2018/12/18更新0like874viewC.O.Barry

伝統の意匠・格子を現代の住まいに活かすには

有名な建築家が好んで採用するくらい、新しい使い方もできる格子。現代の住まいに取り入れるために参考になる事例をご紹介します。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

格子とは

格子は、日本古来の木組みの技術でつくられる意匠です。線だけのシンプルな構成なのに、建物の外観や室内空間の凜とした表情を引き出し、豊かな格調を演出する不思議な部材でもあります。

格子の起源はとても古く、平安時代の初期、寺院建築に使われるようになって広まったといわれています。

建物の外側に格子を用いる

まずは外観に格子を用いた事例がこちら。

垂直方向のラインで構成した「竪(たて)格子」と呼ばれるデザイン。
道路に面した側を格子で覆うことで、プライバシーを確保しています。格子なので、日差しや風はしっかり入ります。
前衛的なモダンデザインの外観に格子を取り入れました。違和感なく溶け込んでスタイリッシュですよね。
玄関の前に格子を設けて目隠しに。奥の生成りの格子は引き戸の玄関ドア。このように格子デザインは、和風・洋風いずれの外観にもよく似合います。
アプローチに設けた門扉がわりの引き戸と、玄関扉を格子デザインにしています。統一感があってきれいですよね。
このような正方形のマス目ができる格子を「木連れ(きづれ)格子」といいます。
鉄筋コンクリート造の建物と木素材がぴったりとフィット。植栽した中庭との調和にも配慮しています。
水平ラインの格子を「貫(ぬき)」といい、竪格子とは異なる趣が楽しめます。

こちらは、格子を障子として庭に面した開口部にしつらえた事例。
障子は目隠し、日除け、防寒などさまざまな機能がある優れた建具です。

室内空間を格子で柔らかく区切る

格子デザインは室内でも活躍します。

こちらはマンションをリノベーションした事例ですが、手前側の玄関ホールと奥のリビングを区切る間仕切りを格子戸として、薄暗くなりがちな玄関ホールまで明るさが入るように工夫しています。
リビングと洋室との間仕切りに格子戸を採用した事例。

空間を区切っていながら気配を通す。視線は適度に遮るけれど完全には閉じていないから、どちらにいる人もつながりが感じられる。同時に、部屋全体が「和」の落ち着きで満たされる。

格子の利点を存分に活かしています。
格子の用途は建具に限りません。さまざまな使い方ができる部材です。

壁や天井に木の格子を張り巡らせたこちらのリノベーション事例は、和とモダンが融合した素敵な風合いの空間を実現しています。
木に囲まれて、なんだか森の中で過ごしているような落ち着いた気持ちになれそうな部屋です。
リビングの吹き抜けに格子をしつらえた事例。

「竪格子」が天井まで延びているため、空間が実際以上に高く見えて開放感たっぷり。上階と下階の間を曖昧に区切り、つながっていないようでつながっているおもしろさを演出します。
ウォークインクローゼットの戸を格子にした事例。

湿気対策などで通気性をよくしようと考えた設計とのこと。奥側の採光から招き入れた光や風が格子を通して廊下まで届くので、住まいの奥まで明るくできる効果が期待できます。
和室を間仕切る格子の候補をあげるなら、代表格の障子は外せません。
正しくは「紙張り障子」といいますが、もともとは平安時代に登場した「明かり障子」が起源。外部の明るさを採り入れるために考え出された建具です。
日本ならではの味わいが楽しめるアイテム「格子」。建物外観から室内まで、どの場所に使用してもなじんでくれる汎用性の高いデザインです。もちろん、和風でも洋風でもどちらも大丈夫。使い勝手がよくて美しく、さりげなく個性も主張できる格子で、いっそう納得できる住まいがつくれたら嬉しいですね。
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