2018年09月06日更新

インテリア(その他)

これだけは知っておきたい!プロが教えるブラインドの選び方

あなたは自宅の窓に、どんなウィンドウトリートメントをしていますか? ウィンドウトリートメントとは「窓周りの装飾」を意味し、カーテン、シェード、ブラインド、ロールスクリーン、プリーツスクリーンなどが挙げられます。中でも、機能面&インテリア面ともに最近人気なのが、ブラインド。今回はブラインドの種類・特徴・効果についてご紹介します。


ブラインドってどんなイメージ?

ブラインドと聞くと、どんなイメージを描きますか?

一般的な答えとして多いのが、オフィスなどで使われるアルミ製の細いブラインド。
そう! 西部警察で石原裕次郎さんが、ブラインドの隙間から外を眺めるシーンに使われているあの種のブラインドです(笑)。話が古くて分からない方はごめんなさい。

ちなみに最近のドラマでは、細いアルミのブラインドではなく、ウッドブラインドになっていることも。
時代によりインテリアが変わる一例ですね。


ちょっと話が逸れましたが、その他のブラインドのイメージは……。

「冷たい感じがする」
「家に取り付けたイメージが想像できない」
「ブラインドを選ぶメリットが分からない」
「どういうインテリアに合わせるか分からない」
「壊れやすいんじゃないの?」
「上げ下げするのが大変なんじゃ?」
「ほこりがたまりそう」

などなど。

ブラインドのイメージは、まだまだあまりよくないのが実情です。
でもこの記事を読んでいただければ、ブラインドに対する考えが変わるかも!


ちなみにブラインドを大分すると……。
横型ブラインドとバーチカルブラインド(縦型)の2種類があります。


▮横型ブラインド(写真はウッドブラインドを枠内につけた例)

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▮バーチカルブラインド(縦型ブラインド)

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今回は横型ブラインドに焦点を当て、ご紹介していきます。

横型ブラインドの種類・特徴

横型ブラインドには、

・ウッドブラインド
・バンブーブラインド
・アルミブラインド
・ファブリック(レザー)ブラインド

などの種類があります。

ブラインドの羽のことをスラットと呼び、スラットの幅はウッドブラインドで35mmと50mmの2種類、アルミブラインドで15mm、25mm、50mmの3種類があります。


スラットに通している紐を隠し、ウッドブラインドにおしゃれさを演出するものとして、ラダーテープというものがあり、各メーカー15色程用意しています。
ラダーテープの色を、ソファやクッションの色に合わせてリピテーション(繰り返し)すると、空間にリズムが生まれインテリアの質と統一感が高くなります。


▮造作のカウンター材と面材の色をラダーテープにリピテーションした(繰り返した)例

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横型ブラインドの中で圧倒的な人気は、なんといってもウッドブラインド!
ウッドブラインドは、選ぶ色や質感によって幅広いインテリアに合わせられるため、インテリアにこだわる人にはぴったりなんです。

たとえば、木の質感を活かしてぬくもりあるナチュラルテイストや、スラットの直線ラインを活かしたモダンテイストのインテリア。
またエイジング加工されたウッドブラインドもあり、このところ人気の高い西海岸風テイストや、ビンテージスタイルのインテリアにも合わせることができます。


バンブー(竹)ブラインドはウッドブラインドのように見えますが、ウッドより価格がリーズナブルで、軽いのが特徴です。
色が薄いスラットのものを近くで見ると、竹の継ぎ目や質感を感じることができます。


▮モダンテイストに合わせたウッドブラインド

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▮西海岸テイストに合わせたウッドブラインド

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▮ナチュラルテイストに合わせたウッドブラインド

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▮アジアンテイストに合わせたウッドブラインド

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アルミブラインドは昔からありますが、メーカーによっては100種類以上のカラーバリエーションが揃っています。

例えば、ベージュやアイボリーなどアースカラーで、幅広のスラットを選べば、オフィスのような冷たい感じにはなりません。
木目柄もあるので、ウッドブラインド程ではありませんがナチュラル感も演出できます。


また、機能的に遮熱コートやフッ素コートされた商品などもあり、お風呂やキッチンなど使用場所によって使い分けると効果的です。

デメリットであげられることが多い、「上げ下げしにくい」「水平に保てない」などは過去の話で、ポール1本で簡単に操作できるようになっています。
(※メーカーや商品によって変わるので、購入の際は確認してください)


種類にもよりますが、価格は横型ブラインドの中ではリーズナブルです。
デメリットとしては、アルミは熱伝導率がウッド(木)に比べて高いため、ウッドブライドと比べると断熱性が低く、窓面からの外部温度の影響を受けやすくなります。
これが室内の温度に影響し、エアコンの利きにも影響を与えるため、長い月日で電気代を考えたらウッドブラインドにした方が安かったということもよくある話です。
また、素材上にもスラットが薄く大きな窓面に設置すると安っぽい印象になるため、選ぶ際は注意が必要です。


▮アルミブラインドを使用した実例①

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▮アルミブラインドを使用した実例②

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ファブリックブラインドは、アルミブラインドとプリーツスクリーンを掛け合わせた商品で、温かみのある生地の質感や風合いを楽しめます。

その他、アルミブラインドを合皮で巻いたレザーブラインドもあり、こちらは書斎や寝室などで使うと、上質で高級感あるインテリアになります。

横型ブラインドの5つのメリット

横型ブラインドの一番の特徴は、やはり、オシャレなこと!
カーテンに比べ自宅では見慣れないアイテムなので、非日常な雰囲気や、カフェのようなインテリアを簡単に作ることができます。

その他、横型ブラインドを取り入れた場合の特徴やメリットをご紹介していきます。


<メリット1>
ブラインドのスラットが水平に伸びることで横手が強調されて、視覚的に広がりを感じられます。
これは窓が横長であればあるほど強調されるため、より奥行を感じられるようになります。


▮横長の窓にブラインドをつけたことで、視覚的な広がりを感じられる実例

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▮空間全ての窓にウッドブラインドを使い、視覚的な広がりを効果的に狙った実例

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<メリット2>
出幅が少ないため(枠内につければほぼない)、窓回りがすっきりして空間が広く感じられます。

通常のカーテンの場合は壁に奥行10cm程のレールを取り付け、そこにカーテンをぶら下げます。すると、カーテンの生地幅や種類にもよりますが、さらに5cm程前に出てきます。
つまり、窓から約15cmほど部屋の内側にカーテンのドレープ(厚手のカーテン)がくることになり、ブラインドの枠内につけた場合と比べ、視覚的な広さはかなり変わってきます。

また、腰窓では窓の枠内に取り付けると、窓の下にソファを置いたり造作のカウンターをつけることもでき、空間のゾーニングの自由度が高まります。
カーテンの場合は一般的には窓枠より10~15cm程下まで大きく作るため、家具などと干渉して窓の下に家具が置けなかったり、カーテンの丈が家具にかかったりということもしばしば。
みなさんもそんな経験が一度はあるのでは?


つまり横型ブラインドは、部屋の広さが限られていたり、さまざまな家具を置きたい場合にも、部屋をすっきり広く見せられる上、家具の配置もフレキシブルにできるということ!
他のメリットを考えずとも、取り入れるメリットは大きいかと思います。

そして横型ブラインドは、窓の枠内につけてこそ最大の効果を発揮します。


▮ブラインドを窓の枠内につけ窓下に家具を置いた実例

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▮ブラインドを窓の枠内につけカウンターを造作した実例

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<メリット3>
コーナーサッシにもぴったり‼︎
コーナーの両サイドに窓がある場合、一般的なカーテンをつけるとレールや生地が重なりせっかくのコーナーが重たくやぼったくなりがち。
横型ブラインドにすることで、すっきりと広がりを演出できます。


▮コーナーサッシにブラインドを合わせた実例

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<メリット4>
ブラインドを全て上げると、借景を取れ入れて開放的な雰囲気に。
横型ブラインドは上げ下げで開閉を行います。高層マンションや別荘など、外からの視界が気にならず景色や開放感を楽しみたい場合は、ブラインドを全て上げるとひと味違う開放的なインテリアを楽しむことができます。

※掃き出し窓はブラインドを上げ下げするまでに少し時間がかかります。例えば洗濯物を干す動線の窓には、ブラインドの取り付けを避けることもポイントです。

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<メリット5>
コードを操作してスラットの向きを変えるだけで、簡単に光の入り方や風の流れを調整できます。
また、道路脇で通行人などの視線が気になる場合も、スラットの角度で外部からの視線もコントロールでき、非常に便利です。
※風が強い日はブラインド自体が揺れますので、注意しましょう。


お部屋を明るくしたい場合はホワイト系のスラットを選ぶと、スラット上で光が反射・拡散するため、部屋が明るくなります。
逆にブラックやダークブラウンなどをのスラットを選ぶと、光を吸収して部屋が暗くなります。
部屋の用途に応じて、ウッドブラインドの色を使い分けるのも賢い方法です。



▮光がより入る角度にスラットが設定されている実例

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横型ブラインドの種類や特徴について書いてみました。
ブラインドの魅力は他にもまだまだあります。まずはご自宅に取れ入れてみてはいかがでしょう。使ってみると、改めて横型ブラインドのよさに気づくはずですよ。

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この記事を書いた人

SOUMEIさん

インテリアコンシェルジュ
インテリアデザイン事務所・大手家具店・イタリアブランド家具店・大手ハウスメーカーにてインテリアデザイナーを経て2018年6月に建設株式会社にてインテリア事業を立上げる。
インテリアコーディネート事業を柱に、仕様打合せ事業・物販事業・リノベーション事業・ホームステージング事業・インテリア講師・インテリアライターを行っている。
ブログ・インスタ有

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