2016年08月06日更新

インテリア(その他)

柔らかく仕切る~ライトウォールの美しい家厳選3選

窓辺から室内へと十分な光とともに、柔らかい調光作用を与えてくれる皮膜の様な存在。明るく軽やかで、柔軟性をもった壁や仕切りを光の壁を「ライトウォール」といいます。身近なところで言えば、カーテンやブラインド、ルーバー、障子などでしょうか。それらは、空間に応じた光を適宜に優しく与えてくれます。
空間と空間との仕切りに使われる襖や欄間など繊細な仕切りは、光に限らず、気配や音を他の空間と共有し、刻々と変化する時間や一日の生活の移り変わりを今まで以上に気付かせてくれるものです。日々の暮らしに柔らかな境界をつくるライトウォールデザインをもつ住宅をご紹介します。


伝統的な美しさ

猫間障子が美しい、障子の魅力を堪能できる住宅です。
周辺環境は豊かな自然の森に恵まれ、四季折々の景色を家にいながら楽しめるようにと開口を大きく取っています。それにより、調光機能をもつ猫間障子が有効となります。障子を通しての柔らかい光と輝く緑がなんとも美しく、豊かな生活を感じます。

大泉の舎 (家の中央に配した猫間障子)

多層の効用

鴻巣市に建つ住宅です。
日常生活の中で、たとえ家族であっても隣り合う人やそれぞれのアクティビティーとの距離については設計する際十分検討すべきポイントです。住み手の趣旨に合う距離感がしっかりと提示されていることや、隣の部屋へのアプローチのスタイルに多種多様な変化があったり、ダイレクトに見えるものと見えないものが明確に整理されていることで、暮らしの質は向上します。

この住宅では、様々な距離に関わる問題を「霧化」することで空間を柔らかく仕切っています。多層化するパンチングメタルの効用により、緩やかな境界が生まれ、有孔からの光の反射によりキラキラと変化する明るい光を霧に例えています。また、隣接する住宅へも外壁のパンチングメタルの特性を生かし、美しいデザインを用いりながら適度な距離感を作り出しています。

埼玉県鴻巣市 House T  - キリのキョリのイエ - (有孔板を透る光)

家全体を包み込む

築35年の住宅をルーバーで包み込むように改修しました。木の温かみで覆うことになった住宅では、新しく半屋外空間を作り、ルーバーの方向により、屋内からの連続で空間が拡張された印象を与えます。ルーバーからの木漏れ日は優しく、そよぐ風を受け入れながら日常を送る贅沢な空間です。

木籠 (全体を眺める)


この記事を書いた人

m_saさん

ユーザーだけでなく、街と呼応する建築に惹かれます。

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