2024/06/19更新0like1079view

著者:SUVACO編集部

【専門家解説付き】庭・中庭につくるアウトドアリビングの魅力と設計のポイント

戸建ての家づくりを考えている方にぜひ検討してほしい、「庭や中庭につくるアウトドアリビング」。
室内の延長にあるためプライベートな空間を確保しつつ、自然光と心地よい風を感じられ、キャンプやバーベキューなどアウトドアレジャーも楽しめるのが特徴です。
今回は、自宅の庭にアウトドアリビングを設けた事例を、その魅力や設計のポイントと合わせてご紹介します。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

庭リビングならプチキャンプもできる

庭にアウトドアリビングをつくったら、友人を招いてプチキャンプやバーベキューを楽しんだり、休日のブランチは庭でピクニックというのも楽しそう。
ガーデンチェアとテーブルでカフェのようなテラス席をつくれば、在宅ワークの合間のちょっとしたリフレッシュにも最適。
準備も簡単で、片付けもスムーズできます。

忙しい毎日の中、一歩外へ出るだけで自然の心地よさを感じられる庭のアウトドアリビングは日々の暮らしの質を高めてくれるでしょう。

ここからは、実際に庭でアウトドアリビングを実現した事例をご紹介します。

季節に合わせた2箇所のリビングがある家

こちらは、冬のリビングと夏のリビングがある戸建てです。
室内リビングは日当たりの良い2階に設け、寒い日もぽかぽかと心地よく過ごせる「冬のリビング」に。逆に日陰になる1階は、その日陰を逆手に取って心地よい風と涼しさを楽しめる「夏のアウトドアリビング」にしました。立地を活かした素敵な住まいです。

この事例を手がけた専門家

池田雪絵大野俊治一級建築士事務所 代表・池田さん・大野さん

池田雪絵大野俊治一級建築士事務所 代表・池田さん・大野さん

建築家

雛壇状造成地にある敷地の南には擁壁の上に住宅が建ち、冬の日照が厳しい場所でした。そこで、日当たりの良い2階を「冬のリビング」、影により涼しい1階を「夏のリビング」として、アウトドア好きのクライアントが季節毎に快適な過ごし方のできる家が生まれました。「夏のリビング」はマルチユースな土間空間で、庭や軒下空間・時には寝室ともつながるアウトドアリビングとして、日々さまざまな使い方でアクティブに楽しんでいただいています。

中庭アウトドアリビングなら周囲の視線も気にならない

周辺に高層マンションがある住宅街の住まい。コの字型に住宅を配置し、リビングからつながる中庭がアウトドアリビングになっています。ロッキングチェアとテーブルで心地よい日差しと風を感じながらくつろげそうですね。

この事例を手がけた専門家

NAOI|直井建築設計事務所 直井克敏さん

NAOI|直井建築設計事務所 直井克敏さん

建築家

クライアントがインスピレーションを受けたという、フランスの田舎町を旅した時に出会った路地の奥にあった庭をイメージして設計しました。
周囲からプライバシーは守られながらも、開放的にしたいという要望に対して、建物に付随する庭ではなく、路地を抜けた先に庭があり、そこを中心に空間が成り立つ構成となっています。中庭にはガラス屋根・オーニングを設けることで季節や気候にかかわらず使用でき、家具の耐久性向上も考慮しています。植栽はご家族と一緒に探しに行き、この庭に合う植物を選定し、配置も検討。周囲の視線や喧騒から逃れ、小鳥のさえずりや爽やかな風が吹く、素敵な中庭が完成しました。

大開口でつながる中庭

こちらも中庭をアウトドアリビングにした住まい。回廊と中庭は大きな開口と床の高さをほぼ同じにすることで、中と外が曖昧になる不思議な空間となっています。

この事例を手がけた専門家

水谷嘉信建築設計事務所/中庭のある家 水谷嘉信さん

水谷嘉信建築設計事務所/中庭のある家 水谷嘉信さん

建築家

大きな木製のガラス扉で中庭を仕切り、扉の引き込みもすべて壁内におさめて柱が1本もない美しい空間に整えました。木製ガラス扉をすべて開け放った夕暮れに、内と外の明るさが同じになり、内と外という境界がなくなって一体化する瞬間が訪れます。その時、時間も空間も忘れてしまいそうな何ともいえない時を感じられます。

既存建物と増築した回廊のような平屋部分を、中庭が全体の緩衝材となりバランスをとることで、美しい“余裕”をつくりだしました。ここにはいつもゆっくりとした時が流れていきます。

まるでリゾート地のようなアウトドアリビング

最後にご紹介するのは、庭の一部をタイル敷きにして、テラスのように仕上げたアウトドアリビング。白いテラスと家具、空間を彩るように配置されたグリーンが美しく、リゾート地でバカンスを過ごすような時間を楽しめます。

この事例を手がけた専門家

リフォームプライス・ホームテック

リフォームプライス・ホームテック

リノベーション会社

仕事で忙しくされているご夫婦。アウトドアリビングでくつろげる時間が欲しいとご要望をいただきました。リビングと同じ床タイルで仕上げ、高さもそろえ、大開口サッシを採用したことで、室内にいてもテラスにいてもより一体感を感じらる空間に。アウトドアリビングには屋外暖房を備えているため、一年中楽しめます。夜、お酒を呑みながら語らう時間。大勢でワイワイ楽しめるBBQ。ご夫婦には、理想を超えた空間になったと喜んでいただきました。

シームレスにつながるアウトドアリビングの設計ポイント

庭にアウトドアリビングをつくる際は、室内側の開口をできるだけ大きく取り、室内の床と外の地面の高さを合わせるのがポイント。
室内のリビングがそのまま外につながる、シームレスな空間は一段と開放感を得られるでしょう。

心地よく過ごせるアウトドアリビングにするための工夫

せっかく心地よいアウトドア空間をつくっても直射日光があたって楽しめないのではもったいないですよね。そのためにもできるだけ直射日光を避ける工夫が必要です。

中庭のアウトドアリビングでは、中庭を囲む建物自体が直射日光を遮ってくれます。
一方で、建物がひとつの方向にしかない庭は、一部にパーゴラやシェードを設けることで、より心地よい空間になるでしょう。

そういった工夫も含めて心地よいアウトドアリビングをつくるためには、アウトドアリビングが得意な専門家に依頼するのがおすすめです。

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