2016年07月25日
新耐震基準導入前のマンションの耐震性を調べる方法ってあるの?
新耐震基準の導入以前に作られたマンションについて、新耐震基準に適合しているかを調べるにはどうすればよいですか?
管理組合もしくは管理事務所に通常は竣工図または建築確認が保管されているので確認することができます。もしくは売主の不動産屋さんでも確認できます。
構造計算書を入手し専門家に診てもらうことが良いと思います。古い物件では、なかなか難しいと思いますが。
現地調査を含めた耐震診断を行えば、より正確な適・不適が分かります。
相談窓口は下記の国土交通省HPを参照してみてください。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071129_2_.html
まずは、不動産屋さんに頼んでマンションの管理組合に耐震診断等を行っているかどうかを確認します。旧耐震であっても診断を行われていない理由はいくつもあります。
・耐震診断の費用がない
・診断の結果改修が必要とされたとしても耐震改修の費用がない
・必要な耐震改修の内容が物件の資産価値を下げる可能性がある
(部屋の面積が減る・開口部の採光が落ちる等)
・診断の結果が出て、資産価値が落ちるのを懸念している
上記の理由で、診断自体を行っていないことも多くあるのが現状です。
そういった場合は購入者側からは建物の耐震性を調べようがないのが本当のところです。
かといって、すべての物件が耐震性がなく、悪いとは言えません。
これまでの震災の時の補修の履歴等を確認の上、建築されて数十年問題なくそこに建っているという実績を評価するという考え方もあります。