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設計を担当
間取りは、2DKから1LDKに変更し、バルコニーから入る光を奥まで取り入れるようにしました。水回りでは、トイレと洗面所が分かれていたのを1室にし、水回り全て、お風呂、トイレ、洗面所、キッチンを新しくしました。
部屋の内装は弊社の事務所と同じで、天井と床には自然素材の塗料で塗装し、床には杉の無垢フローリングを使いました。傷がつきやすい杉のフローリングは賃貸用には不向きかもしれないですが、杉の木目や肌触りは内覧をした人には印象が残ると考えました。自然素材を使った部屋を体験してもらえれば、その良さに気づきます。
JR常磐線の北小金駅から徒歩10分強歩く、1974年に建てられたマンションの2DKの1室を賃貸用にリノベーションしたプロジェクト。プロジェクトが始まったのが2015年なので、築41年の物件をリノベーションしました。
賃貸用のリノベーションを始めるにあたり、どうすれば他の物件と差別化ができるか、どうすれば年月が経っても選ばれる物件になるか、そのことを考えました。
需要としては、水回りが新しい方が決まりやすいと思いますが、水回り、特にお風呂はそう簡単に取り替えることができません。ではどこで差別化を計るかといえば、一般的なビニルクロスやクッションフロアの賃貸だと年数が経つにつれて新しいアパートに需要は流れると考え、賃貸であえて自然素材を使った部屋を提案しました。
照明や建具は、以前から使われていたものを再利用して活用しました。建具は昔ながらのガラスが使われており、その建具があるだけで雰囲気が柔らかくなります。
賃貸用のため費用をかけられないということもあり、依頼主と相談し、天井と壁の自然塗料、床張り、床の塗装をワークショップを開催して参加者と一緒にDIYで塗装しました。