2015年05月18日更新

リフォーム・リノベーション(その他) , 注文住宅(その他)

もう単なる装飾資材なんて呼ばせない!格子やルーバーの使い方を解説

数ある建築パーツがあるなか、格子やルーバーと呼ばれるものにスポットを当ててみたいと思います。
格子やルーバーは、簡単に言えば装飾材の一種です。間仕切りの仲間とも言える格子やルーバーは、壁がその代用を果たしてくれるものだとも言えるでしょう。それでも近年、格子やルーバーは代用の効かない唯一無二の存在になりつつあります。例えば目隠しの役目の外装ルーバーは、カーテンがその代用をつとめてくれそうですが、カーテンでは果たしきれない役目を持つことが知られつつあります。格子やルーバーについて、もう少し詳しく事例を当たってみることにしました。


木組み(格子、ラティス)を間仕切りに見立てたものをヨーロッパでは「シノワズリ」と呼ぶそうです。寝室群(主寝室と将来の子ども室)とLDを分断するため、ここ日本では「間仕切り格子」でもある「シノワズリ」を効果的に使っているのがわかります。

シノワズリの香 (リビング1)

ここは「シノワズリ」ではなく、日本の格子建具が使われています。子ども室との境目にもこの建具を使います。

シノワズリの香

木製格子の仲間にルーバーがあります。ちょうどこの現場で使われているのがルーバーです。

「光の居処」-目白台のリノベーション- (玄関)

ルーバーは室内造作だけではなく、建物外部にもよく使われます。羽板の角度によって光や風を調節できます。ここではワークスペースの半目隠しがわりにルーバーを使用していますね。

「光の居処」-目白台のリノベーション-

この現場は外部にルーバーが多く使われており、外観の特徴になっています。外装ルーバーは、天然木ならウエスタンレッドシダーなどの雨に強い樹種が選ばれていましたが、ここ数年では人口木なども出てきています。張り方も、ここのように縦張りと横張りがあります。

南流山の家 (外観1)

建物の中の小上がりに使われている格子の造作建具です。やはり室内に使う場合は天然木が良いように思います。ただ形状が落ち着くまでは、暖房によってすぐ反り返りますので、何度も建具屋に来てもらわなければなりません。

南流山の家

ここの家は玄関収納のほか、和室に向かう戸も格子が使われています。特に玄関収納部分は施工範囲が大きく、費用も張るのではないかと思います。

和楽3層住宅 (和のテイストに包まれた玄関ホール)

こちらの建具は木の色目を変えています。框部分には引き出し収納も見えますね。

和楽3層住宅

現場はRC造の建物ですが、内装には至るところに木質素材が使われています。特に地階の副室は扉、カウンターなど木が多く露出しており、基盤のコンクリートとよく似合っています。

MKR [地下2階地上2階の家] 自邸 (階段側から見る副室)

外観に目をやると、木質製目隠しルーバーが住宅のプライバシーを守っているのがわかります。杉並にある住宅密集地ですから、その効果は絶大のようです。

MKR [地下2階地上2階の家] 自邸

屋根付きのウッドデッキテラス。注意してみると、上空も強化ガラスが掛かっており雨雪を凌げます。洗濯物を干すのに最適でしょう。ここにも目隠しルーバーが使われています。

中百舌鳥の家 (ウッドデッキテラス)

屋根付きのウッドデッキテラスの光が居室に抜ける様子がわかります。また吹き抜けを通じて入ってくる光も混ざり、日中の明るさが確保されています。それにしても目隠しルーバーのおかげでプライバシーは完全に守られます。

中百舌鳥の家

和室の格子建具(三枚引き戸)が白く光って浮きあがります。夜間、ホールの明かりを落とすとそのように見えるのです。

中百舌鳥の家

どちらかと言えば、建物の重厚さが勝った住宅ですが、エントランス部分に木製格子飾りが取り付けていて、訪れる人をほっとさせます。

N8-house「Ⅲ-BOXの家」 (外観)

ルーバー越しには来客用の駐車スペースがあります。そして、右手にはこの家のプライベートゾーンとも呼べる中庭テラスが広がっています。家族団欒のひと時です。

N8-house「Ⅲ-BOXの家」


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