2018/09/02更新0like6754view

著者:mtskazue

斬新で個性的!注文住宅・戸建リノベーション9事例

着心地のよい服をオーダーで作るように、ライフスタイルに合わせた居心地のよい住まいをつくりたい。注文住宅やリノベーションなら、そんな希望をかなえられそう。
「斬新」「個性的」と感じる間取りの中に、居心地良く住まう。そんな注文住宅・リノベーションの事例をピックアップしました。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

空に浮くキューブの家~注文住宅

空中に浮かぶ白いキューブの周囲に、グレーの壁を配した個性的なデザイン。
一体室内はどうなっているのだろうと、興味を引く外観ですね。

キューブに5つの開口部。
これは5人の子供たちの将来の個室となることを想定して造られたものなんです。

家族がくつろぐリビングダイニング、キッチンなどは1階部分に配置しました。
トップライトを設置した明るい2階部分に、スタディスペースを設けています。造り付けの本棚もあり、たくさんの本を並べられます。
1階のリビングダイニングと吹き抜けでつながっているので、家族の気配を感じながら勉強ができそうですね。

このように大きなトップライトからの日差しも、複層ガラス+日射(UV)抑制フィルムを採用したことで熱や紫外線を遮断し、内装の日焼けや劣化を防いでくれます。
こちらはスタディスペースの下部分、1階のリビングダイニング。
中庭デッキとつながる窓は、全面ガラス張りになっていて、明るく開放感があります。

階段テラスでつながる開放的な住空間~注文住宅

プライバシーを守るため、敷地外部への開口は少なくし、中庭側に開口を設けています。
中庭は4.5畳程度ですが、中庭から建物全体に大きな開放感と採光が得られるのは、階段テラスの存在が大きいから。
階段テラスで中庭とつながるダイニングは、引き戸を全て戸袋に収納でき、開放的で明るいダイニングキッチンに。光と風を感じながら食事が楽しめます。
さらに上へつながっている階段テラスが、景色のいい屋上へといざなってくれます。
中心にヤマボウシを植えた中庭を経由してたどり着く場所に、「はなれ」があります。

階段テラスで他の居室と上手く切り離されていて、独立した空間に。現在はカフェとして使われているというこの場所は、他にもいろいろな用途に使えそうですよね。

中庭テラスが、人と人をつなぐ場所になっています。

6つの小屋でつながる平屋住宅~注文住宅

寝室、リビング、キッチンダイニングなど、機能空間ごとに6つの小屋を連ねて、ひとつの家を構成しているこの住宅。
連続して並ぶ小屋の屋根や、正面の屋根上に上がる外階段が目を引きます。
小泉一斉+千葉万由子「『ウィークリンク』6つの小屋が東西につながり、家族の多様な居場所をつくる家」
空間ごとに天井の色を変えゾーニング。

小屋は視覚的には独立した空間ですが、小屋同士の開口部が連続してつながっています。内装・外観は、日本でもファンが多い建築家であり家具デザイナーの、フィン・ユールの自邸をイメージして造られたそう。
小泉一斉+千葉万由子「『ウィークリンク』6つの小屋が東西につながり、家族の多様な居場所をつくる家」

光と空間のアートを取り入れた住宅~注文住宅

家の中央に吹き抜けを設けたことで、1階から2階にいる家族の気配が感じられます。
現代芸術家ジェームズ・タレルを感じさせる吹き抜けのアート効果もあり、光が織りなす落ち着いた空間をつくり上げています。
2階は、吹き抜けをぐるりと取り囲むように、洗面室、風呂、クローゼットが配置され、回遊性のあるつくりになっています。
効率的な生活動線のおかげで、外出前の身支度も時間短縮でき、軽快なリズムで暮らせそう。

吹き抜け上部の白い壁で囲まれた空間は、ゲームルームとなっている和室。
3階部分は寝室ですが、扉を設けず、まるで浮いているかのようなデザインに。この階に取り付けられている連続した窓から差し込む光が、吹き抜けを通して、1階部分に明るさを届けています。

双子の外観を持つ家~注文住宅

2棟同じ建物が建っているように感じられる外観ですが、エントランスを中心にして左右に居室がつながっている、一つの住宅です。
部屋と部屋のつながりはどうなっているのかと、想像力を掻き立てられます。
玄関は2つの棟に挟まれた中心にあり、左側にロフトのあるリビング、右側にキッチンダイニングを配置。

リビング側はロフトを設けたり、2階の天井まで吹き抜けにすることで、空間に広がりを持たせています。
2棟が交わる先端部分には、三角形の中庭が。
近隣からのプライバシーを守りながら、採光や風通しが得られます。

2棟の建物の中で左右上下に広がった空間をうまく利用して、快適な住まいを実現しています。

路地を取り入れた家~注文住宅

奥行きのある敷地を利用して、路地や中庭を配置した事例。玄関アプローチに中庭を置くことで、室内への期待感が高まります。
玄関廊下も路地に見立てています。湾曲しているため奥まで見通せず、視覚的に奥行きを感じさせてくれます。

中庭からの光が、地窓を通してやさしく足元へ流れ込んできます。大きな開口部を設けないことで、「路地」の雰囲気をより濃くしています。
2階のダイニングキッチンは、中庭に挟まれて効果的に光を取り込んでいます。ダイニングに座って中庭の木々を眺めることができる、心休まる癒しの空間です。

家の中に大きな木箱~注文住宅

大きな木箱の中には、寝室、風呂、ロフトなどのプライベート空間が収められています。リビングに面している木箱の壁面は、すべて扉となっていて開閉自在。

まるで巨大なドールハウスで遊ぶような、遊び心のあるプランです。

在来の梁天井を魅せる~戸建てリノベーション

古くなったところを改修しつつ、既存の住宅の良いところは残して利用できるのが「リノベーション」の面白さ。

天井を切り取ることで、棟梁によってつくり上げられた構造を魅せるようデザインされています。ダイニングの椅子としても使用できる小上がりにごろりと寝ころべば、歴史ある梁や構造が目に入ります。
前田工務店「職人の技術力・歴史を残すリノベーション」

曲線の開口~戸建てリノベーション

採光や通風などの問題が多かった築60年の住宅が、光が注ぐ風通しのよい住まいに生まれ変わりました。

開口部に曲線を用いることで、やわらかく次の間につながっていきます。釣り下げ式のライトや障子を通しての明かりもやさしく、リラックスできる空間になりました。
戸川賢木「R+hasso」
あなたの感性にヒットした事例は見つかりましたか?

家族数も年齢層も生活スタイルもさまざまなら、「快適な住まい」も人それぞれ違います。自分だけの快適な住まいを手に入れた人たち。それは自分たちの生活スタイルをよく知っていて、「どう住まいたいか?」という考えをしっかり持っている人たちなのでしょう。

今回紹介した住まいなどを参考に、自分の個性を活かした、心地よい暮らしを手に入れましょう。
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