2016年06月14日

プランニング

無垢材っていいの?

無垢材のメリット・デメリットを教えて下さい。

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湘南リフォーム」からの回答

無垢材のメリット
・蓄熱作用
天然木・無垢材は温度を蓄熱する効果があります。床暖房要らずともいわれ、木のぬくもりと表される理由です。
・湿度の調整
木は呼吸をしています。夏の多湿期には湿気を多く吸い膨張し、冬の乾燥期には湿気を吐き出し伸縮します。この生きた天然木の動きが、お部屋の湿度を調整します。
・衝撃の軽減
天然木の柔らかさは、素足でも足が疲れません。またペットなどの足にも優しく滑りづらいのも特徴です
・キズが目立たない
どこまで削られても一枚の木の板です。合板のようにキズが付くと修正が困難な材料とは異なり、紙やすりなどでも簡単に補修できます。
・見た目・意匠性
やはり天然目は高価なイメージがありますが、合板と比べて価格も高くないのが事実です。お好みもよりますが、天然木の豪華さや、その雰囲気において一度は憧れる素材のひとつといえるでしょう。

無垢材のデメリット
無垢材は天然木です。
一番のデメリットは季節(湿度)による伸縮性があるということです。フローリングなどは、乾燥した時期に縮み、湿度の多い時期に膨張します。それが原因で、割れたり、隙が出来たりするケースもあります。それも、多少であれば味わいとして受け入れられるような方ににお勧めの素材です。環境や、条件によってもその現象も大きく差が出ます。
あと、水分に弱く、水分を多く含むような環境では最悪のケースでは腐食なども起こります。無垢材が濡れっ放しなどの状況は特に避けましょう。

白崎泰弘・治代」からの回答

メリットは、張り物材より何倍も厚いわけなのでその有りがたみを感じ、無垢材を大事にしていこうという気持ちにさせられることではないでしょうか。
傷が付いた時、薄い表面材を貼りつけたものは奥の基材(MDFだったり合板だったり)が顔を出してしまいますが、無垢材はどれだけ深い傷がついても同じ素材が顔を出します。そうすると、長年使っているうちにできてくる傷は味わいのある表情となり、素材に対する愛着に変化していくようです。特に木は一つ一つに個性があり、愛着がわきやすいと思います。

木の無垢材についてはデメリットを理解していなければなりません。温度や湿度の変化で伸縮しますので、フローリングであれば部材同士がすいてきたりすることがあります。特に床暖での使用は、含水率をできるだけ抑えた「床暖対応」と銘打ったものをすべきでしょう。

SUVACOアドバイザー」からの回答

無垢材は樹種によっても性質が異なりますが共通のメリット・デメリットとして下記のものがあります。

【メリット】
・木そのものが空気を含んでいるので、タイルやシートに比べるとあたたかい。
・オイルなど木の表面をコーティングしてしまわない塗装をすれば、年中さらっとした肌触り。
・傷や汚れがついても目立ちにくかったり、経年変化『味』として楽しめる。
・合板フローリングに見られる表面シート等と違ってはがれてしまう様なことがない。
・本当の木の風合いや質感が出ます。

【デメリット】
・水に弱いのでお手入れはから拭きが基本。
・季節によって膨らんだり痩せたりする。空気層の多い、柔らかいフローリングだと数ミリ隙間があくことも。
・経年変化があることはデメリットでもあり、家具を置いていた場所以外の色が変わって、あとが残ったりする。
・熱や水気があると動きやすいので向かない場所や条件がある(水まわり・床暖房の場合等)

床暖房ご希望の場合は、対応品を選べば使用できます。

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