2017/04/11更新0like2732view

著者:yoshikokitchen

まずは土地探し!理想の注文住宅を建てるための土地条件を決めました。【私が「キッチンスタジオのある家」に住むまで vol.1】

この記事を書いた人

yoshikokitchenさん

フードコーディネーターです。
注文住宅で家を建てました。
キッチンスタジオとして使用可能なキッチン中心の家を作ります。

フードコーディネーターのyoshikokitchenさんと建築士である夫が、「キッチンスタジオのある家」を建てるまでのストーリーを連載でお届けします。第1話となる今回は「土地探しの条件」について。将来、二世帯住宅にすることも見据え、賃貸併用住宅にすることを決めたyoshikokitchenさんは、どんな土地条件を選んだのでしょうか。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

はじめに

こんにちは。yoshikokitchen(よしこキッチン)と申します。フードコーディネーターをしています。

食べること、食べたいものを作ること、美味しいものを健康に食べることを考えて日々を過ごしています。手先は不器用ですが、味覚の記憶力だけは良く、適当な材料を使って食べたいものを作ることができるのが特技です。

家族構成は建築士の夫、子供1人の3人家族です。夫のこだわりで注文住宅を建てました。

私にとって一番重要なのはキッチン。仕事場であり家庭の炊事を任される場であり、家族のコミュニケーションが生まれる場でもあります。

キッチン中心の家づくりをしたい!と始まった家づくりは本当に色々なことがあり、想像もしなかったことの連続でした。建物に関しては素人なので、建物や土地のことは夫の知識に頼りながら、そしてキッチンまわりのことは私のこだわりを詰めながら……。

面白い家ができたかなと思います。

普通の注文住宅とは事情が異なる部分もありますが、何も分からなかった私が家づくりに携わることで分かったこと、起きたトラブルのことなどをご紹介していきます。

少し長くなりますが、どうぞお付き合いください。

家を建てるまでのスケジュール

■2014年
8月~ マイホーム購入決意~土地探し開始
10月~ 賃貸併用住宅とすることを決定

■2015年
2月初旬 土地購入決定(手付金支払い)
2月上旬~下旬 住宅ローン検討・決定
3月上旬 金銭消費貸借契約(土地)
5月上旬 近隣説明会(中高層申請)
8月末 確認申請
9月上旬 請負契約(工務店決定)、地鎮祭~着工
11月下旬 上棟
12月 ローン契約(変更契約)
12月中旬 中間検査

■2016
1月上旬 内装工事着手
1月中旬 賃貸リーシング戦略検討(不動産まわり)
2月上旬~3月上旬 施主支給品手配
2月上旬 エアコン手配
3月末 工期延長(3月末→4月末に)
4月下旬 完了検査
4月末 竣工引渡し
5月中旬 引越し

二世帯住宅を見据えた賃貸併用住宅のため、土地条件を絞り込む

注文住宅を建てるために、まず土地を探し始めました。住宅のコンセプトは「キッチンスタジオのある家」。

私たち夫婦が土地を探すうえで、少し普通と違う点がありました。それは、「賃貸アパートを建てるのに魅力的な立地」を選ぶこと。実はここが土地探しで難しいポイントになりました。

我が家は単純にマイホームを建てるのではなく、二世帯住宅を見越した賃貸併用住宅を建てることを決めていました。両親を呼ぶまでの数年〜10数年間は賃貸アパートとして、人に貸せる建物にするのが重要だったんです。

「新築で物件の魅力が高い数年間、家賃収入を得ながら住宅ローンを返済する」というのが今回の私たち夫婦の家づくりです。

あくまでも両親を呼ぶ想定ですが、建設費も土地代も高騰していただけでなく、家を計画し始めた当時、私は妊娠中……。子供が小さいうちは仕事も自然とセーブしなければならず、初期のローン返済を賃貸経営で賄うようにしたかったからです。

二世帯(賃貸併用)住宅をつくれるだけの規模が最低限必要となりますが、最寄り駅から離れてしまうと賃貸経営には不向きです。路線や駅によっても、貸せる条件や内容は変わります。

私たちの家づくりは普通の住宅を建てる場合とは少し異なる部分がありますが、夫婦で話し合いながら土地探しの条件を整理しました。

土地探しの条件

①最寄り駅から徒歩10分以内
②日当たり良好
③土地の面積は建築面積で60平米以上
④2m接道(4m道路幅)
⑤建築条件なし
⑥地盤の良い土地

①最寄り駅から徒歩10分以内
最寄り駅からの近さは、部屋を貸す際に重要となります。ただし最寄り駅に近くてもにぎやかで商業地域の中にあるような土地は子育て中の住宅には向かないだろうと判断し、なるべく閑静な住宅街の中にある土地を探しました。

②日当たり良好
日の光が入る家にしたかったので、日当たりの良い土地を探しました。駅に近い立地では、建ぺい率と容積率の高い条件ではあるものの、日当たりが全くない土地(隣の建物に囲まれたような土地)も多くありました。これは実際に土地を見に行ってみることで確認できたことですが……。

③土地の面積は建築面積で60平米以上
土地面積を建築面積で60平米以上としたのは、二世帯住宅を建てて最初は賃貸併用住宅とする上で必要な床面積を確保するためです。容積率との兼ね合いにより条件は変わってきますが、1つの目安として設定しました。

④2m接道(4m道路幅)
最初は中古住宅や空家つきの土地も選択肢に入れていました。
すでに建物が建っている土地は、2m接道していないと再建築ができないためこの条件を加えました。また、前面道路が狭いと工事の資材搬入時に建設費が上がる可能性が出るので、なるべく4m程度の道路に接している方が無難だろうと考えていました。

⑤建築条件なし
土地を探していると、さまざまな条件がついた土地があります。ハウスメーカー指定、施工会社指定、など……。わが家は、夫が同級生の設計士と注文住宅を建てたいという希望を持っていたので、建築条件の付いていない土地を探しました。

⑥地盤の良い土地
建物を建てるにあたって、液状化しやすいなど地盤が悪いところは避けることにしました。地盤改良費が必要になったり、基礎工事費が高くなったりとコストが増える可能性があるためです。


まずは、このような条件で探し始めましたが、土地のイメージがわくまでは具体的な駅名や路線を絞りこまずに広い範囲で探していくことにしました。
次回は実際に不動産会社に行って土地を探し始めた話から、土地を契約するまでの流れをご紹介します。魅力的な土地を探して契約に辿りつくまでの工程で、知らなかったことにたくさん遭遇しました。当時はつわりでほとんど動けなかったので、実は横になっている間にいろいろと決まっていったんですが……。

これから家を建てようとしている方に、参考にしていただけたらうれしいです。
それでは。
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