2017年09月07日更新

リノベーションHOW TO(リノベーション費用・相場・見積り) , 注文住宅HOW TO(注文住宅ノウハウ)

住宅ローン、まずはこの記事から。検討開始から契約までの流れ

住宅ローンという言葉は知っていても、住宅ローンを組んだことがない人にとっては「住宅を購入する際に組むローン」という漠然としたイメージ程度しかないのが一般的です。一口に住宅ローンと言っても、住宅の購入、という状況はさまざまで、住宅ローンの組み方も内容も、少しずつ異なります。実は物件探しと同時に検討し始めなければならない住宅ローン。その検討パターンとローン契約までの流れをおさえておきましょう。


新築住宅購入なら物件探しと住宅ローンの検討を同時にスタート

住宅を新築する場合、新築の建売住宅を購入する場合などは、ほとんどの人が住宅ローンを検討するでしょう。住宅探しや打ち合わせを先にスタートさせてしまいがちですが、実は住宅ローンの検討を併せて始めるのが基本です。住宅の購入申し込みと同時に、住宅ローンの事前審査申込みが可能になります。そのタイミングがずれると、計画通りに進んでいかない可能性があります。住宅ローンの検討が遅れたばかりに涙をのむことがないようにしたいものです。

※事例画像はすべてイメージです。

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中古物件を購入する場合の住宅ローンは借り入れ期間に注意

新築ではなく中古物件を購入する際にも、住宅ローンの活用は可能です。注意したいのは、新築物件よりも中古物件の方が、住宅ローンの借り入れ期間の設定が短くなる可能性がある点です。築年数により建物の耐久性を考慮して、借り入れ期間が制限される場合があります。中古物購入を検討の際は、住宅ローンの借り入れ条件と照らし合わせながら進めていきましょう。

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現在の住宅ローンから別のローンへの借り換えで大幅節約も

住宅ローンの検討は、住宅購入時のタイミングだけではありません。現時点で既に住宅を所有して住宅ローンを組んでいても、別の住宅ローンへ借り換えすれば、大きな節約が可能な場合があります。特に昨今は低水準でローン金利が推移しています。高金利の時期に住宅ローン契約して、ある程度の借り入れ残高があるのなら特に、見直しと借り換えの検討をしてみると良いでしょう。

既存住宅のリノベーションの際はさまざまなパターンを検討

現在所有している住宅のリノベーションの際にも、条件さえ調えばローンを組めます。借り入れを検討するにはさまざまな方法があり、状況と用途によってシミュレーションして決めるのが良いでしょう。例えば、現在所有している住宅のローン残額次第では、リノベーション費用も含めた総額を別の住宅ローンに借り換える方が良い場合もあります。リノベーション部分だけの費用を借り入れるには、リフォームローンを活用できます。このリフォームローンには有担保型と無担保型があり、有担保型のしくみは対象住宅を担保にする、一般の住宅ローンとほとんど変わりません。

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物件購入と住宅ローン契約までの流れは並行して進む

物件購入と住宅ローン契約締結は一体のものです。どちらも並行して検討しながら、手続きを進めなければならないと頭に置いておきましょう。物件探しと同時に住宅ローンの検討も始め、良い物件が見つかったらその物件の購入の申し込みをします。そのタイミングで住宅ローンの事前審査申し込みが可能になります。

事前打ち合わせを綿密にするのが一番の早道

事前審査で融資が受けられないという審査結果が出た場合は、再度別の住宅ローンの検討をするなどの他の資金調達方法を検討しなければなりません。後戻りをできる限り避けるためには、物件購入、住宅ローンそれぞれについての事前の打ち合わせが重要です。住宅ローンの事前審査を通過すれば、正式に物件の購入が可能になり、売買契約締結の運びとなります。住宅ローンは融資の本審査が行われ、融資決定の後、住宅ローンの契約を結びます。

契約にあたって揃えておくべき書類をひとまとめに

物件の売買契約にも住宅ローンの契約にも、役所等で調達しなければならない公的書類や、私的な書類が必要になります。何度も役所に足を運んだり、何度もコピーをとらなければならなくなる手間は、1つ1つは簡単なことでも意外と心身に負担がかかります。

売買契約も住宅ローン契約も、所有権とお金に関する「契約」ですので、必要書類は重複するものが多いです。主要な必要書類はひとまとめにしておいたり、あらかじめ何部かコピーをしておくのは、雑用を減らす工夫と言えます。住民票などの公的書類は有効期限がありますので、契約が本格的に動き始めてから取得するのがベターです。

なお、基本的な必要書類等は、
・家族全員分が記載されている住民票
・予定所有者全員分の実印と印鑑証明書
・源泉徴収票や確定申告書の写しなどの収入を証明する書類
・免許証などの本人確認証明書
・メインバンクの預金通帳
などです。

住宅の購入は人生の一大事です。幸運にも理想的な物件に出会えて、所持金だけで購入可能なら大きな問題はないかもしれませんが、ほとんどの人が住宅ローンを組んで購入します。ちょっとしたモノを買うのとは異なり、ある程度の期間と労力が必要です。煩雑な手続きだと感じるかもしれませんが、一生の財産を手に入れるための準備期間だと割り切って、効率よく、できれば楽しみながら進めていけると良いですね。

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この記事を書いた人

チカラハハさん

住宅設備機器メーカーに就職後、設計事務所に転職し、街づくりの基本計画やマンション経営のコンサルティング、住宅のプランニングなどの業務に携わりました。その後、フリーランスのカラーコンサルタントを経てライターとして活動しています。重度障害の息子の介護をしています。
2級建築士、1級カラーコーディネーター[環境色彩]、福祉住環境コーディネーター2級のほか、ファイナンシャルプランナー、簿記、ITなどのマネー系、情報系資格も保有しています。

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