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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当
2階にお住いの大家さんからのご相談を受け、1階の閉店した銭湯を何か活用できないかとの事でした。
カフェ店舗にすることで出来るだけ銭湯の雰囲気を残したリノベーション工事となりました。
町の皆さんに長年愛されてきた銭湯を閉店。隣のコインランドリーは営業しているが、今も銭湯再開を望むお客様も多い。
ただ銭湯としての復活は諸事情により出来ないので、その雰囲気だけでも開放できればとの想いを持ってらっしゃいました。
銭湯をカフェにする、出来るだけ雰囲気を残す。を心がけるため、解体する部分としない部分の切り分けが悩みどころでした。
脱衣室の床一面に敷かれたよしずや、浴室への自然と閉まるドア、入口の下駄箱ロッカーなど銭湯独特の素材は傷つけることなく活用しました。
廃棄処分するものと残すものを丁寧に打ち合わせを随時重ねました。
図面の変更もたびたびでしたが予算だけは変更することなく竣工できました。
素材で残すものも一度取り払って保管。施工後戻す。というのが通例でしたが、床のよしずなどは一度剥がすと元通りに敷き直すことが困難だったため床一面に養生やブルーシートで保護してなるべくよしずを潰さないよう心掛けました。