2018/07/15更新0like2277view太田みお

注文住宅が建つまで〜土地探し編【心地よい暮らしのレシピvol.11】

このたび、10年住んだフルリノベ中古マンションから、注文住宅への住み替えを決意。夢のマイホームの完成までの実録を、隔週でご紹介しています。今回のテーマは「土地探し」。家づくりを検討されている方や、進行中の方に少しでも参考になればいいなと思っています。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

土地&物件さがしの条件

前回の記事では、住み替えにあたり、私たち夫婦は家のデザインや機能に対するこだわりが強いほうなので、「中古物件(マンションor戸建て)をリノベ」or「注文住宅を建てる」の2択しかない、となりました。

そこでまず、

●1. リノベーションを前提とした、中古マンションや中古戸建て情報
●2. 土地(更地、古家付き両方)情報

この2つを集める方向で、インターネットで「希望エリア」「沿線」「駅」を絞って検索をかけました。

具体的な希望条件は、

●中古マンションや戸建ての場合=延床面積100平米以上
●土地の場合=28坪以上
●駅から徒歩7分以内

を目安に、予算に合わせて探しました。

土地探しはスピード感が大切

同時に、設計事務所やハウスメーカーについても調べ、相談を始めました。

はじめに相談に行った建築設計事務所A社には、不動産売買取引ができる部署もあり、土地探しから一緒にしてくれることに。
候補地を挙げて提案してくれましたが、思い通りの土地というのはなかなか簡単には見つかるはずもありません。

A社から物件を提案してもらいつつ、自分でもインターネット上の土地や物件情報には目を光らせていたので、別の不動産会社にコンタクトをとり、現地見学もしました。希望エリアや条件を伝えると、公開前の土地情報などを知らせてくれる会社もありました。

ただ、人気の物件は情報公開日に即成約してしまうことも多いので、対応にスピードを要しました。
たとえば、夜23時に未公開物件情報のメールが届き、翌朝10時に待ち合わせして現地を見て、その場で土地購入申込書を書かなければ成約競争に乗れない……というようなスピード感が必要なのです。

土地を買うことは、人生を左右するような巨額の買い物なのに、たった1〜2時間でその決断を強いられるのは、精神的にとても追い込まれますね。


実際、土地探しを始めて1ヶ月が経ったころ。深夜に未公開土地情報のメールが届きました。山手線沿線の駅から徒歩4分の、環境のよさそうな土地でした。

これはぜひ一度見ておこうと、翌朝に現地まで案内してもらいました。すると、実際は希望条件よりもかなり狭い土地だったのですが、都心なのに緑の多い周辺環境にとても惹かれたのです。
そして、不安と迷いを抱えたまま、半ば勢いで土地購入申込書にサインしてしまったのです。

しかし、帰宅してから冷静になって、もう一度図面を眺めてみると、私が希望する広さのLDKを持った家を建てるのは無理、という現実が明白でした。
建築後に始まる日々の暮らしをイメージしたときに、「どうしてもそこは譲れない!」という気持ちが大きくなり、結局、紹介してくれた会社には謝罪をし、申込みを取り消してもらった、ということもありました。

絶対に譲れない点、妥協できる点を明白に

土地探しでは、潤沢な予算があるなどの理由がない限り、「希望通りの100点満点の土地」にはなかなか出会えません。
私のような失敗をしないためには、「絶対に譲れない条件」と「妥協しうる条件」のラインを迷いなくしっかり決めておくことを、強くおすすめします。

「土地は70%満足ならば買いである」という言葉を、何度か耳にしたことがあります。結局、少しの妥協は許容しないと、購入の決断には至るのは難しいのかもしれません。

注文住宅を建てることにしました

さて、冒頭で「リノベーションか注文住宅の2択になった」と書きましたが、結論からいうと、私たちは注文住宅を建てることにしました。

実は、リノベーションを前提とした中古戸建てや中古マンションには、内覧すらひとつも行きませんでした。
というのは、土地探しのため現地を見てまわったり、設計事務所と希望の家の間取りなどのわくわくする話をしているうちに、私たちの中で「注文住宅を建てたい!」という想いがいつのまにか大きくなっていったからです。
また、前回の記事にも書いたとおり、私は平日も週末も自宅兼職場にお客さまを招き入れて、料理教室や料理撮影をしています。
すると、パブリックとプライベートのゾーン分けを考えたときに、マンションよりも戸建てのほうが分けやすいのです。


戸建てならばフロアを分けるなど、建物の階数を使って縦方向のゾーン分けができます。
中古の戸建てもWEB上でいろいろと見て検討しましたが、ピンとくる物件に出会うことはありませんでした。

そうこうするうち、設計事務所やハウスメーカーとの話し合いが重なり、自由設計の注文住宅に夢がふくらんでいきました。

安い土地には、ワケがある

資料を見て「これは!」と気になった7カ所の現地を見学しました。
ところが、「予算」「駅からの距離」「広さ」といったすべての希望条件を揃えた土地には、何かしらの理由がありました。

たとえば、「隣の土地が高い位置にあり、古い擁壁の下に土地が広がっている(意外とこのパターンは多い)」、「すぐ近くに大きな鉄塔が建っている(電磁波はやはり心配)」、「前面道路が狭く、車の駐車や出し入れが難しい」など……。
資料を見て「この土地、よさそう!!」と希望に胸をふくらませても、現地に行くと上記のように大抵ワケあり物件で、そのたびにがっかり……の繰り返し。
希望を譲らないなら、予算を上げざるを得ないという現実を、徐々に受け入れられるようになりました。

結局、土地購入予算を1000万円ほど上げて、選択肢を広げることになりました。
そしてようやく、運命の土地に出会ったのです!

運命の土地に出会う

その土地は、最寄り駅から徒歩3分(近い!)、そして2面が道路に接している、古家付きの約30坪の土地です。

まず、駅から近いのが何よりも魅力的でした。都内の私たちの希望エリアで徒歩3分の土地は、なかなか市場に出てこないからです。

最初に土地を見たときは、「うーん、悪くないかも」程度の印象だったのですが、その土地情報を持って設計事務所A社にファーストプランをつくってもらったのです。
そして、10日間ほどかけて作成したファーストプランをプレゼンしていただきました。

すると、そのプランが胸踊るような素晴らしいものだったので、「この土地は私たちの希望の家が建てられる」ことがよく分かりました。

土地を決める際は、必ず建築案を出してもらったほうがいいと思います。
土地を買い、「いざ、家を建てよう」となった後で、希望通りの家が建てられない土地だったと分かると悲しいですよね。建坪率、容積率など、さまざまなルールがあるので、プロのプランを見ておいたほうがいいでしょう。

実は、私たちが最終的に設計を依頼したのは別の事務所になったのですが、A社のファーストプランのおかげでこの土地がポテンシャルのあるものだとわかり、土地購入を決めることができました。
次回は、「どこで家を建てる!? ハウスメーカー? 設計事務所? 建築家?」について書きたいと思います。
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この記事を書いた人

太田みおさん

料理家/ライフスタイルデザイナー。おもてなし料理とテーブルコーディネートの教室lifestyle atelier MAGNOLIA主宰。企業へのレシピ提供やコラム執筆も行い、「暮らしを美しく、心をゆたかに」をモットーに、食卓から幸せを創り出す活動を行っている。

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