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設計、監理を担当
最近ではこのように立派な庭を持つ家もずいぶん 少なくなりました。
かつては家と同じように庭も大切に考えられ、四季を感じられるような樹木を配し池や橋を設えて、 人の手によって作為とも無作為ともとれるような剪定を施し、自然を家の中に取り込んでいました。
雑然としたものに最小限手を加えることで生まれる絶妙なバランス感覚は、日本人独特の美意識から来るような気がします。
ここにはそのような 美しい庭がありました。
正面の高台まで庭と捉えられるような贅沢で曖昧な庭です。
そこに小さな増築を施しました。
寝室としての増築ですが、庭に飛び出るような配置からして、大きく庭を取り込むように考慮しました。
既存の建物に合うよう意匠に配慮し、庭の中で最小限の存在感を示してくれるよう石場建てによる建て方を採用しました。
美しい梅が春を精一杯告げていました。