2017/04/18更新0like2631view

著者:yoshikokitchen

条件を決めていよいよ土地探し!不動産店を巡って初めてわかったこと【私が「キッチンスタジオのある家」に住むまで vol.2】

この記事を書いた人

yoshikokitchenさん

フードコーディネーターです。
注文住宅で家を建てました。
キッチンスタジオとして使用可能なキッチン中心の家を作ります。

こんにちは。yoshikokitchen(よしこキッチン)です。前回は土地条件を整理したところまでをご紹介しました。今回は実際に土地に巡り合うまでのことをお伝えしたいと思います。主に不動産店を巡った際のお話になります。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

情報収集と不動産店巡りを開始!

まず、前回整理した土地条件を元に、不動産の大手ポータルサイトを使って検索をかけました。

そこまで詳細な検索はできないので、まずは最寄駅から徒歩何分か、建築条件無し、土地所有権(賃借権や地上権は除きました)で広く検索をかけてから、1つずつ詳細情報をチェックしていくような地道な方法でどんな土地があるかを調べていきました。

使うポータルサイトも1つに絞らず、それぞれで検索して広く探すようにしました。

想定予算をある程度決めて、手の届かない金額の土地は検索に出ないようにしていましたが、条件に合いそうな土地があったかと思うと古家付きで接道2m以下の「再建築不可物件」だったり、用途地域による建ぺい率・容積率が小さかったりして建てられる建物の大きさが小さかったり……。見れば見るほど条件に合う土地はなかなかありませんでした。

最初は路線や場所を絞りこまずに探していたので、気になった土地をいくつかピックアップし、取り扱う不動産店に連絡を取って仕事休みの週末に見に行く……という方法を半年以上地道に続けました。
不動産店に行くと、そのお店おすすめの土地情報を紹介されます。最初に見たい土地を指定して訪ねていても、問い合わせをした情報がいつまでたっても出てこないような不動産店もありましたが、最初は明確な立地のイメージがなかったので、イメージを持つためにも1日あたり2〜3件の土地を見に行くようにしていました。

実際に土地を見に行くと、隣地の建物に囲まれた「日当たりが悪い」土地や、線路のすぐ裏手や工場が近いなどの「騒音が気になりそうな立地」、過去に「水害があった土地」など、実は気になるポイントが見つかり、これという土地に出会えません。また、最初に設定した条件に合う土地も見つからないまま、場所も絞り込めず時間がたつばかりでした。
そんな中、私に重いつわりがやってきます。
常に船酔い状態で立っていられず、食事が喉を通らず、1日何度もトイレに駆け込む……私がそんな状態なので、その間に夫は一人で土地探しをするようになりました。
ちなみに、この時期が私の人生で最も食と離れた期間です。

さて、話を元に戻します。
注文住宅を建てる場合ですが、私の夫のように土地と条件を見ればどんな家が建てられるか想像がつくという施主はまれです。たまたま(?)夫が建築士だったので、私は夫に土地を見てもらうことが出来ましたが、注文住宅を建てる際はお願いしたい建築士を先に見つけておき、土地探しから相談して、同行してもらうのが良いと思います。

土地が決まってからプランの依頼をしても、実は思い描いていたような家が建てられない土地だったことが後で分かるかもしれません。高さ制限や斜線規制など、専門家でないと見落としてしまうような土地の条件は多いので、最初のプランでつまずかないためにも土地探しから相談できる建築士がいれば失敗が少なくて済みます。

1軒の不動産店との出会い

ある日、当時住んでいたアパートの近所に土地情報が上がったらしく、興味を持った夫がその情報を上げていた不動産店に向かいました。私は留守番で寝ていることに。

しばらくすると夫から電話が掛かってきて、その不動産店で見た別の土地が気になっているとのこと。

話をよく聞くと、目当てで行った近所の土地は既に申し込みが入ってしまっていたようで、別の土地を何件か見に行ったところ、今まで見た中で一番良いと思った土地があったらしいのです。

その話を聞いて、これはもしかすると夫が本気で建てたい土地なのでは、という予感がありました。実は、賃貸で家を借りた際もほとんど夫の意見で決まっています。家に関しては私は専門外なので、あまり口を出していません。

不動産店から帰ってきた夫は、土地の概要以外にその土地で建てられる賃貸併用住宅の間取りを持っていました。その不動産店には建築士の社員が勤めていて、土地の条件からラフプランを作成してくれたようです。また、仮の想定賃料シミュレーションまでしてもらえたらしいのです。
賃料シミュレーションは「きっと高めに設定されているんだろうな」くらいの感覚で眺めていましたが、ラフプランについては、夫は「こんなプランにはしないけど、いい建物(賃貸併用住宅)ができそうなポテンシャルのある土地なんじゃないかと思う」とのこと。

何より、土地や建物のことには一切の妥協を許さなかった夫が、ようやく「いい土地といい建物が建てられそうだ」という話をし始めていました。最初に設定した条件をすべてクリアした土地が初めて見つかったというのも大きかったようです。予算的にはちょっとだけ(?)オーバーしていましたが……。

それまでなかなか希望の土地に巡り合わない日々が続いていましたが、探し続けてわかったことは「魅力的な土地の情報はなかなかポータルサイトなどには出まわらない」ということでした。魅力的であれば、不動産店が情報を一般公開する前にめぼしいお客さんに先行情報として流したりするようですし、業者(建売にしたり、建築条件付きにして売るなど)がいち早く動き、資金力に任せて現金購入してしまうのだとか……。

そのため、いろいろ不動産店を廻って情報収集をしたり、こちらの希望条件や購入意思を示して新着情報を入れてもらえるようにコミュニケーションを取っておいたりするのも重要だということを学びました。私たちの場合は、たまたま訪れた不動産店の紹介でしたが……。

例えば、最初に夫が見に行こうとしていた近所の土地は、情報が上がってすぐに申し込みが入ったらしく、業者が現金で一括購入したということでした。人気のある土地は決まるのが早く、現金で購入できる業者がライバルになってくるので、住宅ローンで土地を購入しようとしている私たちは実は不利な立場に立っていたことを知りました……。
次回は、いよいよ土地争奪戦のお話です。
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