ小さなお子さんがこの先数年をかけて使い方が徐々に馴染み、変わっていく様を思い描きながら、家族が集いつつもそれぞれの居場所を持てるジャイアントファニチャーを提案した点が最大のコンセプトです。また、既存床暖房を活かしたま床の素材を一新するというお施主さんの要望を工務店との連携で実現しています。
こんなに素敵になるとは思ってもいなかったと喜んでいただけました。旧キッチンだった場所を家事室として縫い物などの手作業が楽しめる造り付けのパントリーにしたのですが、家事がとても楽しい!と太鼓判を押していただけています。
図面と模型を駆使して2週間おきの打合せを重ねていきました。
ローン申請の関係でファーストプレゼンまでの期間がなんと2週間。現地を見に行き、急いで検討に入りましたが、希望の暮らしを実現したいというお施主さんの気持ちに応えたいという気持ちで何とか実現することができました。
腰壁を境にLDKを緩やかに 小上がりスペース/ライブラリースペース/ベンチスペース/スタディスペース に分けています。家族がひとつの空間にいても居場所を確保できる工夫です。
ベンチの長さは全長4m。子供たちが寝転がって本を読んでも机としてつかってもちょうど良い大きさです。
既存のキッチンを転用することでコストコントロールを図りました。3方は手元が隠れる高さで壁を立ち上げ、LDKの腰壁の設えと意匠を合わせています。