ひとむかし前までは、実用性重視でありきたりな存在でしかなかった階段。今では個性あふれる階段があり、空間の中でインパクトを与える存在になってきています。
階段を魅力的なものにするには、デザインや素材、空間のどこにレイアウトするのかが重要です。今回は、思わず人に見てほしくなるような階段デザインをご紹介します。
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コンクリートの片持ち階段で空間に重厚感を
躯体を全面に出したミニマルデザインの階段
階段も景色の一部に。スケルトン階段の魅力
圧巻の存在感!憧れの螺旋階段
空間になじむ配色のリビング階段
吹き抜けへと続く列柱で、縦の広がりを見せる階段
まるで海外にいるような大きな本棚を設けた階段
コンクリートの片持ち階段で空間に重厚感を
「片持ち階段」は、踏み板が壁から突き出し、宙に浮いているように見える階段です。余計なものを取り払ったシンプルな造りが、スタイリッシュでかっこいいですよね。
こちらはコンクリートで造られた片持ち階段。コンクリート壁、木の扉、古来から日本家屋に馴染み深い縦格子をバランスよく組み合わせた空間の中に、重厚な片持ち階段がアクセントになって、アートのような素敵な空間をつくり出しています。
躯体を全面に出したミニマルデザインの階段
究極なまでに余分なものをそぎ落とした、躯体のみのシンプルな階段。空間全体を木材と金属でコーディネートしているため、素材感と造形的な美しさが引き立ちます。
梁や躯体を見せた造りのなかで、このミニマルデザインの階段が絶妙にマッチ。「シンプルこそ美しい」という言葉がピッタリの階段です。
階段も景色の一部に。スケルトン階段の魅力
こちらの空間に使われている「スケルトン階段」。「オープン階段」や「シースルー階段」とも呼ばれ、蹴込み板がなく階段の向こう側が見えるようなつくりになっています。板が張られているボックス階段に比べて開放感があり、オシャレ度も上がります。
こちらは木板とアイアンを使ったスケルトン階段。ルーバーを使ったあたたかみのあるモダンな空間に開放的なスケルトン階段がよく合い、階段部分に使われているアイアンの黒が空間を引き締めています。
圧巻の存在感!憧れの螺旋階段
玄関ホールの螺旋階段、曲線のラインがインパクトがあり、空間を素敵に演出しています。トップライトが差し込む吹き抜け空間に、ブラックの螺旋階段が映えています。
空間になじむ配色のリビング階段
リビングや室内に階段を設けることで、家族同士が顔を合わせることも多くなり、コミュニケーションが広がるリビング階段。
こちらの階段は、壁と同色のホワイトにすることで空間に統一感を持たせ、また手すりも極力排除することで開放的な空間をつくっています。
リビング階段はリビングの印象を大きく左右するので、他のインテリアとのバランスや配色や素材にもこだわりたいですね。
吹き抜けへと続く列柱で、縦の広がりを見せる階段
階段部分にインパクトのある木素材の列柱をレイアウト。均一に配列された柱が縦の流れを作り出し、リビング空間にリズムを生み出しています。
昼間は木漏れ日の光が差し込んだような空間を演出し、夜は間接照明の光を受け止める。時間の流れとともにさまざまな印象を与えてくれます。
まるで海外にいるような大きな本棚を設けた階段
海外のインテリア雑誌では良く見かける大きな本棚。
たくさんの本を並べたり、インテリア雑貨を飾ったりと使い方はさまざま。
広い空間が取れないと造れない大きな本棚ですが、思い切って棚を階段と共にレイアウトしてみるのも良いですよね。ダイナミックで素敵な階段空間になります。好きな本を選んで階段に腰掛けて、本を楽しむこともできます。
こだわりの階段空間をご紹介しました。どの階段もそれぞれ個性があり素敵ですよね。階段を主役にして、空間をおしゃれに演出してみてはいかがでしょうか。