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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
20年以上お付き合いのあるご夫妻からのご依頼で、今までは倉庫として使われていた建物を、高齢になられた夫婦の終の棲家にリノベーションしました。
奥様がインテリアコーディネ―ター。ご主人が骨董品のコレクター。お二人の収蔵品を見て楽しむという、ある意味優雅な趣味のお二人が羨ましい限りです。
1階はご夫婦の生活スペース。
通り土間があり、縁側からリビングに上がるようになっていて、大きな1LDKの場を作り出しています。
床は杉の板を貼り、タイルはモザイク。照明器具は奥様のコレクションの中から選んでいます。
縁側の雪見障子は50年以上を経て使われています。
なかなか寸法的に収まらず、色々と苦労はありましたが、見事に馴染んでいます。
2階はご主人の趣味の部屋。
ここはべニア合板を突き合わせで貼っただけの仕上がりで済ませています。
これは弊社も初めて施工する仕上げで、目違いが起きないか少し不安は残りますが、ご主人は和風庭園を見下ろしながら満足そうに骨董品を愉しんで居られます。
ダイニングテーブルのないリビングキッチンなので、キッチンに秋田杉の銘木を使った一枚板のカウンターを造作しました。
改まった玄関はなく、土間からLDKへ自由に出入りできます。 母屋の雪見障子を再利用。
壁一面に造作したタモ材の家具は、ご主人の骨董品ギャラリーに。
奥まったLDKに自然光を届けるため、リビングの頭上に大きな吹抜けを作りました。
2階はご主人のギャラリースペース。 壁や天井の仕上げはシナ合板で。 ダクトレールを設置し、好きな位置にスポット照明を取り付けられるようにしてあります。