2017/06/09更新5like39884view

著者:tennto1010

読書量の差は、本棚が原因でした!子供が自然と本を読むようになる本棚づくり・8つの心得

子供のころの読書量が、その後の学力に大きな影響を及ぼす、と言われているのをご存知ですか?もちろん、読書は目先の目的のためだけにするものではありません。子供の感受性を育み、親が子供に授けたいと願う豊かな人生のための大きな助けになるものです。
とはいえ、子供に向かって、「読書は大切なのだから!」と、口で説明してみたところで、本に向かう習慣が簡単に身につくわけではありませんよね…。

では、子供だったころの気持ちを思い出して、本を好きになれる環境とはどのようなものなのか、今回は特に本棚に注目して考えてみましょう。

SUVACOが専門家をご提案

家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOがご要望に合ったプロを提案します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

本を置く場所を、子供の目線で考えなおしましょう

まだ体が小さいうちは子供の目線に合わせ、手がとどく場所に本を置くことが大原則。「大人がとってあげればいいんじゃないか?」と、思われるかもしれませんが、子供が「今、読みたい!」と、興味をもった瞬間に、自らの意思で伸ばしたその手でアクセスできる、ということが大事なのではと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
親の手を借りずに、自分から手を伸ばせるように。仕掛けづくりこそが、親の役目です。

お母さんがいる場所=一番好きな場所に、本を置いてみましょう

キッチンカウンターは、子供の目線に丁度いい高さなうえ、お母さんに近い場所だから、子供が自然を足を向けるという点においても、書棚としての活用効果は抜群です。

子供の絵本は高さも奥行きもバラバラですから、可動棚などで工夫し整理整頓できると見た目にも気持ちがいいですね。
一方で、混沌とした本棚も子供にとっては大いに刺激的に映るもの。あまり神経質に整理しすぎず、おおらかに見守りましょう。ただし、スペースに余裕がなく、本が隙間なく窮屈にしまわれていると、子供の力で本が取り出せず(しまえず)、そのうちに本を取るのが面倒になってしまいますので注意!

家族の本棚に、子供の本を加えてあげましょう

家族で本棚を共有することで、お互いが読んでいる本に興味を持ちあい、本を通じた親子のコミュニケーションが広がります。親が知らなかったことを、子供から教えられることもあるはず!そんな時は、子供も大得意になって次の本に挑んでいくことでしょう。
表紙を正面にディスプレイすれば、まだ小さくて字が読めないお子様でも、すぐに自分のお気に入りに手が伸ばせますね。

明るい窓際の一面に、家族の本棚を配したこちらの事例。ソファが読書の特等席になりそうです。目線が抜ける場所で読書や勉強をすることは、疲れた目を時々休めることができるために、理想的なレイアウトだそうですよ。

本の置き場所を、あちこちにつくってみましょう

本格的な本棚でなくても、例えばニッチのようなスペースに本の置き場所を数カ所つくると、収納量に余裕が生まれるうえ、あちこちで本が視界に入ってくるので、自然に本を手にとる習慣づけにも効果的です。
廊下や階段は、家中の誰もが必ず通る場所であり、本棚にとって最高のポジションです。図書館で借りてきた本や、読みかけている本など、本棚にきっちりしまいたくない本を一時置きしておけば、つい読み忘れるということもなくなりそうです。

それにしても、子供が本に夢中になっている姿っていいものですよね〜。どこにいても、本を広げるだけでその本の世界に飛び込んでいけるんだ、と思わせてくれるような幸せな光景です。
あちこちに本棚を、と考えたらついにここに行き着きました…、トイレ文庫です。子供にオススメするわけではないのですが、必ず目につく場所に本を、と考えると、これ以上ない絶好のスペースであることは確かなんですよね。

子供は読書する大人(読書しない大人)を見ています!大人も読書しましょう

読書の面白さに目覚めるきっかけは人それぞれですが、最も身近にいる大人である両親が楽しそうに本を読み、時には呼びかけても返事をしないほどに本の世界に没頭している姿を見れば、子供も「なんだ?」と、思うはす。
スマホをいじる親の姿ばかりを見せていては、子供は本に手を伸ばしてくれませんよね…。

チョイ見せで、本をより魅力的にみせましょう

室内窓を通して垣間見える大人の書斎は、子供にとっては憧れの場所。やがて、本のタイトルが読めるようになり、作者を覚え、どんな本なのかと興味を膨らませていくのでは?
子供が未知の本への憧れを持つような空間づくりも、本への興味を引き出すヒントになるかもしれませんね。

子供への思いをカタチにしましょう

お子供様たちがいつも本に接することができる家にしたい、と考えてつくられたオープンな図書スペースです。リビングと子供部屋の中間にあり、大人と子供が共に本に触れることができます。高さを抑えた本棚兼間仕切りのおかげで、家族の様子を感じながら読書を楽しめるスペースです。
光風舎「下井草nh」
明るい吹き抜けを軽快に演出する、手すり本棚。背面をふさぎすぎないデザインが、飾られる本や小物のセンスを際立たせます。モダンなデザインの照明も、明るい雰囲気を盛り上げていますよね。心もオープンに読書できそう。
LITTLE NEST WORKS「子供たちの元気な声が響く のびのび成長できる家」
本棚のそばにはフリースペースが。可愛い椅子を用意してあげれば、もう一人前の読書家気取りです。
「ねえねえ!何読んでるよ?」「一緒に本読もうよ!」と、親子の会話が弾みそうですね。
LITTLE NEST WORKS「子供たちの元気な声が響く のびのび成長できる家」

読書したくなる居場所をつくってあげましょう

壁一面の本棚を、簡易的な間仕切りによって、書斎とフリースペース、子供スペースとに分けています。
子供は、家族との距離に結構敏感。いつもそばに居てほしいけど、自分だけになれる場所も欲しいもの。読書もそんな場所でしたい時がありますよね。
集中したい時や、ファンタジーの世界に入り込みたい時など、こんなロフトだったら時間を忘れて読みふけってしまいそう。読書は人に言われて出来るものではないし、人に言われて止められるものでもないですからね!
上窪哲也建築計画事務所「Y-HOUSE」
本が当たり前にある家づくりを心がけ、本に自然に向かえる環境を整えてあげる。読書習慣をつけることは、子供の豊かな人生を願う、親から子供への贈り物なのかもしれませんね。

SUVACOとは?

SUVACOは、自分の価値観と合うリノベーション・注文住宅の依頼先に出会えるサービスです。


また、SUVACOアドバイザーがあなたのご要望をお聞きして、ぴったりの専門家を提案するサービスもあります。


専門家を紹介するだけではなく、おつなぎした後もご相談に乗るなど、完成までサポートいたします。ぜひご利用ください。
お気に入りに追加

SUVACOは、自分らしい家づくり・リノベーションをしたいユーザーとそれを叶えるプロ(専門家)とが出会うプラットフォームです。

家づくりについて学ぶ

「自分らしい家づくり」に大切な、正しい家づくりの知識が身につくHowTo コンテンツ集です。

専門家を無料でご提案

家づくり・リノベーションはどこに頼むのがいい?SUVACOの専任アドバイザーが全国1,000社以上からご希望に合うプロをご提案します。

住宅事例をみる

リノベーション・注文住宅の事例を見たい方はこちら

家づくりの依頼先を探す

リノベーション会社や建築家、工務店など家づくりの専門家を探したい方はこちら

会員登録を行うと、家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討にお気に入り・フォロー機能が使えるようになります。

会員登録へ

同じテーマの記事

同じテーマのQ&A

住まいの記事 カテゴリー一覧

専門家探しも、家づくりのお悩みも
SUVACOのアドバイザーに相談してみよう

専門家紹介サービスを見る