2016/12/01更新2like5301view

著者:スミレ4539

暖房器具はどれにする?~各種暖房器具のメリット&デメリット~

居を構える土地の気候にもよりますが、冬に使用する暖房について考えてみたいと思います。
さまざまな暖房器具があるなかで、ここでは7種の暖房方式についてメリット&デメリットを含めてご紹介します。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

エアコン

ビルトインでなければ後付けもでき、一般的に普及しているエアコン。実はこのエアコンは温めるよりも冷やす方が得意。暖かい空気は上に溜まりがちなので、高い位置に取り付けたエアコンで大きな部屋を全体的に温めるのには不向き。そんなデメリットを改善する機種も出ているのでいろいろ見て回るのも良いですね。

床暖房

電気ヒーターで暖めるタイプと、床の下に温水を流すタイプの床暖房があります。
床自体が暖かくなって伝わる熱と、床から部屋全体に伝わる熱のダブルで暖めるため、ゆるやかにぽかぽかと暖まります。老人や乳幼児、病人など、自分の意思で体を動かせない方には使用に注意が必要です。
無垢フローリングドットコム「兵庫県神戸市個人住宅」

蓄熱式暖房

蓄熱式暖房とは、蓄熱レンガを深夜電力を利用して電気ヒーターで加熱して温め、日中はレンガから出てくる放射熱を利用した暖房機器です。
温度の微調整はできないこと、器具自体が備え付けで仕舞うことはできないので場所を取るというデメリットがあります。戸を開け放っておくとお家全体を暖かく保つことができ、ヒートショックが少ないことがメリットです。

輻射熱暖房

輻射式暖房とは、「電気ストーブ」「オイルヒーター」など遠赤外線により熱の向かった方向にある物体を暖める暖房器具です。空気を暖めるのではなく、熱が向かった先の物体を暖めるため、部屋全体を暖めるというよりは、局所的に暖めるのに向いています。
深澤明/高橋麻紀「世田谷の住宅」

薪ストーブ、ペレットストーブ

電気を必要としないため、停電時でも使用できます。
やかんを乗せてお湯を沸かすことができたり、焼き芋を作ることもできます。デメリットとしては煤のたまった煙突掃除が必要になることと、燃料である薪を用意する手間がかかるということです。
また外観が薪ストーブに近いペレットストーブは、火力調整や燃料供給がしやすく、煙もほとんど出ないため都市部での利用にも向くというメリットがあります。
水野 友洋「建築士の家」

暖炉

薪を燃やす暖炉の他にガスで点火するガス暖炉もあります。薪を燃やすタイプは、西洋ではマントルピースといって暖炉周りに豪華な装飾を施したものがありますが、ガス暖炉は壁に埋め込まれたビルトインタイプでスッキリしたものもあり、モダンな家にも取り入れやすくなっています。ゆらゆら揺れる炎を眺めると、何とも落ち着いた気持ちになりそうです。

掘りごたつ

むかしは練炭を燃やして足元に置いていた掘りごたつですが、現代では床暖房を取り入れることが多いようです。腰を下ろして歓談するスペースの足元が暖かいのはうれしいですが、部屋全体は暖まらないので補助暖房としての使用がいいでしょう。
高砂正弘「『西向きの家』デッキテラスがつなぐ住まい」
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