2017/03/25更新0like25018view

著者:choko

これならリフォームで失敗しない!オープンキッチンのメリット&デメリット

もはやリフォーム・リノベーションの定番とも言えるオープンキッチンですが、実はさまざまなバリエーションがあります。ここでは、8軒のお宅のキッチンをご紹介しながら、それぞれのオープンキッチンの特徴を徹底比較。これをご参考に、我が家にぴったりのキッチンを見つけてください。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

オープンキッチンとは?その歴史とメリット・デメリット

家の主役はリビング、というのはひと昔前の話。もちろん、理想の住まいづくりでリビングはこだわりたい場所ですが、最近ではそれ以上に、キッチンの機能性や快適さにこだわる人が増えています。

キッチンの家の中での配置や様式は、長い年月とともに変化を遂げてきました。古くから台所は床板を張らない土間で、あくまで作業場としての位置づけでした。しだいに台所にも床板が張られるようになり、家族が集う茶の間に隣接するようになります。そして戦後、椅子に座る生活が一般的になると、台所と食事室を一体化したダイニングキッチンが定番に。

その後、ダイニングとの仕切り壁に開口部とカウンターを設けた、カウンターキッチンが登場。対面式と呼ばれるように、ダイニングやリビングのほうを向いて料理ができるのが人気の理由でした。

そして近年、この対面式で、さらにキッチンとダイニングやリビングとの間に仕切りを設けずにひと続きの空間になった、オープンスタイルと呼ばれるキッチンが人気。キッチンのリフォームでも、独立型キッチンや壁付きキッチンをオープンキッチンにしたいという要望が増えています。

オープンキッチンのメリットは、何よりのその開放感。そして、ダイニングやリビングにいる人とコミュニケーションがとりやすいこと。一方、リビングやダイニングからキッチンが丸見えだったり、汚れや匂いがリビングやダイニングに広がってしまうというデメリットも。

オープンキッチンといえば、このアイランド

シンクやコンロなど、システムキッチンがすべてダイニング側を向いて独立しているアイランドキッチンは、オープンキッチンの代表格。キッチンの存在が際立ち、壁に接していないので動きやすいのが特徴です。

こちらのお宅は、シックなリビングダイニングにステンレス天板のキッチンを合わせ、部屋全体を洗練された印象にまとめています。ただしフルフラットのキッチンは、料理中の手元も食材も丸見えだったり、普段からすっきりと片付けておく必要があることは事前に考慮しておきましょう。

セパレートタイプのオープンキッチンなら省スペース

アイランド部分にはシンクだけにして、コンロや調理スペースは背面壁向きに設けるのがセパレートスタイル。これなら調理に伴う汚れや臭いがリビングダイニング側に広がるのを軽減できます。また、壁側には収納スペースをたっぷりと設けることができます。本来、アイランドキッチンには広いスペースが必要ですが、これはキッチンが二分割されているので、コンパクトに設置できるのも嬉しい限りです。

オープンなペニンシュラキッチンは最も選ばれるスタイル

片側が壁についているキッチンをペニンシュラ(=半島)キッチンといいます。オープンキッチンを望む人が、結果的にアイランドキッチンよりスペースを取らずにすむペニンシュラを選ぶのはよくあることです。

このようにフルフラットなら開放感も充分。こちらのお宅は、オープンキッチンの悩みの種である収納の少なさを、キッチンワゴンを活用することで解消させました。

コンロ前だけガードをつけたペニンシュラキッチン

こちらのお宅では、コンロ前だけ半透明の仕切りを設置。開放感はそのままに、汚れなどの飛び散りを防ぐ機能性も兼ね備えました。最新のセラミック技術で造られたという漆黒のワークトップが、ハイグレードで個性的なインテリアにマッチしています。

カウンターテーブル付きのオープンキッチンに

こちらのお宅では、キッチンの高さに合わせたカウンターテーブルを造作し、バーカウンターのような雰囲気を演出しています。座る人とおしゃべりしながら作業ができるのが最大の魅力。でき上がった料理を熱いうちにサッと出せるなど、メリットがたくさんあります。

ダイニングテーブル付きキッチンが大人気

最近流行しているのが、ダイニングテーブル付きのアイランドキッチン。キッチンとダイニングが一直線にすっきりと収まるので、部屋を広々と使うことができます。調理中はダイニングテーブルを作業台に使うこともできるうえ、動線がスムーズなので重宝です。
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L字型やU字型キッチンもオープンスタイルに

L字型やU字型キッチンでも、リビングダイニングと対面する部分をフルフラットにすれば、オープンキッチンを実現することができます。L字型、U字型それぞれの使い勝手の良さ、オープンスタイルの居心地の良さを同時に手に入れられます。ただ、どちらともスペースがかなり必要になるのでご注意を。
かつて作業場だったキッチンは、今やオープンキッチンとして家の中心的存在になりました。理想の住まいを手に入れるなら、まず一番にこだわりたい場所。ここでご紹介したさまざまスタイルを参考に、とっておきのキッチンを実現してください。
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