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2023/01/24更新|1like|6513view
北欧のデザイナーが和紙を使った照明をデザインしたり、日本のデザイナーが日本建築にも合うモダンな家具をデザインしたりと、1950年代からお互いをリスペクトするように日常生活にそれぞれのセンスが静かに取り入れられてきました。
これまでにも、さまざまなインテリアスタイルが生まれていますが、最近では時代背景からも、無駄なものはそぎ落とし、持続可能なシンプルさが意識されたことにより、和風と北欧風(スカンディ)を合わせた「ジャパンディ(Japandi)」がスタイルとして確立され広まりつつあります。
ジャパンディ(Japandi)とは?
1)くつろげるやわらかな光と陰影のある空間
2)壮大な自然素材や木のぬくもり
3)視覚的・物理的にノイズレスな空間
4)日本建築の直線的なデザインと北欧家具の繊細なライン
5)リラックスできるおおらかなアースカラー
6)艶を抑えたマットな質感
7)畳や照明で和の要素を取り入れる
日本建築では馴染みのある、自然素材の土壁や和紙など素材そのものの魅力。さらに、そこに光がプラスされることで美しい陰影が生まれます。そんな素材と光を引き立たせ合う空間は優しく心に響きます。
そのような空間には、丸みのある家具や照明を取り入れていくのもポイントです。
いつの時代も新しく便利なものがつくられていますが、思わず触れて確かめたくなるような自然素材の質感と手触りからは、木や石、珪藻土など、異なる素材や仕上げであってもぬくもりが感じられます。
思ってもみない音は、耳ざわりなもの。その場合離れたり耳をふさいだりすればいいのですが、視覚的印象からみると、意識していなくてもストレスを感じている場所は多くありそうです。そう感じるものをそぎ落とし、凛とした表情のある住まいを意識して家づくりの段階から計画してみましょう。
四季折々の自然の移ろいを楽しむため、室内は梁柱、格子といった直線的な空間で屋外とのつながりを意識している日本建築。一方、北欧では、寒さが厳しい環境下で住まいの中に自然を模倣したような有機的ラインのデザインを取り入れている印象があります。シンプルな設計と職人の手を感じる佇まいという2つポイントがジャパンディスタイルの魅力です。
ジャパンディには、カラーコーディネートもとても大切なもののひとつです。ただ単に無難な色合いでまとめるのではなく、大地や海、植物など自然の色をイメージさせるアースカラーや、そのかたちをデザインに取り入れ、優しく華やかな室内空間を演出しています。落ち着いた色合いなので部屋の広さや用途に限らず取り入れやすそうです。
部屋の色を考える時、ひとつの色でも艶がある無しではその印象は大きく変わります。イメージ通りの発色なるように光沢度も一緒に考えたいものです。
ジャパンディスタイルでは、全体的にぬくもりのある温かみを持った空間が主流となります。使用する素材や内装は艶を抑えたマットな質感が特徴です。
快適な生活には、主照明と間接照明のバランスが大切です。間接照明にも、手元をハッキリと見るための明かりから、癒されるようなぼんやりとした光までを適材適所に配置することができればインテリアプランが大成功!なのではないでしょうか?
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