2020/03/15更新6like41552view

著者:hinata

ヌックとは?狭さが心地いい秘密基地の作り方

ヌックとは、小ぢんまりとした囲われた空間のことを言います。子供の頃に、押入れに隠れてわくわく、なんだか落ち着く、という体験をした事が一度くらいはあるのではないでしょうか?あの何とも言えない、包み込まれるような安心感を感じる事が出来る空間を、家の中や子供部屋に設けて、読書やお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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ヌックとは?

ヌックとは、スコットランドの特徴的な建築様式から使われるようになった建築用語です。スコットランド語であるneuk(ヌーク)が語源と言われています。広い空間ではない小ぢんまりとした、「温かくて心地のいい場所」という意味で、家族の団らんの場所を指します。

趣味などに使える小さなスペースや、簡単な食事やお茶を楽しむことができるスペースでもありますが、近年では、わざわざプランするというより、ライフスタイルによって自然と生まれる空間、例えば、LDKの隅の一角や階段の踊り場など、自然に家族が集まってしまうような、不思議と心地よくくつろげる空間のことに使われるようにもなりました。

気づけば家族が集まるって、なんて素敵!家の間取りによって場所やしつらえも様々。どのようなヌックがあるのか、事例を見てぜひ参考にしてください。

階段下を有効活用

階段の下を利用して、兄弟のスペースを作りました。
家にいる時には、いつも集合していそう。やんちゃ盛りの男の子3人、大好きな場所です。
鈴木恵介「はぐみのいえ」
共働きの夫婦と両親が協力して子育てを充実させるための2世帯同居住宅です。
こんな楽しい仕掛けのようなスペースがたくさんある住まいです。
広く間仕切りのないLDKの真ん中に、堂々潔いたたずまいの階段をしつらえています。デッドスペースになりがちな階段下を有効活用してヌックを設けています。
愛犬のためのしつらえは、どこにしようか意外に迷うもの。

せっかくなので、センス良くプランしたいものです。ヌックと言えるか分かりませんが、階段下をくりぬいた場所が愛犬のパウダールームに。
白と黒が基調、デザインもモダンな住まい。
広い廊下の一角、階段下に和スペースを作りました。吹き抜けで開放感のある、大人の隠れ家のようなしつらえです。
小堺文彦「センターコートのある家」

壁の中にニッチをつくる

誰もが、きゅんとなる可愛さ。
ひとり遊びしている姿を、気づかれないようにずっと見ていたい…壁のハシゴを登って潜り込める秘密基地は、間違いなく子供のお気に入りの場所です。
家の形の開口がかわいらしい小部屋。
階段を上がる前に小部屋に吸い込まれてしそう…。椅子を一脚置けば遊び心溢れるヌックの完成です。
子供部屋など、よくどこにベッドや机を置こうか迷ってしまいます。
収納になってしまうような場所にこんなスペースがあれば、そんな迷いも解消されて、部屋もスッキリ。棚と小窓を付けて快適ワークスペースです。

窓辺は最高のリラックス空間

広い階段室って、色々な空間になりそう。
吹き抜けの大きな窓に、外の緑と自然光がまぶしく降り注ぐこの場所!最高の読書スペースです。
エントランスに続く出窓を利用したクローゼットルーム。日の光を浴びながら外を眺め、のんびりリラックスできます。ウィンドウソファや収納は全てオリジナルです。
GLADDEN「【2×4】クローゼットルームのあるエントランス」
各世帯がプライバシーを尊重しつつ、落ち着いて暮らせる二世帯住宅です。1年を通して陽当たりがよく視界が開けているため、玄関横の腰掛スペースはリラックスできるみんなの場所です。

床レベルの変化で落ち着きの空間を

階段を上がったところにあるこちらのスペース。2階よりも床レベルが一段低く、いわば踊り場のような1階と2階の中間に存在する特別な場所です。広々としながらも床レベルの違いによってすっぽりと包まれた感覚になり、落ち着ける空間になっています。
夫婦の住まいの中で必要なのは、それぞれがくつろげる場所。
夫が脚を伸ばすコーナー、妻がゆったりと腰をかけるコーナー、というように、一つの小上がりなのですが、それぞれのコーナーでくつろぎます。
大階段が様々な用途に変化する住宅です。スキップしていることによって生まれる大階段は、時には『棚』『椅子』『机』になります。
フリーダムアーキテクツデザイン「CASE 270 | 『みなみ』の『おうち』」

愛猫のスペースに人も集まる

夫婦と母三人の、程よい距離のある2世帯住宅です。
日当たりが悪かった住まいを、亡き父の「日当たりの良い明るい家に建て替えなさい」という言葉から家づくりがスタート。全ての部屋前にはテラス、さらに猫のためのインナーテラスで明るく暖かい家が完成。インナーバルコニーは、人間も心地よさそうです。
株式会社後藤武建築設計事務所「所沢の住宅」

階段にヌック

片流れの屋根の上方から自然光が入る、細長い敷地に建つ開放感のある住まい。
大きな窓やハイサイドライトからの光も明るく、本棚のある階段も、一度座ってしまったら本を読みふけってしまいそうです。

開放されたヌック空間

土地の建ぺい率の都合から、小さな家を2つ建てました。
2つの建物や、1階、2階の行き来には必ず外小径を利用。近隣の人たちは、海からこの場所に立ち寄って休み、そして裏の小径に抜けていく、家族だけでなく外にも開放された特別空間です。

リノベーションですべてが解決 お気に入りのヌック空間

間仕切りは最低限、家中を気持ちよく風が通り抜ける住まい。
以前の住まいは、広いけれど、ご家族のライフスタイルに合っていない間取りで暮らしにくかったそう。それがすべて解消されて、イメージ通りの壁面収納ベンチ、ヌック空間で過ごす時間がお気に入り。

いつのまにか大好きな場所

おじいさまから譲り受けた家を、耐震補強してリノベーション。
子供たちが小さい間は、できるだけ広い空間のまま、少しずつプライベートスペースも作るよう完成形ではない家づくりをしました。いつでも子供たちの様子がうかがえるよう、キッチン脇に階段をプラン。いつの間にか、キッチンで家事をしながら子供とのコミュニケーションの場所に。

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