2017/03/22更新2like47853view

著者:chao-chiko

スケルトン階段の魅力を感じる美しいリビング実例

インテリア雑誌でみるようなおしゃれなリビングには決まって見かける、「吹き抜け」×「大開口」×「スケルトン階段」の組み合わせ。リビングの開放感をグッとあげてくれますよね。今回はそんな、リビングに欲しくなるスケルトン階段(ストリップ階段)を紹介します。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

「スケルトン階段」「ストリップ階段」とは何?

階段を、単なる上ったり下ったりするためだけの場所と捉えているあなた、スケルトン階段(別名ストリップ階段)をご存知でしょうか?

「スケルトン階段」とは、蹴込板(垂直部分)や手すり壁が無く骨組みだけで作る階段を指します。つまり、まるで“スケルトン”のような階段。階段を隔てた向かいへの視線が抜けて見えるので、開放感のある空間作りに一役買っている存在です。

正直なところ、価格は一般的な階段よりもかかってしまいます…が、それだけの価値があると思える魅力がスケルトン階段にはたくさんあります。その魅力を紹介しながら、スケルトン階段の事例を10件ご紹介します。

リビング×スケルトン階段

まず、スケルトン階段は、“人に見せるための階段”だと考えて下さい。
そこで、より良く・美しく人から見えるようにするためには、室内に吹き抜けがあることと、そのバランスが大事です。したがって、スケルトン階段はできればリビングの階段として採用したいところです。

吹き抜けのあるリビングとスケルトン階段

吹き抜けを生かし、大開口からの明るい自然光で満たされたリビング。そんなリビングによく似合うスケルトン階段です。リビングの上をキャットウォークのような二階廊下が走っている姿がかっこいいですね。リビングの奥まで見渡せる抜け感があります。
桑原茂「『三叉の家』生活スタイルに合った多彩な暮らしを演出する住まい」

スキップフロアとの相性抜群のスケルトン階段

どの角度から見ても美しいのがスケルトン階段の特徴。壁一面の大きな窓からの光が、階段に邪魔をされる事なく室内に差し込んでいます。吹き抜けとスキップフロアとの相性も抜群です。これだと昼間は照明を付けなくても明るく過ごせそうです!
鳥山敦生「NAG-house  スキップフロアーの家」

リビングの空間を広げるスケルトン階段

骨組みだけでできているため、階段の存在がリビングダイニングの邪魔にならないスケルトン階段です。むしろ壁際に設置された階段を支える黒の鉄骨のおかげで、空間が間延びせず、グッと引き締まってほどよい広さのリビングダイニングに見えますね。
岩本 愛「右松の家」

白い鉄骨×木

白い鉄骨を持つスケルトン階段と木の組み合わせはナチュラルな雰囲気を演出してくれます。吹き抜けと大開口に面した、せっかく日当たりの良いリビングを、階段によって光が遮られてしまうのは勿体ない!

だからこそ、なおさらスケルトン階段がおすすめです。リビングにたっぷりと光を取り込みましょう。

燦々と光が差し込む暖かみのあるリビング

住宅密集地に建つ、光・風・眺望という3つの要素をバランスよく取り入れた住まい。
1階を、天井の高い土間スタジオのような構成とすることで、南北の豊かな緑に囲われながら、家族が活動できる職住一体のワンルーム空間に。鉄骨のまわり階段も空間に溶け込みます。

土間からの光を無駄にしないスケルトン階段

土間横の浴室部分から奥の洋室を望んでいます。すうっと空間が伸びていく奥行き感もスケルトン階段なら無駄にしません。これなら大きな開口からの自然光が手前の浴室まで届きますね。家の内側に居ながらにして外部のように感じられる不思議な空間です。

土間空間のガレージに配置されたスケルトン階段

ギャラリーのような土間空間のガレージに面して配置されたスケルトン階段。階段上部の吹き抜けからの光や、写真奥から光を手前奥まで導きます。階段を支える白い鉄骨は、家全体を覆う木の質感とモルタルの床とも相性抜群です。

狭小住宅×スケルトン階段

狭小住宅だからスケルトン階段なんて出来っこない…と諦めないで下さい!むしろ狭小住宅では、普通の階段では得られないような採光や開放感が得られるのでスケルトン階段の使用に適しているといえるんです。コンパクトに設計した螺旋階段や直線の階段など、スケルトン階段で家自体が広く、明るく快適になるのでおすすめです。

狭小住宅にうってつけのスケルトンの螺旋階段

狭小住宅に取り入れられた、スケルトンの螺旋階段。吹き抜け部分にはハイサイドライトのような開口があり、スケルトン階段を通して下の階まで自然光が届きます。螺旋階段中心の柱には木材を用いているのでナぬくもりのあるあたたかい雰囲気が楽しめます。

宙に浮いているかのようなスケルトン階段

LDKに続いている玄関のスケルトン階段。
白い壁に映える木の踏板はまるで宙に浮いているよう。坪庭を囲む外壁を立体的な市松模様で構成し、プライバシーが守られた開放的な内部空間です。
GEN INOUE「立体市松壁の家」

スケルトン階段の魅力

一言で“スケルトン階段”と言っても、形やデザインは色々です。

既製のものもあれば、オリジナルを造作してもらうものもあり、横から見ると鉄骨が稲妻のようになっているものや直線のもの、踏板だけが宙に浮いたようになっているものもあります。

何といっても横からの姿が美しく、階段そのものがインテリアのポイントになりますね。

中庭をちらりとのぞかせるスケルトン階段

スリットの開口からちらりと見える中庭の景色が美しいですね。これがもし通常の蹴込板のある階段だったらこうもいきません。また、このスケルトン階段は力桁もなく上から吊ることで構造をもたせているので太い材を用いる必要がなく、階段をよりすっきりと見せています。

白い壁に一体化、美しいスケルトン階段

リビングの白い壁に浮かぶ踏板と白い鉄骨のラインでが映える、白い空間は、まるで1つのアートのようです。大きな窓から入る光は、スケルトン階段を通って部屋の奥まで光が行き届いています。淡いグリーン色の黒板塗装された柱がアクセント。
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