2017/02/27更新1like38148view

著者:SUVACO編集部

ロフトのような2階空間!吹き抜け&勾配天井のあるリビング

屋根裏や天井スペースを利用したグルニエやロフトなどの収納スペースは、実用性もあり需要も高そうですが、収納以外でその空間を利用した吹き抜けや勾配天井は、広さを感じさせる「高さ」×「開放感」が魅力です。魅力をフルに活用して、好みの空間に仕上げたステキな吹き抜け&勾配天井のリビングをまとめました。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

吹き抜けと勾配天井の相性

吹き抜けとは

吹き抜けとは、2階の床が1階の面積より小さくなることで2階から階を見下ろせる空間のこと。なんといっても天井が高いゆえの開放感が魅力です。

勾配天井とは

勾配天井とは、天井を水平にはらずに屋根の勾配を生かして斜めにはったもの。勾配の上だと天井高が高くなるので空間をより広く感じることができるのが特長です。
吹き抜けと勾配天井を上手く組み合わせた空間は実際広さ以上の開放感を得ることができるので、リビングなど人が集まる場所にはうってつけなのです。また、1階を見下ろせるロフトのような2階部分から人の気配を感じることができるので、暖かみのある住宅が生まれやすいとも言われています。

そもそも吹き抜けと勾配天井を組み合わせた住宅は、日本では戦後間もないころに住宅の工業化を目指した池辺陽という建築家が『立体最小限住宅』というシリーズで長い間取り組んできた形でもあります。狭い敷地面積でどう開放感ある住宅を建てるかという命題に対する一つの答えでありました。
今回はそんな吹き抜けと勾配天井を組み合わせたおしゃれなリビングの住宅事例をご紹介します。

スキップフロアに大きな勾配天井

山の景色が魅力的な立地。
大迫力の勾配天井のすぐ下にあるラインのような水平窓に対して異なる高さの床をつくり場所ごとの景色の切り取られ方に違いをつけました。

廊下からも見えるシンボリックな船底天井

白く塗装してザラザラとした板壁の「ざらいた壁」が特徴の住まい。
吹き抜け上の三角屋根が、そのままリビングダイニングにも船底天井のしつらえで広がります。ざらいた壁の廊下を通り抜けて吹き抜けのある開放的なLDKに入る瞬間は、いつでも心が躍りそう。

空から光と風を取り入れる吹き抜けと勾配天井

隣地に囲まれた厳しい条件の敷地に建つ賃貸併用住宅。
隣地に囲まれながら敷地いっぱいの住まいの採光は、建物と建物のすき間や隣地の庭、吹き抜けなどから貪欲に空を確保する計画に。高さのある大きな窓で室内と外がつながります。

急勾配の屋根を生かした吹き抜け空間

外へと開きながらもプライバシーを確保できるようにプラン。
前面道路の交通量を考慮して計画した吹き抜けのハイサイドライトから光を取り込みます。家の中にいながらも自然光による気持ちの良い空間になりました。吹き抜けを活かしたペンダントライトやシーリングファンでおしゃれなインテリアに。

白を基調とした吹き抜け空間

2階部分の吹抜けは、ホワイト×ガラスづかいでより空間の広がりを演出。
視線が抜けるオープンな階段を採用したため、外への視線をさえぎることなく開放的。家全体が白とグレイッシュな木素材で構成されているので、スタイリッシュなシンプルインテリアになりました。

吹き抜けの先のトップライトで明るく自由な空間に

「ふらっと立ち寄れる距離感がいいな」そんな妻の一言がヒントになった、SOHOとしての機能もある専門家自邸。
吹き抜けの勾配天井にはトップライトが設けられており、ロフトのような2階部分まで自然光が差し込みます。誰もいない日中は1階全体を仕事場として自由に移動するそう。

ダイナミックな吹き抜け

ゴルフ場に隣接した別荘地に建つ家。
細長い敷地の特徴を活かして、南側と北側に広がる景色を取り込むことが重要課題。南北方向へ筒状に、吹抜けを介して傾斜天井のある縦方向に抜けるダイナミックな構成の室内空間です。

大空間のリビングと勾配天井のある平屋

『空間と自然のつながり』がテーマの、自然好きな家族の住まい。
里山の風景に倣った大屋根デザインの、地域に開かれたおおらかな平屋。正方形の平面真ん中に南北を抜けるように居間を、その両側に個室や水まわりを配した吹き抜けのある広いワンルームは縁側から屋外への広がりを感じることができます。

ゆるやかな板張り勾配天井でつながるリビング

お気に入りのアンティーク家具が映える居心地の良いリビング。
自然光が差し込む明るいリビングからは庭の植栽を楽しむことができます。愛着のある素材の良さをそのまま活かした住まい。

おおらかに各部屋がつながる住まいの吹き抜け空間

各部屋をおおらかにつないで、キッチンスペースを家の中心に計画した住まい。
キッチンからは正面の南西の谷側に、吹き抜け傾斜天井で広がる大窓とその先にはテラスを設けて季節と暮らしを愉しむための工夫を盛り込みました。

吹き抜けでつながる大きなワンルーム

吹き抜け、勾配天井、スキップフロアと、空間をより広く感じられるような工夫がこらされています。居住空間としての屋内空間と土間のような半屋外空間がガラスの開口でつながり、大きな切妻小屋に内包されているというコンセプトのもと設計されており、外観も独特で面白いものになっています。

中庭を望む吹き抜け

外部からの視線をカットするため中庭を設けたこちらの住宅。中庭からダイニング、和室へと連続的につながっているので、中庭まで含めてひとつの大きなワンルームのように感じられます。吹き抜けの先の2階からは中庭を望むことができるのも魅力的です。
定方三将「箕面の住宅3」

目の前の自然を再体現に感じる吹き抜けの別荘

こちらは別荘地に建つ家。
森側は長手方向を吹抜けにすることで、床と天井高を最大限に広げて森と対峙する空間としました。切妻屋根が印象的なおおらかな住まいの環境と眼前に広がる森の木々との関係を整えて、すでに自然から与えられているものをしみじみと感じることができるようになったリノベーション。

外と室内が大きなワンルームのような吹き抜け空間

大開口と連続するリビングはダイニングキッチンともつながり、大きなワンルームのような空間に。木材があらわしになったインテリアも素敵です。室内の明かりがともる夜には、木々の中で幻想的な佇まいです。

勾配天井のハイサイドライトから光を取り込む

都心から少し離れた住宅地に建つ住まい。
防犯、プライバシーの面から、1.2階レベルの外周部には採光のための窓は設けずに、勾配天井のハイサイドライトから採光を得る計画としました。日差しの移り変わりや、空の表情を感じ取れる空間です。

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