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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネートを担当
築11年の中古マンションを購入されたM様。広々として窓に囲まれた明るいLDKでしたが、窓が多いため家具のレイアウトが難しい空間でもありました。空間をより有効に、より快適に使いたいということでリフォームのご依頼をいただきました。
間取りは変更せず、水周りはキッチンと洗面をオーダーで製作、壁は漆喰と輸入のクロスで仕上げました。窓の一部を塞いでライブラリースペースを設け、柱が出ている部分を利用してニッチを作ることで、空間のメリハリをつけました。収納力も上がり、お客様がお持ちの素敵なアートや絨毯が映える、素敵なリビングとなりました。
アクセントに使用した海外のクロスとお持ちのアートや家具、アンティークの照明等がよくマッチしています。ぜひご覧ください。
手前の明るいリビングに、正面奥はやや落ち着いたトーンのダイニング。壁面は全体的に漆喰で仕上げて優しい印象です。左手に本が収納されている部分は、元々窓があった部分を塞ぎライブラリースペースとしました。
本棚部分は壁をふかしてニッチを設けました。お客様がお持ちの絨毯とパーソナルチェアを置いた、心地よいライブラリースペースです。
元々天井にビルトインされていたエアコンがあったために、一部天井が下がり圧迫感がありました。そのため、天井のエアコンはやめ、壁面ビルトインエアコンへ変更。すっきりと開放感のある天井となりました。
構造の柱をうまく取り込んで造作したニッチ。壁面上部にはエアコンをビルトインしています。ニッチと一体化させることで、エアコンの存在を感じにくくさせています。
右奥のダイニングの壁面はテシード社の輸入アクセントクロスが落ち着いた雰囲気を演出します。天井のウッドパネルはオスモ塗装。塗装色はクロスや家具に合わせて複数の塗装サンプルを作成し検討しました。掃き出し窓にはナニック社のウッドシャッターを設置しています。
天井にはオイル塗装をしたウッドパネルを貼り、ヌックのような落ち着いた空間になっています。奥の壁に沿って設置したダウンライトが、夜にはアクセントクロスを照らし出します。
お客様が今回の改装時に合わせてご購入されたヴィンテージランプがダイニングルームのアクセントになっています。
既存で使える箇所は生かし、部分的に造作したキッチン。左側は新たに制作したオーダーキッチン、右側は既存収納の本体を生かし、扉のみオーダーキッチンと合わせて制作・交換しました。 コストをおさえながら、使いやすさと見た目の質を上げました。
造作したキッチン。天板は人造大理石です。奥の小窓から入る光が、壁面のタイルの陰影を際立たせます。
シンク上の壁面はタイル張り。ホワイトとアイボリーの2色×4柄で、凹凸のある模様が窓からの光によって陰影が引き立ちます。
綺麗なブルーにピンクの小鳥柄のクロスはWALPAのもの。カーテンはトミタ。可愛らしい色合いの子供部屋です。
輸入クロスならではの綺麗なライトブルーに小鳥柄、その他の壁はアクセントクロスに合わせてた淡いラベンダー色。家具やカーテンとも調和した上質な素材と色合いのお部屋になりました。
淡いブルーをベースにピンクの小鳥柄のクロス。輸入クロスならではの色合いです。
奥様が幼少の頃に使われていたペンダント照明。愛着のある物をお子様のお部屋へ引き継いで設置されています。年月が経ったものが1点あるだけで、部屋の雰囲気に奥行きが出ます。
造作の洗面台は下部がオープンとなっており、畳んだタオルなどを入れられるホテルライクなデザイン。洗面台の正面にはガラスモザイクのタイル、周りは淡いブルーのクロスを貼った、明るくて上品な洗面室です。
向かって右側の壁沿いの扉の中は大容量の収納。玄関正面のニッチには、間接照明を設けており、玄関に入った際に、照らされた絵画が目に入ります。
ニッチの間接照明を点灯した様子。
お客様がお選びになったボタニカル柄のクロスは、他の部屋とは印象を変えて華やかな空間です。