2017年02月17日更新

インテリア(壁/床)

自然素材の取り入れを考えている方!「漆喰」の性能とその魅力

家を建てる際に、自然素材を使用されたいという方は案外たくさんいらっしゃいます。初めは自然素材にこだわりがなくても、その魅力を知ってしまうと取り入れたくなるのではないでしょうか。漆喰もそんな魅力ある自然素材の一つです。では具体的にどんな性能や特徴があるのか、ここで紹介してみたいと思います。


自然素材である漆喰がもたらす嬉しい性能

漆喰は左官材(塗り壁材のこと)の一種で、原料は石灰です。石灰とは、グラウンドのライン引きに使用されるあの白い粉です。これに粘着性が出るよう糊などを調合して作られています。最近では姫路城の外壁材である漆喰が塗り直しされ話題を呼びました。

住宅の壁や天井に用いることで、空気中の二酸化炭素を吸って長い年月を掛け自ら硬化していきます。二酸化炭素を吸うと同時にアレルゲン物質などを分解する性能もあり、健康に良い素材と言われています。ただし一般的な外壁に使用する場合は、カビや雨だれの発生を防ぐのにメンテナンスが大変かと思いますので、施工業者に確認することが重要です。

また仕上がりの見た目はとても趣があります。よく珪藻土とその違いを比較されますが(性能も多少違います)漆喰の方が比較的ツルっとした仕上がりです。珪藻土には骨材が含まれますので、コテむらをなくしても多少ザラッとした質感が残ります。これは好みの問題でどちらの雰囲気も素朴であることには変わりありません。

O邸

コテの仕上げ方で変わる表情が魅力

これは左官材全般の魅力でもありますが、漆喰も塗る時に使用するコテの加減で表情が全く違ってきます。これは写真ではなかなかお伝えするのが難しいところですね。コテむらをあまり表現しない方法ですと、特に漆喰はツルツルとしたとても気持ち良い触り心地に仕上がります。それでいてしっとり感も得られ、壁紙で仕上げた部屋とはひと味もふた味も違います。写真で見ると一見壁紙仕上げと見分けはつけにくいかもしれませんが、現物を見ると一目瞭然です。

兵庫県M邸

少しコテむらが入るとより立体感が増します。特に照明など光が当たると陰影が強調されてとても味わい深いです。漆喰は塗る時はとてもクリーミーなので、コテむらのつけ方はケーキの生クリームを塗る感覚に近いのではないでしょうか。漆喰を使用する際には、照明で壁を照らすなどして表面の陰影を楽しめる工夫をするのもおすすめです。

M邸

さまざまなカラーも楽しめる

実は漆喰に限らず、最近ではどんな左官材もさまざまなカラーが楽しめます。白やベージュも素朴で素敵ですが、カラフルな家具とのコントラストを楽しみたいときや、お部屋のアクセントカラーとして取り入れたい時にもおすすめです。壁紙とはまた違う、独特の素材感がインテリアの幅をより広げてくれるでしょう。

リノベーション / lattice

実際に漆喰塗りの部屋で過ごしてみると、その見た目の美しさと塗料の独特な匂いのしない快適な空気環境が実感できると思います。珪藻土と悩まれている方は、最初に説明した質感の好みで選ばれるのがベターかもしれません。性能はそれぞれの良さがあり、どちらも良い自然素材です。もちろん無垢材のフローリングや木家具とも相性抜群ですので、部屋全体を自然素材でコーディネートするとさらに快適な生活が送れることでしょう。

この記事を書いた人

eritoさん

北欧、南欧建築も好きですが、昔ながらの日本建築も大好きです。

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