家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、監理、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
家の空間にはそれぞれの物語がある。
玄関は、子供たちの成長を願う兜やお雛様が飾られ、来客者をもてなしてくれる。
リビングダイニングには、子供たちの楽しそうな声が、子供室から中庭を通して聞こえてくる。
職人気質のキッチン家具は、愛でるほどに、使うほどに、素材の本質を感じることが出来る。
天窓から注ぐ光が、顔を洗う時に、朝であることを教えてくれる。
好きな場所で、物語を楽しめる家。
施主であるご家族はご実家を住み継いでおられたが、その家の老朽化が進み、建て替えるに至った。旧家屋は施主のお母様が計画し、中庭と渡り廊下が特徴的な、家族にとって思い入れの深い家であった。
そんな旧家屋の思い出を引き継ぎつつ、広さと遊び心があり、どこにいても家族の気配を感じる家というのが施主の要望であった。
中庭を軸に回遊できる間取りとし、各個室は中庭に向けて窓を計画、隣地からの視線を気にすることなく外とつながるようにした。
玄関から続く長い土間は、外と中をゆるやかに繋ぎ、来客者を気軽にもてなす縁側のような空間とした。
勾配天井が広がるLDKには薪ストーブを設置し、リビングとつながる広いルーフバルコニーでは大人数でのBBQもできる計画とし、大人もこどもも楽しめる遊びの要素をちりばめた。