家づくりQ&A一覧

ほとんどの人にとって初めての経験となる、家づくりやリノベーション。検討の初期段階から実施するまでに出会うであろうさまざまな疑問・悩み・不安を、Q&Aという形式で解決するコーナーです。建築家やリノベーション会社、アドバイザーなど、住宅に関するプロたちが回答を寄せています。

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無垢のフローリングに貼り換えるためにどのぐらいの費用がかかるの?

プランニング

2016-06-22 10:13:00 | 3  | 16621

築10年の中古住宅を購入します。予算が限られているのでコストをおさえつつ無垢のフローリングに張り替えたいのですが、下地まで替えないといけませんか?

傷んでなければそれを使いましょう。工事見積でもそうなるはずです。下地があきらかにおかしい場合は、足踏みなどすれば判りますが、補強方法まではフローリングを外さないと判りません。下地が出てきた段階で、施工者と共に確認し(設計者が別にいるリフォームなら設計者にまかせれば良い)、下地のやり直しが必要な個所について追加見積もりを出してもらい、双方理解のうえで工事に入ってもらいましょう。リフォームは解体してみないと判らないことがあるため、新築以上に予備費を持っていた方がよいと思います。

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長く住める家って?

プランニング

2016-06-14 16:43:00 | 5  | 3102

とにかく長く住める家、傷まない家や素材選びとは?

ひとつの考え方ですが、長く住める家は使い続けられる家、手入れしようと思える家、つまり愛着のもてる家ということだと思います。構造だけ強くても、使い勝手が悪ければ使い続けられません。全く手入れをしない家は、悪くなって初めて気づく家とも言えます。日本は地震の多い国です。特に仕上げは、自分で簡単に手入れができる、長く使われているシンプルな素材を選ばれることをお勧めします。

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スキップハウスのメリット・デメリットって?

プランニング

2016-06-14 16:08:00 | 2  | 3053

スキップハウスのメリット・デメリットを教えて下さい。

メリットは, ・それぞれの部屋にある程度独立性を与えつつ,一体感があって動きのある空間が作れること ・旗竿敷地や密集地などでは,各室単独で十分な採光を取ることが難しいため,スキップフロアにして違うレベルの部屋から採光を取るなどの立体的な工夫をすることができること. デメリットは ・何層にも渡っての一体空間となるため,日本では一般的な,各室を単独でエアコンで冷暖房をすることが難しく,家全体を冷暖房する計画にする必要があること ですが,これはうまく計画すれば,ヒートショックを起こさない健康的な家になるメリットでもありますが,設計当初からしっかりした温熱環境計画を行う必要があります. ・竣工後の音遮断は難しいので,どうしても音を漏らしたくないエリアを当初から計画する必要があること. ・バリアフリーにならないため,体調が悪かったり怪我をしたときなど,思わぬ負担に感じることがあること ・ルンバなどのロボット掃除機には向かないこと などでしょうか.どんなプランも長短ありますので,ご自分の生活スタイルと合致するかどうかを専門家とよく話し合うことが重要です.

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頼まない方がいい建築家っているの?

専門家選び

2016-06-14 16:28:00 | 3  | 3497

聞きづらい質問ですが、頼まない方が良い専門家がいれば教えてください。見分け方もあれば教えてください。

出来る事、出来ない事を曖昧にしたり、出来ない事も出来ると言ってしまうような専門家は注意した方がいいと思います。他社はすべて無理と言っている事も1社だけ出来ると言ってきたりするような場合は、理由を明確に聞くなどして、自分が納得できる回答かどうかを確認してみてください。逆に、それは出来ないけれど、こういう方法を取れば出来る。もしくはこの方法のほうが、希望のイメージになると思います。というように、ただ出来ないと言うだけではなく、きちんと代替案を提案してくれるような専門家は信頼できると思います。

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新築とリノベーションのメリット・デメリットって?

はじめに

2016-06-14 16:29:00 | 6  | 3147

新築とリノベーションのメリット・デメリットを教えて下さい。

新築が建売なのか注文なのかで若干の違いはありますが、全て新品でキレイな状態であり、耐震や断熱、省エネなどの住宅性能が現行基準なのが新築のメリットと言えます。 その代わり、間取り以外はセレクト制でしかない注文住宅も多いので、本当の意味でお好みのテイストに仕上げたり、一品一品コダワリのモノで創りあげたい!といった要望を叶えるのは、難しいのがデメリットと言えるかもしれません。 リノベーションは活かすところは活かして、例えば1階を全改装、2階はノータッチなど、手を加えたい箇所だけを工事できるので、コスト的にお安くあげることができますし、間取りも商品も全て自分たち好みに変えることができ、住宅性能も引き上げることができるのがメリットです。 構造上、抜けない柱や壁もあるので、間取りに制限があるのはデメリットかもしれません。それでも、柱や筋交を現し(あらわし:表に見せる形)にすることで解決しますし、それをもデザインとすることも可能です。 また、基本的に柱や土台、梁などの構造体を活かしますが、劣化している箇所は直す必要があるので、事前の調査が重要になってきます。

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リノベーションに向いている間取り、向いていない間取りってどんなもの?

土地・物件探し

2016-06-27 18:41:00 | 3  | 3351

中古マンションの購入を考えています。リノベーションに向いている間取りと向いていない間取りがあれば教えて欲しいです。

大きく間取りを変えたい希望があるならば、田の字型(居室が共用廊下側とバルコニー側に分かれている)の間取りよりは、ワイドスパン型(全居室がバルコニー側に向いている)の間取りの方が変えやすいと思います。水廻りの状況にもよりますが。

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マンションの管理規約って重要?

土地・物件探し

2016-06-14 16:11:00 | 7  | 3094

中古マンションを購入してリノベーションしようと思います。管理規約のチェックポイントを教えて下さい。厳しいマンションではリノベーションの内容に制限(フローリングに出来ないなど)が出ると聞きましたが本当でしょうか?

本当です。マンションによって住まいに対する考え方、制限の内容は異なります。 追い炊き禁止、土間禁止、フローリング禁止、コア抜き(エアコン用の穴あけ等)禁止、温水器からガス給湯器へ禁止など 計画通りできない制限もあります。事前の調整が重要です。

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銀行で希望額、ローンが組めそうにないのだけれど・・・

お金(資金・ローン・補助金)

2016-06-14 15:59:00 | 5  | 3928

ある銀行に相談しているのですが希望する金額が得られず物件購入をあきらめようかと思っています。他の金融機関にあたっても無駄でしょうか?

銀行ローンも金融商品の一つです。借りる方の属性や買う物件によって、条件が変わるし、向いている商品と向いていない商品があります。 また、個人で銀行と交渉するよりも、不動産会社や建築会社を介した方が好条件になる可能性もあります。 まずは不動産会社に相談することをお勧めします。

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物件を探す前にリノベーションプランって立てられるの?

土地・物件探し

2016-06-14 16:10:00 | 3  | 2606

希望のリノベーションプランを立ててから物件を探すことはできますか?

物件ありきなので難しいと思います。最初に理想のものをつくっても実現できるとは限らないためです。最初にプランまで創るのではなく、理想のイメージを伝えてもらう方が良いと思います。

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バーチカルブラインドやローマンシェードって使い道はどんな時に使うのですか?

プランニング

2016-08-23 18:39:00 | 2  | 2521

先日、カーテンを見に行った時に、バーチカルブラインドやローマンシェードのカタログを見ました。どういった時に使用するのでしょうか?またメリットやデメリットがあれば教えてください。

バーチカルブラインドやローマンシェードなどもウィンドウトリートメントの選択肢の一つという意味ではスタイルが違うだけでカーテンなどと変わりはありません。 バーチカルブラインドは言葉どおり縦型のブラインドです。特徴としては横型ブラインドやロールスクリーンなどと同じようにスッキリとはしていますが、無機質で素材的な高級は得にくいです。採光しながら視線を遮るという機能は横型と同じですね。 上下昇降式のローマンシェードは同じ生地を使うカーテンよりもシンプルですっきりと印象を出しやすいかもしれません。但し、シェードにも様々なバリエーションがあり、モダンからクラシックまでいかようにも対応できます。他の生地で切り替えや上飾りとの組み合わせなどテクニックとセンス次第です。単純にカーテンと同じデザインの生地で小窓だけシェードにするだけでも変化を与えられて楽しめるかと思います。

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リフォームやリノベーションでローンを組むための条件が知りたい。

お金(資金・ローン・補助金)

2016-06-20 16:46:00 | 4  | 3020

リフォーム、リノベーションでローンを組むための条件を教えて下さい。または、リフォーム、リノベーションでローンを組めないのはどんな方になりますでしょうか?

条件としては、金融機関が限定される事や、物件購入の際にかかる諸費用を現金にてご用意して頂く事がマストになります。 また、物件の築年数や、担保評価によっても融資の可否の判断材料となります。 それと、お客様の属性や勤務先によっては組めない可能性もあります。 (通常の住宅ローンと同様で、契約社員・派遣社員・自営業・経営者の方は条件が厳しくなります。)

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団地を購入してリノベーションしたいのだけれど、注意点ってあるの?

土地・物件探し

2016-06-14 16:27:00 | 3  | 2690

リノベーション前提で団地を購入する場合に注意する点を教えて下さい。素人が内見する際にも分かるチェックポイントはありますでしょうか?また、設計や施工のプロでないと分からない点があれば教えて頂けないでしょうか?

ぜひ、管理規約は事前に入手して下さい。団地によってはリノベーションの内容に縛りがある場合があるので、できることとできないことが明確になります。古い団地の場合には外周部をまわってもらって、ひび割れがないか見てもらうと良いと思います。 あと、古い団地(とくに35年以上の団地)の場合には配管が階下の部屋の天井裏にある場合があるので、これは注意が必要です。下の階に住んでいる方に工事の了解をもらって工事を行うことはとても難しいと思います。この場合は配管の位置が決まってしまうので、それを前提に計画を立てる必要があります。このあたりはプロに相談したほうが良いと思います。

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中古戸建物件を買う時のチェックポイントって?

土地・物件探し

2016-06-14 16:33:00 | 3  | 3552

戸建物件を購入しリノベーションを考えています。戸建購入の際に、必ずチェックしておくべき箇所はありますか?

戸建の場合は設備配管は比較的変更しやすいため、まず構造のチェックが一番重要です。耐震性は、築年数からも類推できますが、地盤や基礎の状態をチェックすべきでしょう。扉やサッシが閉まらない、床がへこむ 場合も構造のゆがみと直結している場合もあります。既存住宅インスペクション(診断)資格のある専門家に見てもらうのもお勧めです。

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コーポラティブハウスに興味があるんだけど、注意点ってあるの?

はじめに

2016-06-14 17:41:00 | 2  | 2680

コーポラティブハウスに興味があります。分譲マンションの購入や中古マンションを買ってリノベーションするのと比べて注意点は何でしょう?

コーポラティブハウスは、参加者を募集して建設組合を結成し、建設組合が設計や工事を発注する事業主体となる方式です。 ですので、参加者が集まらなければ建設組合は結成されず、いつまでたっても事業がスタートできず完成がいつになるか分からない、場合によっては事業自体が中止になってしまう可能性があるということが一番のデメリットだと思います。 また、完成までに総会を何度も行い、建物の仕様や管理規約等を決めていきますので、それを手間と考えるとデメリットですが、そういう行為を重ねることによって参加者と仲良くなり、通常のマンションではないコミュニティーが形成されていきますので、それはコーポラティブハウスのメリットでもあります。 実際はコーディネート会社が間に入りますので、参加者たちだけで何かをしていかなければならないということはなく、コーディネート会社の指示に従って進めて行けばそんなに手間になることはありません。 但し、通常のマンションは出来上がったものを購入するのですが、あくまでもコーポラティブハウスは参加者(建設組合)が事業主体となり建設を進めていきます。 設計・建設段階では何かとトラブルや思わぬ事態が発生することもあります。 もちろん、コーディネート会社がきちんと対応してくれますが、最終判断は参加者が行う必要がありますので、そのあたりの覚悟は少なからず必要です。

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外装のメンテナンスについて知りたい。

保証・メンテナンス

2016-06-22 10:05:00 | 2  | 3474

新築竣工後の外部のメンテナンス方法やその時期について教えてください。 ※例えば、木造サイディング仕様や、RCのコンクリート打ちっぱなしの場合など

サイディングの場合 まず地震の揺れに追従できるものを選定してください。 ジョイント部分のシール材の性能は、5年長くて7年と考えてください。長くても10年経ったらシール材の打ち替えが必要です。 RC打ち放しの場合  打ち放し面に施す撥水剤の仕様によっても異なりますが シラン系の場合 2年 アクリルシリコン系 5年〜7年 フッ素系 10年 打ち継ぎのシール材 5年〜7年

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リフォーム・リノベーションの時に、手持ちでいくら持っておけばいいの?

お金(資金・ローン・補助金)

2016-06-27 18:35:00 | 2  | 7196

リフォーム・リノベーションを行う場合に、手元にどの程度の資金を用意しておけば良いでしょうか?

規模や仕様によって大きく変わってくると思います。ただ、どれくらい資金が必要かよりも自分たちの理想の暮らしはどのようなもので、現在どれくらい資金を用意できるか、というところから考えて計画の優先順位をきちんと考えていく方法がいいと思います。

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土地や中古物件を探すのは地元の不動産屋の方が良いの?

土地・物件探し

2016-06-14 16:11:00 | 3  | 3535

土地や中古物件を探す際は、やはり地元の不動産会社のほうが有利でしょうか?

今やネット社会となり、不動産情報はネットの中に溢れています。その為「物件を探すことだけ」ならば自分でも出来てしまう時代です。しかし、ネットに掲載しているその物件が「良い物件か否か」は地元に精通したプロでないと判断できないのではないでしょうか。その地域の特徴や相場、細かな利便性は遠方の不動産屋さんでは知ることのできない情報です。やはり「地域をよく知る」不動産に精通した会社にお願いすることは大事な要素だと思います。

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新しい住まいを考えた時って、今の生活に見合った資金計画を計画した方が良いの?

お金(資金・ローン・補助金)

2016-06-14 16:12:00 | 4  | 2935

現在、家賃15万円の賃貸アパートに住んでいます。生活水準を下げたくないのですが、同程度の返済で済むような資金計画にしたほうがよいのでしょうか?何から考えたらよいのかわからず困っています。

月々の支出と年間の支出の両方を確認しつつ資金計画を立てられるのが良いかと思います。 マンションを購入されると、管理費や修繕積立金などローン返済の他にも月々支払うべきお金が発生しますので、それらの合計支出と今の家賃とを比べられた方が良いかと思います。 また、新耐震の不動産を購入された場合は、その他の適用条件を満たせば、住宅ローン減税を受ける事ができますので、このことも月々の支払いとは別に確認されるのが良いでしょう。 つまり、住宅ローン減税によって所得税が控除される(控除しきれなかった分は住民税から控除されます)ので、月々の支払いが若干今よりも高くなったとしても、年間で考えた際には減税分を考慮することによって今と同等になるというケースも考えられます。 お金の事は、住宅ローン以外の事も含めて総合的に考えて頂いた方がよいと思いますので、より具体的に生活の支出を検証されたいという方は、まずはフィナンシャルプランナーなどにご相談されるのも良いかと思います。

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