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設計、監理を担当
わずか44m2(13坪強)の小さな住宅のリノベーションです。
増築不可の制約の中、既存の離れ建築38m2でいかに快適に暮らすことができるのかを考え抜きました。家族構成はご夫婦+小さなお子さんの3人暮らし。
限られた予算の中から工夫を凝らした快適で居心地のよい住宅で暮らしたいということ、ログハウスの雰囲気が好きであること、外とのつながりを持ちつつ、時に屋外で食事をしたり菜園作業をして暮らすライフスタイルを望まれていました。そして願わくば蒔ストーブがほしい、とも。
その全てを実現させることができました。
13坪ほどの狭小住宅ですので、いくつかの「狭さを感じさせない工夫」を無理なく設計に落とし込みました。例えば、動線をコンパクトに居場所を兼ねること、天井を取り払い一部を上下2層に分けてロフトとして空間を拡張すること、ワンルームのように空間がつながること、積極的に外部とつながることで奥行を伸ばすことなど、狭いながらに伸びやかに様々な居場所を持つ住宅となっています。
お引越し後、狭さを感じますか?という質問に対して「全く感じないですし、快適です。」とコメントいただきました。上手に住みこなしていただけて嬉しい限りです。
中央部に鎮座する念願の蒔ストーブもとても素敵で、ご主人施工のDIYレンガタイルの壁面とマッチしてさながら山小屋のような雰囲気になっています。
お引越し後に何気ないお話の中で「宮本さんだけが現況の離れの状況をみて『わくわくしますね』と言ってくれたんです。」と伝えられたことが印象に残っています。度重なる見積調整や設計アイデアの出し合いが途切れない1年間でしたが、最後までお互いこういったわくわくを持って挑めていたのだろうな、と思えるエピソードです。