映画や住宅専門誌などで見かける海外の人々の部屋は、どうしてあれほどおしゃれなのでしょう?みんなから「センスいいね」と褒められるような空間に住みたいと夢見るのは、家づくりを考える人の自然な欲求です。海外の様式を取り入れた憧れのインテリアが、ちょっとしたコツで叶うなら、ぜひ実現したいですよね。
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北欧スタイル
南欧スタイル
アメリカンスタイル
アジアンリゾートスタイル
アフリカンスタイル
北欧スタイル
冬の日照時間がとても短い北欧。厳しい自然環境を凌ぐために養われた感性なのか、インテリアは白やライトグレーを基調にした明るい色を好みます。フローリングもなるべく白に近い色にすることで、ぐっと北欧らしい空間に。
ソファやクッションなどインテリア小物にカラフルな色を差し色として取り入れるのも、北欧インテリアのテクニックです。
南欧スタイル
フランス南部、プロヴァンス地方を連想させるインテリアテイスト。地中海スタイルとも呼ばれます。
木やレンガ、テラコッタなど温もりのある素材を多用し、パステルカラーをふんだんに使った、かわいらしさが魅力。いい意味での古めかしさ、いわゆる「シャビー」な感覚を楽しむスタイルともいえそうです。
アメリカンスタイル
アメリカンスタイルには、地域や時代の違いなどによるいくつかの種類があります。その中で、代表的なものをご紹介しましょう。
■ブルックリンスタイル
ブルックリンはニューヨークの下町。流行の発信地としていま大注目のウィリアムズバーグもブルックリンにあります。
ブルックリンスタイルのインテリアは、ひと言で言えばおしゃれ。古さと新しさが絶妙に融合した、アーティスティックなのに尖りすぎていないくつろいだ空間づくりを目指すスタイルです。
■アメリカンカントリースタイル
開拓時代をイメージさせる、いわゆる田舎家風のテイスト。手作り感のある家具、パイン材など温かみにあふれた床材などを使った、素朴で明るい空間です。いま流行りのラスティックスタイルにも通じる感覚とも言えそうですね。
■西海岸スタイル
開放的で明るく、居心地のいい空間が西海岸スタイルのよさ。様式としてはナチュラルであり、ヴィンテージ感もありの、さまざまなテイストをミックスしたスタイルです。
デニム生地やレザーを使い、青系統の色をサブカラーやアクセントカラーに採用すると、それらしくまとまります。
■ミッドセンチュリースタイル
ミッドセンチュリーとは、1950年頃を中心にした時代に登場したデザインの潮流。イームズやサーリネン、イサム・ノグチなど多くの有名デザイナーを生みました。
傾向としてはレトロモダンで、ヴィンテージとモダンの中間のような、ポップさと品位が同居するスタイルです。
アジアンリゾートスタイル
バリ島やタイなど東南アジアのリゾートをイメージさせるインテリア。時間の流れもゆっくりなるようなのどかさが魅力です。
ヘリンボーン張りの床にしたり、濃い色を使ってコントラストのはっきりしたインテリアにするのがコツ。ただ、壁や床より籐の家具やエスニック柄のファブリック、植物の鉢など、東南アジア風のアイテムを上手く使うことが重要かもしれません。
アフリカンスタイル
無垢材の床、白い土壁にまでこだわることができれば本格的ですが、難しければ床にカラフルな民族柄のラグを敷いたり、はっきりした色合いのアクセントウォールを取り入れたりするだけでもOK。
カラフルでエキゾチックでどこかかわいらしいモロッカンスタイルが、じわじわと人気上昇中です。
ここに紹介したのは、国や地域でカテゴライズしたデザインテイストですが、ゴシック、アーツ・アンド・クラフツ、アールデコ、モダン、ポストモダン…など美術史的な時系列で見たスタイルもあります。多彩で奥の深い海外風インテリアデザイン。あなたなりに研究して、自分に合うスタイルを見つけてくださいね。