2015/03/11更新1like6420view

著者:SUVACO編集部

柱を部屋の主役にする!~柱の役割は家を支えるだけにあらず~

家を支える柱は、本来は見えないようになっています。しかし、あえてその柱を見せる手法をとることもできます。そうすると、柱は家を支えるという本来の目的だけではなく、オブジェとして家のシンボル的な役割を担う存在感を放ちます。その存在感は印象をも左右する力をもち、そのことに気付いたとき、柱の役割の大きさに気付きます。日頃はまさしく縁の下の力持ちとして力を発揮している柱を、表舞台に引っ張り出して演出した例をご紹介します。

建具や天井の色と合わせてペイントされた柱。存在感のある佇まいなだけに、部屋の統一感を左右しますが、色味を合わせることで部屋としてまとまっています。
窓際の筋交いをオブジェのように見せています。開口部を大きくとっているだけに圧迫感もなく、むしろ空間の境目を明確にし、ポイントを絞ることに成功しています。
飯沼 竹一「ちはら台の家」
キッチン横に刺さるように姿を見せる柱。キッチンの面材と色を合わせることで、違和感なく空間に溶け込んでいます。キッチンと横のデスクスペースの境界を示す役割も果たしており、邪魔と感じさせない配置は見事です。
傾斜天井を斜めに支える柱の整然とした様に、力強さを感じます。一糸乱れぬその立ち姿は、まるでデザインとして存在しているようでシンボル的な役割も果たしています。
仲亀清進「三ツ池の家」
一際目立つ3本の柱。シャープに切り取られた左右の壁の印象をより際立たせて、建物の印象を決定的なものにしています。
正本義人「大発コミュニティースペース (ギャラリー+研究室)」
V字型に連なる柱は家の中心となっています。スキップフロアのこの住宅では、この柱が空間を仕切る役割も担っており、この柱越しに家族の会話がなされることでしょう。
森清敏/川村奈津子「深沢の家」
森清敏/川村奈津子「深沢の家」
一度見たら忘れない程のインパクトのあるY字型の柱は、まさにこの住宅のシンボル。そのまま上の階へとつながり、家中に渡っています。家のどこにいても繋がっているという安心感もありますね。
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