忙しい現代人にとっては、理想の睡眠時間を確保するのは難しいもの。そこで重要になってくるのは、睡眠の質。質を上げることで、日中の体のコンディションが格段に変わってきます。ぐっすり眠れ、朝の目覚めスッキリ!質のよい睡眠をとるためには、どんな寝室にすればよいのでしょうか。
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寝室で日常的にとる行動とスペースを考える
ベッドのサイズを吟味しよう
自分に合った寝具を選ぶ
カラーコーディネートで視覚的に安らげる空間に
灯りの効果を取り入れる
ヘッドボードで理想の雰囲気に
寝室で日常的にとる行動とスペースを考える
まずは、生活に必要なスペースや家具を把握しましょう。
というのは、ベッドのサイズが大きすぎると、家具や壁との距離が取れず、ベッドに入る際の通路幅が確保できません。また、ベッドのすぐ横に家具があると圧迫感があり、ゆったりとした気持ちで眠りにつくことができません。
なるべくゆとりあるスペースを確保するためにも、ベッドで眠る以外の生活に必要なスペースや家具を考えておきましょう。
たとえば「寝る前にベッドで読書をしたいから本棚が欲しい」「大きなものを寝室に収納したいからベッド下収納が欲しい」など、寝室で日常的にとる行動と、それに必要なスペースを計算しておくことは、快適な寝室をつくるために必要です。
ベッドのサイズを吟味しよう
ベッドの必要なサイズは、そこに寝る人数によって変わってきます。
また、ベッドは基本的に、一度購入したら長いお付き合いになる家具なので、将来設計を加味することも重要。ベッドのサイズを決めるときは、寝心地、将来設計、部屋の広さをしっかりと吟味しましょう。
サイズを決める際に注意したいのは、ベッド周りのスペースの確保です。
部屋のレイアウトによっては壁にベッドを付ける配置もありえますが、その際は壁との隙間を少し空けることをおすすめします。
というのは、ベッドと壁がぴったりとくっついていると布団がずれ落ちてしまったり、通気が悪くなるからです。
ベッド周りのスペースは、ベッドメイクや荷物を持っていても通れるように、できれば50cmは空けておくのがおすすめです。通りづらいなどのストレスを感じることなく過ごすことができます。
自分に合った寝具を選ぶ
寝室づくりの最大のポイントとなる、マットレスや寝具。
マットレスは硬さに好みがあったり、一人で使うのか二人で使うのか、寝返りの揺れを考慮するかなどの条件で、選ぶものが変わってきます。
合わないものを使うと寝返りしにくかったり、体に負担がかかったりします。まずは販売店で、ベッドに横になってみて、自分に合うかを確認しましょう。
寝具を選ぶときにもうひとつポイントになるのが、清潔を保つことです。
シーツなどをこまめに洗濯できない場合は、予備のシーツを準備しておきます。また、干せないときには布団乾燥機を使用するなど、カビやダニの温床にしないための対策を考えておきましょう。
お手入れに追われずに気持ちのいい寝具で眠ることができます。
カラーコーディネートで視覚的に安らげる空間に
寝室のカラーコーディネートが視覚的に与える影響は大きいものです。眠りにつく前に目に入ってくる色は、質の良い睡眠にも関係してきます。
色が与える印象や効果を考えながら、壁紙やシーツ類・寝室に置く家具をカラーコーディネートしてみましょう。
たとえば、ブルー系は心を落ち着かせる効果があり、気持ちを安らげてくれます。昼間に疲れた頭と心を安定させてくれて、ゆったりとした気持ちにさせてくれます。
ブラウン系は緊張を和らげる効果があります。
家具も木製などで揃えることで統一感が生まれ、大人っぽいリラックス空間を演出してくれます。
グリーンやラベンダーも、リラックスできる寝室づくりにおすすめです。
灯りの効果を取り入れる
心地のよい眠りに誘う効果が高く、リラックス空間を演出してくれるライティング。
間接照明と聞くと難しく感じるかもしれませんが、天井照明のほかにポイントで少し追加するだけで、空間の雰囲気を変えてくれます。
ヘッドボードで理想の雰囲気に
自分に合った好みのヘッドボードを付ければ、雰囲気づくりも寝室での時間もワンランク上のものになります。
ヘッドボードは部屋のアクセントにもなり、インテリアアイテムとしても優秀です。
棚付きのヘッドボードは時計や本の置き場として、また、クッション性の高いものは読書や映画鑑賞の際の背もたれとするなど、機能的に活躍してくれます。
ゆとりのあるスペースと清潔な寝具、リラックスできる空間づくりは、気持ちよく深く眠るためのカギとなります。
睡眠時間が確保できない忙しい日でも、眠りにつくときは心と体を安らげることで、深くぐっすり質のよい睡眠をとりたいもの。できることからぜひ取り入れてみてはいかがですか。