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傾斜地に建つ一戸建て住宅。その地下空間、南に向いた62.81㎡のスペースを、趣味の造形美術制作を行うアトリエへとリノベーションしました。立地は緑が多い閑静な住宅地で、住宅としてもアトリエとしても制作に専念できる最適な場所です。
デザインコンセプトは、以下の3つ。
・床は、建築家安藤忠雄氏設計の『光の教会』と同じ仕上げに
・単なる無垢材の床ではつまらない
・壁や天井、梁は無機質なコンクリート打ち放し素地のまま
あえてラフな仕上がりとするために取り入れたのは、杉材38mm厚の建築用仮設材の足場板。床材とするには柔らかく施工性が悪く、暴れてしまうじゃじゃ馬。数か月間、倉庫で寝かせて水分を減らしてから施工しました。
南面のオープンだった開口には、景色をも庭とするために、大開口となる引き分けサッシを新設。天気の良い休日は窓を全開にして子供たちと遊んだり、趣味でもある創作活動を行えば、電球の下でモノ作りをする感覚とは違う発想が生まれそう。無駄な装飾が無く制作に専念できるように配慮し、心地よい森のアトリエが誕生しました。