2015/08/07更新0like3484viewlippon55

「言葉で説明できない感情の動きが生まれる建築を作りたい。」”建築家・廣部剛司”が提案する注文住宅

音楽を愛し、曲をつくるように建築を設計する廣部氏。光の取り込み方や階段が創り出す線には廣部氏のアーティスティックな部分が表現されています。また、「自分は地球の一部なんだ」という感覚を大切にする廣部氏は、一日の中や季節で移り変わる光の変化を建築の中にいても感じられるように、外を内に取り込むことを得意としています。そんな廣部氏が手掛けた注文住宅を見ていきましょう。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

密集住宅地でも外部に開く注文住宅事例

コーナーに3カ所の坪庭が生活空間を外部へ開き、プライバシーを保ちながら室内に光を取り込みます。
階段側の壁にはいくつもの丸い小窓が星屑のように散らばっており、広範囲に少しずつ光を取り込みます。坪庭から差し込む大量の外光とは対象的で、ひとつの空間に異なる明るさをもつ部分をつくりだしています。
階段横の曲面壁は家の内外を貫通しており、夏の直射光が室内に届かないようにする一方、冬は陽光を室内に届ける役割をします。宙に浮いた様な階段と複雑な曲線を描く手すりは非常に芸術的で、この空間のアクセントになっています。

限られた空間に広がりを持たせた事例

都心の限られたスペースに立てられた注文住宅。都心であることを理由に広がりや良好な日当たりを諦めるのではなく、困難な条件下でもこれらを可能にしていくのが廣部氏の得意技。こちらのリビングにはコンクリート壁に複数設けられた丸窓、その反対側の高い位置にある窓、奥の吹抜があり、ここから「外」を取り込んで空間を拡張しています。
音楽が趣味であり「建築は音楽のよう」という廣部氏ならではの美しい曲線でつくられた空間。まるで滑らかなメロディのようにお部屋を流れます。そこから見える階段からは軽やかに弾む音が聞こえてきそうです。
その階段を下から望むとこのような感じです。どこまでも渦を巻いて伸びていき終わりがなさそうなアート作品のような螺旋階段です。
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