2015/10/13更新3like10389view

著者:hatamama8

知りたい!3階建ての間取りはどう決める?

広い土地を確保できない今、戸建てを検討されている方の中には3階建てという構想もあるのではないでしょうか?
実際、周囲に建つ新築物件でも3階建てが多いように感じます。
3階建ては、2階よりもさらに上下のつながり方に配慮し、間取りを決める必要がありますよね。
また、狭小地や住宅密集地などは光の採りいれ方や周囲の建築物との兼ね合いも考えなければなりません。
そんな3階建ての間取り、実際にはどう決めているのでしょうか?

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

採光とプライバシー

大きな窓のある2階にリビングを配し、一番明るい空間を家族が集まる場所に。開口部が広いため外からの視線が気になりますが、窓にガラスブロックを採用することでプライバシーを確保しています。また、2階から3階までの階段をガラス張りの吹き抜けにし、トップライトを設けることで階段スペースからも採光を。このように採光の仕方、プライバシーへの配慮を考えて間取りを決めれば、心地よく生活できそうですよね。

天井の傾斜と吹き抜け

3階部分の天井が一部傾斜していては部屋も窮屈になりがちです。この家は、傾斜部分の床をなくして吹き抜けにし、2階のリビングダイニングを広々と心地よい空間にしています。その分コンパクトになった3階には、ロフトを作ってスペースを確保。洗面スペースやトイレも3階に配置し、プライベート空間を集約した間取りになっています。

屋上庭園

屋上庭園のある3階建て。
住宅密集地などでは広い庭の確保が難しいですが、このように3階建ての屋上庭園なら周囲に高層ビルでもない限り、プライバシーの確保された広い庭で過ごすことができます。
屋上庭があれば、バルコニー面積は小さくても問題ありません。リビング部分を広く取ろうという考え方もできます。庭やバルコニーをどうするかで間取りも変わってきそうですよね。
横田満康「U邸・屋上庭園のある暮らし」

光庭

隣家が近かったり、道路に面していたりと大きな窓が取りにくい場所の場合、中庭を作り光を取り込むことで各階を明るくすることができます。このように明るい空間が確保できれば、部屋の配置もある程度自由に設定できますよね。3階建ての間取り決めに採光の仕方は重要なポイントといえそうです。

二世帯住宅

1階部分と2、3階部分でそれぞれが生活する二世帯住宅。生活時間帯が異なるため、玄関を1階と2階に設けていたり、音に配慮し、上下階とも北側の1か所に水回りをまとめる間取りになっています。二世帯住宅では、お互いの生活環境を十分に照らし合わせ間取りを決めることが大切ですね。

周辺の住環境

西側隣地には2階アパートがあり、北側隣地には3階建の住居があるため、西側と北側には開口部を極力設けず、道路に面した東と南面に開口部を設けて採光しています。また、北側斜線制限の影響を受ける1階部分は天井高が取れません。そこで、天井高があまり必要ではない水回り設備を北側に配置。隣家との距離や窓の場所、法制限を考えた間取り決めも必須です。

光の届かない場所

マンションをはじめとする近接する周囲からプライバシーを確保しつつ、1階の暗くなりがちな玄関横に和室を設置。玄関と和室との間には壁がないため、狭さを感じさせず趣のある空間になっています。2階のリビング、3階の寝室や洗面・浴室など明るい空間も確保しており、陰と陽のバランスがうまく取れた家に。暗くても心地よさを感じる和室をあえて1階に配置するのは良いアイディアですよね。
和泉屋勘兵衛「PIKE」
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