2018/10/25更新3like8733view

著者:YUHe

水回りは手軽さ重視に。機能とデザインを足していきました【心地良さを求めた家と暮らしvol.7】

この記事を書いた人

YUHeさん

2013年に注文住宅を建てました。
窓からの景色を望む2階リビングの家。
四季や景色を楽しみながら暮らしてます。

インテリアにはかなり前から興味があったのですが、一年半前にSNSを始め素敵すぎるお宅やショップを沢山拝見してインテリア熱は上がるばかり。

小さな子供がいるのでなかなか思うような形は作り出せませんが諦める気なんてさらさらなく日々奮闘中です。

今回はわが家の水回りについて。風呂、洗面、トイレで建築に求めたこと、そしてそれにはどんな理由があるのか? 使ったときのことを想像しながらつくって、予想通り完成したのか?よかったことと失敗したことを書いていきます。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

水回りの建築でこだわった4点とは?

水回りについて「建築」面で求めたのは、

●スティックリモコンが使いたい
●水回りにはタイル
●ゆったり入れるお風呂
●造作の洗面台にする

以上の4点にこだわりました。
では、一つづつ見ていきます。

水回りに求めたその1●スティックリモコンが使いたい

これは、トイレの見た目でこだわった部分です。
とあるインテリアショップのトイレのスティックリモコンがあまりにカッコよくて、「将来絶対にこれを使おう」と思ったのが、TOTOのスティックリモコンです。

ちなみに、リクシルにも同じタイプの英語表記のものがあったのは最近知りました。そちらの方が好みです(笑)。
もし興味があれば検索してみてください。
トイレ本体は、タンクレスであれば見た目はどのメーカーもそれほど変わらないと感じていたのと、機能をそこまで重視していなかったので、リモコン重視でメーカーを決めました。
ランク的にもごく普通のものを使ってます。
家にいると、トイレは使用頻度のかなり高い場所。
1回の滞在時間は短いとはいえ、居心地は大切だと思っているので、全体的に落ち着いた色合いでまとめています。
そして、高級な雰囲気を演出してくれるスティックリモコンに満足してます。

水回りに求めたその2●水回りにはタイル

タイルのメリットは、何といってもメンテナンスが楽なこと。

水回りに木材を使うと、すぐに水のシミができてしまいます。そのため、跡が目立ちにくいグレーのマットなタイルを選びました。トイレ、洗面、バスルームの入口にも、同じものを使っています。
このタイル、定期的に掃除機や拭き掃除をするだけですが、管理が本当に楽。5年住んだ今でも、タイルにしてよかったと思ってます。

ただし、冬は当然冷えるので、スリッパが欲しくなるのはいうまでもありません。
また、キッチンの床はシステムキッチンに合わせて白いタイルにしたのですが……汚れが目立つのでグレーの方がよかったなと思います。

素材だけでなく、色選びも重要なポイントでした。
キッチンのタイル

キッチンのタイル

水回りに求めたその3●ゆったり入れるお風呂

お風呂は、1.25坪のユニットバスにしました。

子供と入るため、というのはもちろんですが、ひとりの場合も少し大きめのバスタブだと、足を伸ばしてリラックスできます。
将来的にずっと使う場所なので、後悔しないサイズを選びました。
Panasonicのユニットバス

Panasonicのユニットバス

ユニットバスにしたのは、それ以外のこだわりがなかったから。見た目をとるとやはり造作はカッコいいのですが、予算を考えると……そこまではいいかなと(笑)。

ここでも、汚れが目立ちにくい色をと考えて、黒い浴槽に木目調の壁を選びました。
壁は予想通り汚れも目立たず最高なのですが、黒い浴槽は洗っても必ず水垢が白く残ってしまうので、気になってしまいます。

水回りに求めたその4●造作の洗面台にする

わが家の間取りは、リビングスペース→洗面→トイレという動線になっているため、トイレに行くには必ず洗面所を通ります。
突き当たって左が洗面、右がトイレ

突き当たって左が洗面、右がトイレ

洗面台は既製品のモノも探したのですが惹かれるものがなかったこと、また、人から見られる場所ならばオリジナルのスペースにしたいという思いもあり、造作しました。
大まかなデザインは自分で考え、細かいところは設計士さんにお任せしてます。

中でもこだわったのは、
・洗面台を大きくすること
・2人並んで立っても問題なく映る大きな鏡を使うこと
・木をベースに、雰囲気が冷たくならないようにする
の3点です。

シンクは大きいほうが、顔を洗う際にも水はねを気にせず使えます。急いでいるときに洗面に1人しか立てないのは非常に不便です。

デザイン的には、ホテルのような清潔でシンプルなものと無骨でカッコいいものの両方に憧れていたので、白いタイルを壁に張り「清潔さ」を、収納棚には木を使い「カッコよさ」を足しました。

収納も充分な量が確保できたので、デザイン、機能ともに満足してます。
一階トイレ横の手洗いとして、こちらも造作しています。

主に使うのは子供、用途は限られているため、オープン棚を取り付けました。鏡の裏が簡易収納になってます。
デザインは家のテイストに沿う形にはしましたが、少しかわいらしくなりました。
以上、建築で求めたことです。

振り返って考えてみると、最も気をつけたのは水との付き合い方。その中でデザインや収納、使い勝手などの機能面を取り入れながらつくっていきました。

洗面所は共用スペースになるので、常に綺麗を保つ意識が持てています。
床のタイルはメリットとデメリットがありますが、僕はタイルにしてよかったと思います。

汚れが付きにくいとはいえ、絶対に付かないわけではないので、できるなら汚れの目立ちにくい色をおすすめします。毎回拭き掃除をするなら問題ないですが、料理をしていると、思わぬところに飛び跳ねているものです。

わが家と同じ失敗を踏みませんように。


洗面は、大きな鏡にすると並んで立てるので便利です。欲を言えばシンクも2つ欲しかったですが、掃除のことを考えると……ちょっと手を伸ばして使えばいいや、という気持ちにもなります。


お風呂もトイレも座る場所。

折角ならそんな時間を楽しもう!とデザインやリラックスできるように選んだもの。
既製品で間に合うなら、それに越したことはないと思います。コスト、メンテナンス、壊れたときのことまで考えられるなら優秀です。


それでもあえて言うなら、造作には大きな魅力があります。

人とは違うものが欲しいと思うなら、造作を選ぶと後悔がないと思います。
そのスペースの使い方を考え、既製品で満足できるものがない場合も同様です。
細かい使い道や収納といった自分のこだわりを叶えるなら、造作ほど満足度が高いものはないからです。

そもそも自己満足を満たすための家ですから、存分に満たされても損はありませんよね(笑)。
水回りに付き物なのが、水アカ。掃除をこまめにできる方、そうではない方。選ぶものひとつで、かなり楽になります。
既製品のよさも造作のよさもあります。家全体としてのバランス、コスト、メンテナンス、機能性やデザインを想像して、より自分に合ったものを選んでもらいたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
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