2017/01/22更新4like19519viewerito

居心地の良さは天井高で決まる!?部屋に求める役割別の天井高事例

一般的には高いほうが開放感があって良い、と言われる天井高ですが、これは一概にはそうとも言えない場合があります。普段あまり気にかけることは少ないと思いますが、実は私たちが生活するうえで天井の高さというのは「居心地」に大きく影響しているのです。今回は部屋とそれに求める役割別に最適な天井高の事例をご紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

天井高が与える私たちへの影響って?

例えばリビング、あなたは開放感を味わえる広々とした場所であって欲しいですか?
それとも、しっとりと映画や音楽を楽めるような少しこもったホッとくつろげる場所であって欲しいですか?

このどちらを求めるかであなたのリビングに最適な天井高は決まってきます。
前者の場合、リビング部分またはリビングダイニングを吹き抜けにし、できることなら大きな掃き出し窓も設けると開放感はより一層増します。しかし後者の場合、リビングを吹き抜けにしてしまうと少し落ち着かなくなってしまいます。

また、ただ単に天井が高いことが良いとは言えない部屋の例として、トイレや廊下、和室などがあげられます。例えばトイレは一般的な住宅においては「狭い」空間ですので、その狭い間口の空間で天井のみを高くすると逆に壁が押し迫ってくるような閉塞感が生まれるはずです。廊下も同じで、天井を高くするメリットは少ないと言えます。そして和室においては床座(椅子ではなく床/畳にそのまま座ること)ですので、天井が高いと頭から天井までの距離も長くなるため、こちらもまた落ち着かず居心地が悪くなってしまいます。

つまり、私たちがその部屋でどう過ごすかによって、知らず知らずのうちに天井の高さが居心地に影響しているのであって「天井が高い=居心地が良い」とも、「天井が低い=居心地が良い」とも言い切れないということです。

やっぱりリビングに求めるのは開放感!という方には欠かせない吹き抜け

リビングダイニングを吹き抜けにしているため天井が高く、とても開放的な印象です。しかし部屋の間口はそんなに広いわけではありません。それでもこれだけ開放的な印象を与えるのは、大きな開口を設けていたり、2階の手すり壁をガラスにしているなど、天井高だけでなく視覚的な効果がより吹き抜けのメリットを引き出していると言えます。

メリハリが大事。リビングで落ち着きを感じたいなら段差を設けて天井を低くする方法も

こちらのリビングは写真奥のダイニングキッチンから2段上がっているため、必然的に天井高が低くなっています。ダイニングとの仕切りとなっている開口により、リビングに入ると建具がないのに不思議と「部屋感」が生まれています。
次にダイニング側からリビングを見てみると、やはり向こう側(リビング)はきゅっと引き締まって落ち着いた部屋という印象です。このように天井が高いところから低い所へ移動させる(実際変わっているのは床の高さですが)と言った、天井の高さを操作し空間にメリハリを与えることも、落ち着いた部屋づくりの大事な要素なのです。

床座する和室は高い天井は落ち着かない

冒頭でもお話ししましたが、椅子に座ることが多い洋室と違って畳にそのまま座る和室は視線も下がるため、天井が高いとリラックスできません。天井高は標準的にし、また写真のように天井材を濃いめの色彩にしたり床の間を設けることで部屋全体の重心が下がり、座った時に落ち着きが感じられます。

寝そべる寝室や狭いトイレも天井高は最低限でよい

寝室も和室同様、視線は低い位置にあることが多いため、天井高は最低限でよいと言えます。また部屋の広さに関しても、できる限りコンパクトにおさめる事がリラックスして休息できる部屋づくりのポイントです。ホテルのこじんまりした部屋が妙に落ち着くのが良い例です。
トイレなどの狭い空間も不必要に天井を高くするのは控えましょう。もし「開放感」を求めて天井を高くしてしまうと、縦の広がりが強調されすぎ閉塞感が増すという逆効果が生まれてしまいます。

奥行きを強調するのに有効な低い天井

先ほどトイレなどの狭い空間で天井を高くすると閉塞感が増すという説明をしましたが、こちらはそれと真逆の効果を有効に使った例です。リビングダイニングの天井を低く抑え、奥の開口に視線を逃がすことで奥行きがより強調され、実面積よりものびやかに感じられると思います。
これらの事例から、部屋に求める役割と天井高は密接な関係にあることがお分かりいただけたと思います。決して天井高のみで心地よさが決まるわけではありませんが、大事な要素の一つであることは確かです。これからお家を新築・リフォームされる方にとって少しでも家づくりのヒントになれば幸いです。
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