ひとつの考え方ですが、長く住める家は使い続けられる家、手入れしようと思える家、つまり愛着のもてる家ということだと思います。構造だけ強くても、使い勝手が悪ければ使い続けられません。全く手入れをしない家は、悪くなって初めて気づく家とも言えます。日本は地震の多い国です。特に仕上げは、自分で簡単に手入れができる、長く使われているシンプルな素材を選ばれることをお勧めします。
素材は必ず痛んだり変化するものです。
痛まない家というよりも、経年変化を楽しめる家という付き合い方をおすすめしたいと思います。
自然素材は手間がかかったり、変化が大きい印象がありますが、長期的には耐久性を持っていたりします。
ぜひ手を加えたり、変化することを楽しんでみてください。
傷まない家とはどのようなイメージをお持ちでしょうか?メンテナンスフリーな家でしょうか?
長く住める家とは、手間がかからない家のことではありません。
むしろ、無垢材や珪藻土などの天然素材のものを採り入れた暮らしには、家に対して手を加え続ける意識を育ててくれ、結果として長く住める家に自ら仕立てていくものだと考えています。
そのため、素材選びには自らが気に入り、愛着の湧くものを選定していくことをお勧めします。
傷まない素材というモノは存在しませんので
無垢材や、自然素材などを中心に素材を選び
経年劣化ではなく“経年変化”を愉しめる
長く愛せるお住まいづくりをオススメいたします。