人々のライフスタイルが変化するにあたり、家に対する価値観も変わっています。ずっと住み続けるための一生に一度の買い物!というのではなく、購入しても臨機応変に住み替えを検討する方も増えてきました。賃貸のような気安さと、自分にぴったり合う家のいいとこ取りができるリノベーション。では住み替えを視野に入れたリノベーションの場合は、どのような点に注意しておけばいいのでしょうか。事例とともにご紹介します。
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こだわりは最小限に シンプルでとっつきやすい内装に
予算をかけすぎない
売るにしても貸すにしても立地は重要!
管理体制、修繕計画などをチェックしよう!
実際に住み替えたひと
こだわりは最小限に シンプルでとっつきやすい内装に
自分たちのこだわりをあれもこれも詰め込みたくなるリノベーションですが、あまり奇抜すぎない方が将来住み替えが楽かもしれません。売却するにしても賃貸に出すにしても、自力で二重ローンを払わなければいけない期間は少ない方がいい、できればない方がいいですよね。であれば、こだわりが強い家ほどぴったりくる人を探すのが大変になります。
こちらの事例では、将来の住み替えのため内装をシンプルに仕上げています。シンプルな内装は家具でスタイルを変えられるので、インテリア好きな施主さんにはぴったりです。
とはいえ、こだわる部分はしっかりとこだわりました。特注のドアや、手持ちの北欧家具に合う少しくすみが入ったブルーの塗装。シンプルさとこだわりのバランスをとることで、予算を抑えつつ、満足のいく仕上がりになりました。
こちらも既存の間取りを生かしつつ、長く愛されるシンプル空間にリノベーションされた事例。過ごす時間の多いリビングは広く、明るく。使いやすいよう玄関は広めに。人気のアイランドキッチンとたっぷりの収納。センスを感じつつ、色々な方に愛されるモテ要素もたっぷり入っています。
予算をかけすぎない
こだわり過ぎないに通じる部分ですが、自分に必要なものを取捨選択して予算をコントロールできるのがリノベーションのいい所です。内装にいくら予算をかけてこだわっても、その分将来多高く売れるということはなく、建物の資産価値に依存するのが普通です。どうしても予算をかけたい部分に賢く投資できるよう、必要なものを見極めておきましょう。
こちらの事例の施主さんはコンクリートむき出しなどの個性的なインテリアもお好きでしたが、将来の住み替えを考え標準的な内装にされたそうです。ネイビー、ブラック、ダークブラウンが映える大人の空間です。自分に必要なものを考えることは、予算のコンパクト化にもつながります。
売るにしても貸すにしても立地は重要!
人気物件の条件のひとつは利便性が高いこと。やはり駅近にこだわる方は多いです。
こちらの事例は東京都文京区、「御茶ノ水駅」からほど近いロケーション。将来SOHOにされることをご検討で、デスクや書棚が造作されています。立地やシンプルな間取りから賃貸に出しても人気が出そうです。
管理体制、修繕計画などをチェックしよう!
こちらはそもそも中古物件を買うときに必要なことですが、きちんとした管理体制がとられているのか、建物の耐震性はどうなのか、修繕は計画、実行されているか、構造的にどこまでなら間取りを変更できるのかなどの確認が必要です。
長く住み続けられる住宅には、丁寧で行き届いた管理が必要不可欠です。自分だけで確認するのが難しい場合は不動産屋さんや建築家さんなど信頼できるパートナーに力を借りながら確認してください。
こちらの事例の施主は住み替えを見据え、立地と第一印象を第一に物件を探されたそうです。見つけたのはヴィンテージ感のある格好いいマンション。経年が古さという印象になるか、ヴィンテージな高級感になるか、管理体制の差で変わってしまいます。
実際に住み替えたひと
最後に、実際に住み替えた方の事例をご紹介します。
こちらは、広い部屋を求めて以前住んでいた部屋を賃貸に出し、新しく物件を購入されたご夫婦。新しい住まいは94平米、LDKにいたっては26畳もある広さです。ゲスト用と家族用の2つのトイレ、空間を贅沢に使った個室やサニタリールーム。快適な暮らしができる納得の2軒目を手に入れました。
ちなみにリノベーションを手がけたのはどちらもブルースタジオ。信頼できるパートナーに出会うことも住み替えには重要な要素ですね。
今の自分にぴったりと合い、合わなくなったら住み替える。色々な生き方が考えられる現代は、理想的な住宅のかたちかも。賢くリノベーションされた事例集、ぜひ参考にしてみてください!
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