建築家とリノベーション会社の違いはなに？その特徴を教えます！

リノベーションしようと思ったら、まず悩みどころなのが「誰に依頼するか」というところです。建築家とリノベーション会社、それぞれに特徴があります。自分の条件に合うのは一体どちらなのでしょうか？

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建築家とリノベーション会社、どちらに依頼する？

建築家のメリット・デメリット

リノベーション会社のメリット・デメリット

「リノベーションしたい」と思ったらまず情報集めから

建築家とリノベーション会社、どちらに依頼する？

自分の所有する家をもっと住み良くしたい、家族構成が変わったから間取りを変更したい、古くなったから最新の設備を取り入れたい・・・リノベーションを考える時、最初に悩むのは「さて、誰に依頼したらいいのかな？」というところではないでしょうか。

建築家に依頼する場合とリノベーション会社に依頼する場合で、それぞれメリット・デメリットがあります。自分に合う家を作るには、自分に合う作り手に依頼することが重要です。ここではそれぞれの特徴を紹介していきたいと思います。

(株)ハンズデザイン一級建築士事務所

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建築家のメリット・デメリット

建築家に依頼する一番のメリットは、「施主や物件の条件にフィットするプランをオーダーメイドでつくり、施主目線で工事の監理までしてくれること」と言えるでしょう。

施主の家族構成、年齢、予算、個性や志向、土地の形や築年数、地域の風土などを総合的に検討し、1点ものの家をつくってくれます。たとえ予算に合わない場合でも、できる範囲の代案をいろいろ提案してくれたりと、施主の志向に寄り添いとことんつきあってくれるのが建築家です。

建築家に依頼する場合、設計は建築家、施工は工務店などに任せることになります。建築家と相談しながら工務店を選び、また第三者として建築家にプロの目線をもって施工の過程をチェックしてもらえるので、手抜き工事を防ぐことができます。

デメリットは「建築家によっては作家性が強すぎる人もいること」「ローンや工事などの契約関係は、施主自身が行わなくてはならず時間がかかること」です。

若干手間がかかっても自分にぴったり合うこだわりの家をつくりたい方、作り手の持つ個性が好みの方の場合は、建築家に依頼すると良いでしょう。

石井大吾

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リノベーション会社のメリット・デメリット

リノベーション会社も建築家同様、施主の要望に合わせてオーダーメイドでプランを作ってくれますが、建築家と比較した時のメリットは、契約やローン手続き、設計・工事がワンストップでできる会社が多いというところではないでしょうか。

最初の相談時から工事まで同じ担当者が一貫してついてくれたり、同様の工事を数多くこなしていたり、建材の仕入れに強みがあったりという良さがあります。ショールームがある会社もありますね。ローンから工事までワンストップでできる分、リノベーションにかける時間を節約することもできます。

デメリットは「第三者としてのチェック機能がないこと」「担当者が途中で変わってしまう可能性があること」です。

自分好みのリノベーション工事を多く手がけているというキャリアがあったり、会社のブランド感が好きだったり、手続きの手間や時間を減らしたい場合は、リノベーション会社に依頼すると良いでしょう。

リノベーション会社：インテリックス空間設計「極上の「ヒュッゲ」を感じる、透明感のあるインテリア×リノベーション」（リノベりす掲載）

「リノベーションしたい」と思ったらまず情報集めから

「リノベーションしたい」と思ったら、まずは自分自身の情報・要望を整理しておきましょう。

家族構成、職業、年齢などのプロフィールはもちろんのこと、自分が「どんなイメージのリノベーションをしたいのか」「そのイメージの家を作りたい理由はなにか」「出せる予算は大体いくらなのか」など。

理想とする家やインテリア、間取りの切り抜きをスクラップブックに集めておくと、施工を依頼する時に作り手側にイメージが共有しやすくなり、コミュニケーションがスムーズになります。

家族ともよく話し合っておきましょう。設計は工事の段階で各々の意見が出てくると、設計をやり直したり、工事を止めたりと時間もお金もかかってしまいます。まずは家族間で、どこが譲れないポイントなのかを話し合って明確にしておきましょう。

次に依頼先の情報を集めます。「過去どんな設計や工事をしてきているのか」「どんな分野に強いのか」「（できれば）過去に依頼した人の口コミを聞いたり、物件を実際に見ておく」ことで、信頼できる作り手を選定することができるでしょう。

リノベーション会社：G-FLAT株式会社「できるところは自分たちの手で！既存の良さを最大限に生かし、楽しみながらセルフリノベ」（リノベりす掲載）

いかがでしたか？建築家、リノベーション会社どちらに依頼するにせよ「人対人」であることには変わりがありません。専門家との相性やコミュニケーションに不備があると、良い家をつくることはできません。

「したいこと」「したくないこと」「できること」「できないこと」には、双方に必ず理由があります。質問をした時にきちんと納得がいく答えをしてくれたり、できる範囲の代替案を提案してくれる作り手は信用できる依頼先であると言えるでしょう。

また、自分の持っている条件や情報をできるだけオープンにできると、作り手たちも様々なアイデアが出しやすくなります。リノベーションを成功させる一番の鍵は「作り手とのコミュニケーション、そして人間関係の構築である」と言えそうです。

ちなみに「リノベりす」には、
リノベーション会社比較表というデータもあるので、こちらも参考になりますよ。