2016/12/06更新0like3480view

著者:chao-chiko

心地よい距離を保つ~ずっと仲良く暮らせる二世帯住宅~

二世帯住宅という選択肢は、相手の親であっても自分の親であってもなかなか思い切りのいる選択肢ではないでしょうか?
性格の問題は関係なく、人はそれぞれに「パーソナル・スペース」という縄張り意識のようなものを持っています。
これが、距離が近くなればなるほどどうしても辛くなってきてしまうのです。とは言え、金銭的な問題や家庭の事情でやむを得ず二世帯…という場合も少なくはないでしょう。二世帯を楽しく過ごすにはお互いの”距離感” これに尽きると思います。

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付かず離れずの距離感

二世帯の居住スペースを完全分離することが出来る敷地があれば、お互いに気を遣い過ぎる事なく
快適な生活環境を確保出来ますが、やはり近くにいれば相手の事が気になるもの。
中庭で二世帯を繋ぐ事で、適度な距離でお互いの存在を把握出来ますね。
碇谷規幸「『距離をつなぐイエ』〜2つの庭で家族の距離をつなぐ二世帯住宅〜」
中庭がある家の事をコートハウスと呼びますが、コートハウスは二世帯が適度な距離を保つのに
ちょうど良い間取りではないでしょうか。お子様が中庭で遊ぶ姿を親・子世帯が一緒に眺める事もでき、季節の良い頃には近隣の目を気にせず、バーベキューなんかも楽しめそうです。
横山侑司「『大田区K邸』中庭でつながる二世帯コートハウス」
こちらのお家も中庭で繋がっていますが、さらに土間廊下で繋がっている事でより距離が近くなっています。可愛いお孫さん達が駆け込んでくる姿が目に浮かびますね。
三浦正博「『多賀城のコートハウス』中庭を囲む2世帯住宅」
テラスで繋がっているパターンです。
お天気の良い日には、ピクニック気分でテラスでお茶を飲んで会話を楽しみたいですね。
田中豊次「大徳寺の家」

生活音対策

1階が親世帯、2階が子世帯などの二世帯で考えなくてはいけないのは"生活音"です。
親世帯の高齢化や子どもの成長等に伴い、ちょっとした生活音でも気になってくる場合も…。
親世帯と子世帯の生活リズムをよく話し合って配置なども決めると良いですね。

こちらのお家では、1階の親世帯の一部に子世帯の寝室を配置し、その上に子ども部屋を置くことで小さな子どもの走る音が親世帯に迷惑にならないように工夫しています。
お互いを思いやりながら、のびのび暮らせることが大切ですね。
カキザワホームズ「ゆったりと暮らす二世帯住宅【3000万円】」
防音対策を施された音楽室。さらに下階の親世帯に音が響かないよう、音楽室を玄関の上に配置されたお家です。子ども部屋や趣味の部屋など音が出る可能性のある部屋は、二世帯住宅でなくとも、どこに配置するかがポイントになってきますね。
中川龍吾「田端の家(お茶室と防音室のある2世帯住宅)」

収納問題もこれで解決!

元々親が住んでいた戸建住宅の2階スペースを子世帯にリフォームする場合、収納スペースを確保する事が大きな問題になってきます。
こちらのお家では、天井板を外し高さが出た部分をロフトにしたことで収納問題を解決しました。
子ども部屋はロフトベッドにする事で、収納スペースも確保出来ます。
子どもは部屋の広さ関係無く、秘密基地のようなロフトスペースが好きですよね。
新しい住まいでお互いが快適に、そして楽しく仲良く暮らしていくために、子の視点と親の視点両方からの問題点の確認が必要です。まずは双方が遠慮なしに意見を出し合って話し合いましょう!
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