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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネートを担当
自身で設計と施工を行ったわたしたち夫婦の自邸です。猫2匹と暮らしています。
高温多湿の沖縄県でも過ごしやすい住環境となるように、内装に使用する素材は漆喰と無垢材を使いました。漆喰の中でも調湿効果の高いスペイン漆喰を壁天井すべてに塗ったことで真夏でもエアコンの設定温度は27度で過ごしています。
また、キッチンと洗濯室へとスムーズに移動できる動線は内覧にお越しになったお客さまにご好評で、家事動線は設計する際に最も力を入れるポイントのひとつでもあります。
家づくりのお仕事に携わり、自身でも自然素材を使用した空間で暮らしてみたいと思う気持ちが日に日に強くなりました。これからお住まいづくりを検討されている方や、夏涼しくて冬暖かい家づくりに興味をお持ちの方にとって、少しでもお役立ていただけたらと思い、中古マンションを購入してリノベーションしました。
リノベーション前は玄関に自然光が届かず暗い印象でしたが、間仕切り壁を強化ガラスにしたことで玄関とLDKが繋がり、明るくて広くなりました。
アイランドキッチンは造作でつくりコストを抑え、LDKの中心に配置しています。
「食べる」と「作る」が大好きなわたしたちにとってコミュニケーションがと取りやすい配置でした。他にも映画を観ながら料理をしたり、サクッと軽食をとったり、書き物をしたりと使い勝手が良く重宝しています。
また、猫たちのためのキャットウォークは間接照明を兼ねていて、彼らが使っていないときは照明として使っています。漆喰を塗った天井に反射する灯りは柔らかく居心地の良い空間
となりました。
性能としては夏に帰宅すると室内がひんやりしていて、真冬は暖かいことに驚きました。今までのアパート暮らしでは逆だったため、嬉しい変化でした。床材は30mmの杉の足場板を使用していて、猫たちが走り回りキズだらけですが、足ざわりが良く素朴な質感が気に入っています。
天井高を230cmと少し低めにしています。わたしたちにとって初めての試みでしたので少しドキドキしていましたが、暮らしてみて低く感じることなく落ち着く空間となりました。低くした分コスト削減にも繋がり、お客さまにも体感していただけるのでお話しやすくなりました。
アイランドキッチンは造作でタイル仕上げにしました。
キッチンには一部本棚を設けました。自由度が高いところが造作キッチンの良いところです。
下がり天井の部分をキャットウォークにして間接照明と兼ねた作りになっています。猫たちが使っていないときは照明として活躍してくれています。
LDKとの繋がりを意識して、ベランダには室内と同じ杉の足場板を敷きました。
リノベーション前には暗かった玄関、強化ガラスの壁を間仕切りとして使ったことで明るく広く感じます。
洗面台はシンプルに仕上げました。
トイレは雰囲気を変えてブラックの手洗いボウルにしました。アクセントを入れると楽しいですね。