2017/09/11更新0like15016view水沼 均

リビングを最高の居心地にする間取り・家具レイアウト

リビングは住まいの中心となるもっとも大切な場所です。住まいの中でいちばん親しみやすくてくつろげて、同時にいちばんすてきな場所であってほしいものです。では具体的にどうすればくつろげてすてきなリビングが作れるでしょうか。ここではさまざまな間取り・家具レイアウトの実例を見ながら、リビングの快適化充実計画を練ってみることにしましょう。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

リビングってどんな場所?

リビングは、かつては応接間としての役割が強かったように思います。しかし現代ではよりカジュアルな、家族のための場所としてしっかり定着してきました。リビングにはフォーマルな家具を置くばかりではなく、リラックスした居心地の良さもぜひ作り出したいですよね。

下の写真のリビングでは、カジュアルなベンチソファとともにコタツまで置いて、親しみやすい楽しさをもたらしています。

床に座るリビングも楽しくて親しみやすい

リビングと言えばソファが定番に思えますが、実際にはよりカジュアルなリビングだって大いにありです。たとえば昔の日本の茶の間のように、床に直接座って過ごす床座のリビングを作るのも、とても魅力的なことです。

最近はフローリングの床が全盛となりましたが、下の2枚の写真のように、座の中心にラグマットなどを敷いて床に直接座れるようにすると、とても居心地が良くて家族が集まりやすい場ができあがることでしょう。
また下の2枚の写真のように、ラグマットの代わりに置き畳を用いる方法もあります。畳はデザインを工夫すると、洋室にもとてもよく似合うのです。

リビングとダイニングとの位置関係でイメージはガラリと変わる

リビングはダイニングと一室で作られることが多いですが、お互いの位置関係は大変重要です。家族がリビングとダイニングに分かれて過ごすことも多いからです。このとき、互いが背を向け合ってしまわないように家具配置を工夫してみるとよいでしょう。

下の写真は大変優れた例です。ソファ、ダイニングテーブル、キッチンカウンターの3つを、お互いが背を向けてしまわないように実にすてきに配置してあります。
下の例も優れています。細長いLDKですが、3者が自然と向かい合って気配を共有できるように、とても注意深くレイアウトしてあります。同時に、どこからでも外の景色を正面に見られるという大変な力作です!
また下の2枚の例のように、リビングとダイニングの間に庭を挟んで柔らかく分けると、お互いの個性がはっきりと輪郭づけられて、独特の楽しさが生まれてきます。限られた面積のLDKであっても、このように作ると実際よりもうんと広々と感じられます。

天井高を変えて居場所の個性を作る

リビングとダイニングは同じワンルームであっても、天井高を変えるだけで2つの場所の個性がとても引き立ってきます。

下の3枚の写真はいずれもリビングの部分だけ天井を高くして、リビングの個性や魅力を強調しています。
カキザワホームズ「グレーとホワイトの家」

段差を設けて居場所の個性を作る

また同じワンルームであっても、リビングとダイニングの間に段差を設けて、お互いを引き立て合うという手法もあります。下の例は庭から離れたダイニングの床をリビングよりも高くすることで、ダイニングからのリビングと庭の見晴らしを絶妙なものにしています。
また下の写真では奥のリビングが高くなっていますが、これはリビングとダイニングで座っている人同士の目線の高さを揃えるという効果を持っています。リビングのソファの方が座面は低いため、そのぶん床を持ち上げると両者の目線が揃って会話ができやすくなるのです。住まいのデザインって実に奥が深いですね!

柔らかく仕切って居場所の個性を作る

リビングの周囲のさまざまな場所を壁などで柔らかく仕切ることで、それぞれの場所の魅力がグッとアップしてくれます。

下の2枚の写真ではピアノ室や和室などをリビングから柔らかく仕切って、とてもすてきな小部屋に仕上げています。場所の明るさも絶妙に異なって、なんともすてきですよね!

テレビの置き場所を工夫して家族をつなぎとめる

リビングには必ずと言ってよいほどテレビが置かれます。せっかくですからテレビが観やすいように家具を配置したいところですが、ここで注意するべきは、テレビの位置を意識しすぎてしまうと、ついついソファなどが他の家族の居場所に背を向けてしまう点です。

下の3つの写真は、いずれも家具とテレビの位置に注意を払って、家族が背を向け合ってしまわないように工夫した例です。こうした大切な工夫があってこそ、リビングは家族の集いの場としての役割を果たせるのです。

窓を工夫して外との関係を充実させよう

リビングをより魅力ある場にするために、窓の工夫は欠かせない重要な要素です。特に、庭や景色とのつながりをどう作り出すかがとても大切です。

下の写真はリビングの壁を一面にテラス窓にして、屋外のデッキに向けて開け放てるように作った例です。天気のよい日にはリビングの場は外まで思い切り張り出して、屋外の快適さと一体の存在になることができます。
フリーダムアーキテクツデザイン「CASE 495 | 舞台の家」
こちらは2階にリビングがある例です。大きなテラス窓が外の景色を縁取るように切り取って、絵画のように見せています。
そしてこちらは複数のピクチャーウィンドウを設けて、外に見える桜並木を見事に切り取ってリビングから楽しませてくれている例です。
また下の例では、2つのピクチャーウィンドウが街の景色や空を切り取って見せてくれています。まるで壁に飾られた絵画のように、景色が部屋の一要素になっています。
小さな居間でも窓を工夫することで、広々と楽しい雰囲気を得ることができます。下の例では絶妙に配置されたピクチャーウィンドウが、街や木々を美しく切り取って見せてくれています。
リビングは住まいの部屋の中でも、おそらくもっとも語るべきことの多い部屋でしょう。ここではSUVACOで見られる約15,000余りのリビングから魅力を探ってみましたが、実際にはリビングのキャラクターや魅力は1軒1軒の住まいで大きく異なってくるはずです。ぜひ、あなたのご一家だけのかけがえのないリビングを育ててみてください。
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この記事を書いた人

水沼 均さん

建築設計の学校で長年教師を務め、大勢の生徒さんと接してまいりました。年齢、経歴、そして住まいへの思いも大変多様で、他では得られない貴重な経験ができました。その経験を生かして、豊かな住まいづくりに役立つような記事をたくさん書いていきたいと思います。

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