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設計、施工、監理を担当
ご夫妻と2人のお子さまが暮らすタワーマンションのフルリノベーションです。白を基調にしたモダンな空間に、ラタンやガラスを随所に使って軽やかな素材感をプラスしました。ビジネスアワーに集中できるワークルーム、音楽を大音響で楽しめるLDK,家族のつながりを感じられるキッチンカウンターなど、ONもOFFも心地よく過ごせるお住まいです。
在宅ワークが増え日常化したことをきっかけに、お子様たちの今後の成長も考慮し、住み替えを決められた施主のKさま。イメージされていたのは学生時代を過ごしたアメリカ西海岸の軽やかさと、仕事で数年滞在したヨーロッパで触れた洗練を取り入れた家にすること、そして家族が過ごすLDKを広く居心地のいい空間にすることでした。
眼下の眺望にふさわしく、室内にも広がりとラグジュアリー感をもたせると同時に安らげる温かみのある空間をイメージしました。白を基調にしたモダンな内装に板張りの天井がナチュラルな落ち着きと水平の広がりを印象付けます。
広いLDKを活かすオープンキッチンで、キッチンは床面を一段高くしてゆるやかに空間を分け、リビングまで見渡しやすく会話がしやすいプランです。
収納類は学生時代を過ごされたアメリカ西海岸の軽やかさを感じさせるラタンで造作、床はグレージュの絨毯敷きで、音が柔らかく広がり大音量を楽しめるつくりにしました。
依頼先を探しているときにデザインが私たちのイメージに合っていたことと、音楽好きであることが決め手でした。住まいは感性の部分が大きいので(笑)。お願いして正解でした。家族が過ごすLDKをとにかく広くしてもらったので、子供たちはキッチンカウンターで宿題をしたり、いつもLDKで過ごしています。ビジネスアワーは個室にこもり、仕事を終えて家族と食事をしたりソファでくつろぎながら音楽を聴いたりするのが楽しみ。ON/OFFの切り替えがしやすく、気持ちのいい住まいになりました。
弊社のプランを軸に、お施主様と意見を出し合ってプランニングを進めました。
趣味嗜好が同じだった為、毎回楽しい打ち合わせをさせて頂きました。
家具のコーディネートをさせて頂きました。
また、キッチンや洗面など備え付けの家具から、オーディボードなど置き家具は全てオーダーをして頂きました。
LDKの窓は電動ブラインドで窓回りをすっきりと仕上げました。大空間なだけに天井の埋め込み型のエアコンが2台。悪目立ちしないようブラックにペイントしてします。
ドアを開けるとビル群を背景に、横板張りの天井が水平の広がりを感じさせます。色数を抑えた内装とすっきりとした窓まわりで、B&Bイタリアのソファやミノッティのダイニングテーブルなどモダンなイタリア家具やグリーンを引き立てます。
壁はあえて薄い白の壁紙で、海外で見られるような下の質感がわかる仕上げにしました。周縁を極細く仕上げてすっきりとした壁面をつくり、床はグレージュの絨毯敷きで、音が柔らかく広がり、大音量を楽しめるつくりです。
アイランドキッチンのトップは白の人造大理石で、一部をカウンタースタイルに。
キッチンは一段床面を高くしているため、リビングで過ごすお子様たちの様子もよく見え、会話も弾みます。
キッチンはIHコンロやミーレの食洗器を組み込んだアイランド。背面収納は白で造作し、モザイクタイルを一部に使用。ワインセラーも組み込んでいます。
カウンター部分は朝食をとったり、お子様たちが宿題をしたりと活躍。
ウォークインクローゼットは洗面室と並ぶ配置で、洗濯・乾燥・収納までが効率のよい動線になっています。
造作で統一した建具。細いルーバーで木の質感を活かしながら軽やかな表情に仕上げました。プライベートゾーンとパブリック&ワークルームゾーンを玄関ホールから左右に分かれるプランニングにしています。
浴室と洗面室はガラス扉で開放感のあるつくり。広い浴室にはレインシャワーも設置しています。洗面台は2ボウル、水栓金具は真鍮でドアノブや収納の取っ手と質感を統一しました。
パウダールームはイギリス生活時代に便利さを実感されたというタオルウォーマーを付けています。
手前ワークルームのドアはハイドアで、一部にガラスをはめ込んで、閉塞感を解消しながら、遮音性に配慮したつくりです。
リビングだけでなく、キッチンやパウダールームも含め収納扉をラタンで統一して製作。鏡面仕上げのボディが美しいB&WのスピーカーやOCTAVE社のアンプの重厚感にやわらかな印象を添えます。