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兵庫県西宮市甲子園に立地する3階建て鉄筋コンクリート造の物件。元々DKと和室2室・水回りという間取りを1LDKの女性ひとり暮らしの間取りにリノベーション。ここの物件は「どこかの会社の倉庫兼カフェスペースとして使われていた部屋を今度は住宅へ」というストーリー性を持たしています。当時使っていた様なドアや案内のサインなどを再現しつつ住宅の機能と動線をプラスした間取りになっています。また解体したら出てきたという設定の天井から吊るした水道管(ダミー)はデザイン的な部分だけではなく、室内物干し場としての機能性も持たせています。ドアは全て引戸とすることで、廊下や洗面・トイレといった空間でバッティングしないように配慮し玄関・廊下からLDKへ、LDKから洋室へ、洋室から玄関・廊下へと廻れる動線になっています。また50㎡弱の為多少でも広く見せる様に玄関から廊下をあえて少し暗くし、リビングに入った時の正面の壁のみを白くすることで抜けた明るさを利用し、天井は上げれる限界まで上げ更に黒系統の塗装とすることで影を作り部屋を広く見せる様にしています。「昔は倉庫の様なカフェの様な空間として利用されていた」そんな面影の残るリノベーションになっています。
玄関部分。昔案内として使用していたステンシルを再現
天井から吊るしている配管は、解体したら昔使用していた配管が出てきたイメージ。室内物干しとしても利用できます
廊下からLDKに入るドア。鉄扉の様に仕上げた木製ドア
鉄扉風に仕上げた木製ドア
玄関方向を見る
キッチン前の腰壁部分
壁や天井は、グレー黒と1面のみ白の塗装仕上げ
奥のドアは寝室へとつながる
リビングからキッチン方向。昔のステンシルを再現。
キッチンからリビング方向
キッチンからリビング方向。グレー黒の天井・壁の塗装仕上げ
ダクトも昔使用していたイメージで作成
キッチンのコンロ前タイルもアンティーク風
タイルは50角のアンティーク風。
寝室から玄関・廊下方向。玄関・廊下からリビング・寝室・玄関廊下へと回路出来る間取り
リビングから寝室へと繋がるドア
昔使用していた鉄扉風に仕上げた木製ドア
錆び加工した木製ドア
昔使っていただろうというイメージのステンシルサイン
露出配管のアメリカンスイッチ
ステンレスのプレートと黒のアメリカンスイッチ