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2024/06/09更新|0like|1082view
新築やリフォームの際に、照明プランはとても重要。機能や性能はもとより、空間の印象を左右し、インテリアのポイントともなるものです。ここでは、照明プランを検討する前に知っておきたい基礎知識をまとめました。
照明の種類と特徴
設置方法での分類
照明方法の傾向
LEDが主流に。ランプの種類と特徴
早めの計画がポイント
機器の種類と重なる部分もありますが、設置方法でもいくつかに分けることができます。
照明プランは、間取りや空間の利用方法などによって異なりますが、最近では、「一室多灯」のプランが多くみられる傾向にあるようです。
従来よりみられる、天井に主照明が一灯という「一室一灯」は馴染みのプランですが、単一の光のため単調な印象になりがちです。居室空間には、全体を明るくする主照明と、雰囲気を演出する補助照明などを組み合わせる「一室多灯」プランがおすすめでしょう。
シーンによって、使用する照明を選択できるため、明るさが必要なところと必要がないところで陰影の差をつくることも。空間に奥行きやゆとりを生み出し、演出効果を高めることが可能です。
一般的な住宅で用いられる主な光源は、LED、蛍光灯、白熱灯ですが、現在ではLEDが主流となっています。
LEDは、省エネルギーで長寿命が特徴。蛍光灯や白熱灯よりも少ない電力量で同程度の明るさを確保することが可能な上、取り換えは10年以上。また、コンパクトな形状やデザインの自由度の高さなどもメリットです。昼白色タイプや電球色タイプなどがそろい、調色・調光機能可能なタイプ、人感センサー機能を持つ商品もあります。
白熱灯は、やや赤みを帯びた、暖かく落ち着いた光色が特徴ですが、省エネルギー性は低いのがデメリット。また、多く用いられてきた光源のひとつである蛍光灯は2026~2027年に製造・輸出入の禁止となり、製造中止が見込まれています。そのため、電球や蛍光灯からLEDへの転換は進んでおり、今後はLEDを基本に照明プランを進めることが求められるでしょう。各メーカーからも多様なLEDランプが発売されており、取り入れやすくなっています。
新築やリフォームの際の照明プランは、比較的早めに決める必要があります。照明を含む配線計画を検討するのは、おおよその間取りが決まった頃。実際の家づくりの中では、設計担当者の提案する電気配線図をもとに確認していくことになるでしょう。
間取りをもとに、どこで食事をするのか、読書をするのか、子供が勉強をするのか、ベッドはどこに置くのかなどをイメージしながら検討を。ソファやテーブル、ベッドや机などのレイアウトと一緒に考えることで、適する照明器具の配置、設置場所が明確になるはずです。
電気配線工事は、新築であれば上棟後、比較的早い時期の工程です。追加変更のないように、早めに決定することが大切です。
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