2017年05月15日更新

おしゃれな部屋事例(玄関)

美しくて使いやすい玄関ポーチの作り方

家の顔になる玄関ポーチのデザインに気を配ることは、家全体に細やかな配慮が行き渡っていることを表すように思います。デザインへの配慮は、同様に使いやすさへの配慮でもありたいところ。

今回は、玄関ポーチを快適にするための注意点とポイントについて、美しさと実用性とを両立させた実例を挙げてご紹介します。

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面積で差がつく

玄関の出入り、傘の開閉、宅配便を受け取る、さらに宅配スーパーなどを利用すればその受け取り…、など、玄関ポーチで行う動作を想像してみましょう。自分一人の動作だけでなく、対面する相手、同時に使う家族…、と改めて考えると、何かと広さが必要になることに気づきます。そこで、玄関ポーチで行う動作が無理なくできる面積があるか、シミュレーションしてみることをお勧めします。

玄関ドアの幅は多くが90cm前後とすると、ドア幅+αで、出来れば120cm程度の奥行きは欲しいところです。というのも、玄関ポーチは、道路から数十センチ上がったところに設置されるのが一般的ですので、通常は段差が生じます。ポーチの床面積が狭いと、玄関ドアを開けた時に落ちてしまうことにもなるのです!

こちらの事例は、開くドアを“かわす”ために、一歩段差を降りなければならなかった玄関ポーチのリフォーム。左がリフォーム前、右がリフォーム後です。地味⁉︎なリフォームですが、使いやすさは格段に向上!コストパフォーマンスの高いリフォームです。

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素材で差がつく

玄関ポーチの床は、タイル張りをはじめ、石張り、洗い出し仕上げなどがあります。玄関ポーチ用のものから選べば問題ないと思いますが、雨に濡れても滑りにくい素材かどうか、検討材料にいれたいところです。

滑りにくいということは反面、表面がザラザラしているために、汚れが入り込みやすいとも言えるので、お掃除に悩まされないように汚れが目立たない色選びも大切になります。テラコッタやグレーやベージュなどのなじみやすい色味から、家の外観やイメージに合うものを選ぶと失敗がないでしょう。

素材感も雰囲気づくりに影響力がありますから、サンプルなどで確認したいところです。

こちらの事例は、和風の玄関によく使われる洗い出し仕上げの玄関ポーチ。塀や玄関ドアとの異なるテイストの組み合わせが絶妙にマッチして、独特の雰囲気をつくっています。

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照明で差がつく

夜の家の顔を演出するポーチ照明。暗がりで鍵穴が見えない、などの不便ががないように設置場所や光量を検討するのはもちろんのこと、外観を損なわないデザインを選択したいですね。

シンプルなダウンライトで明かりだけの演出をするもよし、ポーチの装飾として加えたいなら、点灯していない日中でも存在感があるブラケットライトなどを選んでみましょう。

玄関照明は、人感センサーやタイマー付きなどの多機能な照明が主流になっています。スイッチ操作が不要で便利なだけでなく、防犯面での効果も上がります。この防犯面への配慮としての照明計画は、今後一層必要になってくるでしょう。

こちらは、周囲に光が漏れすぎないように配慮された照明。玄関ポーチの照明は、景観への配慮と、且つ街全体の防犯にまで貢献出来ます。

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植栽を照らすスポットライトが効果的。格子がほんのり浮かび上がる玄関ポーチの灯りが、伝統ある街並みの夜を静かに照らしています。

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庇で差がつく

玄関ポーチを後退させて2階部分が庇を兼ねている造りも多くみられますが、そうした造り以外の場合は、雨や強い日差しを避けるために、何らかの屋根(庇)がかけられる必要があります。

庇は造作する場合も多いですが、既製品も多種多様にあり、後付けするリフォームも可能です。様々なデザインオプションがあり、センスの表れる箇所だからこそ、迷い甲斐もありますね!

たっぷりの庇があれば安心ですが、出幅が外壁よりも1mを超える場合には、建築面積に含まれてしまうので、注意が必要です。

材質も様々。こちらの強化ガラスの庇は、旗竿敷地の長いアプローチを抜けた先にある玄関のためのもの。奥まった玄関が、光に満ちた透明感のある空間になっています。

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直線的な外観に、さらにシャープな表情を与えている庇。この庇しかあり得ない!と思えるほど、ピタリとはまっていると思いませんか?

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デザインで差がつく

素敵な玄関ポーチやアプローチの事例に共通するポイントの一つは、玄関ポーチの計画が家全体の計画のなかで、切り離されることなく、むしろ大きな比重を占めていることだと思います。後回しにされて、後付けされたような玄関ポーチがおしゃれに見えるはずはありませんものね。

デザインの統一感を重視したり、逆にアクセントになるように敢えて異素材を組み合わせたり…、いずれにしても、デザインコンセプトが明確な玄関ポーチが、人を惹きつけるかどうかの決め手となっています。

こちらは、優しい色味の統一感が美しい玄関ポーチ。ざっくりした仕上げの白い外壁に木製のドアなど、暖かみが感じられるテイストがそのまま屋内に続いていきます。

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開口部が家型モチーフでデザインされた、とても可愛らしい外観です。家型にくりぬかれたポーチをくぐる時の気持ち、想像するだけでワクワクしますよね!
家づくりのコンセプトに迷いのなさが感じられます。

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思いやりで差がつく 〜手すり、スロープ etc.〜

外構〜玄関アプローチ全体の計画のなかで、敷地に余裕があれば、是非考慮にいれたいのが、ポーチの手すりやスロープです。車椅子やベビーカーの操作が無理なく行えるスロープの勾配は、1/12〜1/15(段差高さの12〜15倍の長さのスロープでできる勾配)程度となります。
さらに、スロープで登りきったポーチから、玄関ドアを開け、室内に入るところまで無理のない動作で出来るような計画が必要ですね。
玄関ドアを引き戸にすることも、スムーズな動作のための大きな助けになります。

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スロープと階段の両方づかいで安心の、熟年のご夫婦のお宅。買い物カートのためのスロープだそうです!スロープは、例えば自転車をポーチに置く際なども便利になる仕掛けです。

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新築でもリフォームでも、気配りとアイデアとセンスで、抜群に家の格が上がる!我が家の玄関ポーチにも可能性が隠れてないか、探してみたくなりました。

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この記事を書いた人

tennto1010さん

理想の家のために三回家を建てたいと夢をみながら、コツコツ勉強中…。
二級建築士 インテリアコーディネーター

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