家を建てる時に「玄関アプローチのデザインは後回しでいいや」なんて思ってしまう人も少なくないはず。予算を抑えることを考えると、優先順位が下がってしまうのは仕方ないことかもしれません。しかし、きちんとデザインされた玄関アプローチは、住んでいる人の心のゆとりを表現してくれます。家の顔である玄関に通じる場所。「ゆたかな暮らし」実現の一歩として、ひと工夫してみてはいかがでしょうか。
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家の印象に影響を与える玄関アプローチ
実用性も兼ねてライティングに力を入れる
ベンチのある玄関アプローチ
アイデアで感じさせる玄関アプローチ
立体的にして魅せる
テーマやコンセプトを表現する場所
家の印象に影響を与える玄関アプローチ
道路から玄関先までをつなぐ玄関アプローチは、その家のイメージに大きな影響を与えます。飛び石があれば和風な内装を、たくさんの植木に迎えられれば木材をふんだんに使用した内装を、人は玄関アプローチからさまざまな想像をします。
ちょっとした工夫で「どこにでもある普通の家」から「おしゃれで素敵な家」に印象を変えられるのです。
実用性も兼ねてライティングに力を入れる
ライティングにこだわる家が増えてきていますが、どの家もおしゃれで家への愛情が感じられるものとなっています。
ライティングは、使い方によってさまざまな家の雰囲気をつくり出せますが、防犯面でも高い効果を発揮してくれます。
なかでも壁に照明を当てる方法は優秀で、幻想的な雰囲気をつくりつつも家の外周を明るく照らし、侵入者を寄せ付けません。簡単に取り入れられるところも優れています。
ベンチのある玄関アプローチ
こちらは、二世帯住宅の屋根付きアプローチです。
注目は、さりげなく取り入れられているベンチ。
二世帯住宅なので、こちらのベンチでそれぞれの家族と待ち合わせ。ご近所の方とおしゃべりができたり、コミュニケーションの場としても活用できますね。
買い物してきた荷物などを、ちょっと置きたいときなどにも使えて便利です。
足元のライティングも、安全性とデザイン性を兼ね備えていて素敵です。
アイデアで感じさせる玄関アプローチ
こちらの事例では、軒下に柱を並べることで、アプローチとして見立てられるようにしています。これだけでぐっと和テイストが強くなり、こだわりを感じさせるものへと変化しています。
ここで取り入れたいのは遊び心です。実用性や必要性だけで考えるのではなく、毎日の生活に心のゆとりを感じさせるデザインを加えるのです。
ちょっとした違いが日々の生活に潤いを与えてくれます。
立体的にして魅せる
極力シンプルに仕上げたいという方には、段差を利用する方法がおすすめです。
わずか数段のステップでも段差があれば玄関アプローチはより長くなり、表情が生まれます。階段やステップを取り入れて、立体的に仕上げましょう。
こちらは装飾のないスッキリとした外観にもマッチしたおしゃれな玄関アプローチです。シンプルにしていることで、周囲の緑との対比が活きている点にも注目です。
テーマやコンセプトを表現する場所
玄関アプローチは家全体のテーマやコンセプト、家主のこだわりを表現する場としても適しています。また、家屋で表現するのは難しくても、玄関アプローチでなら憧れや理想を叶えられるかもしれません。
こちらはたくさんの石が用いられ、家や手すりのデザインとも相まって和風とは異なる力強いテイストとなっています。無骨ながらも絶妙なバランスでモダンな仕上がりになっています。
玄関アプローチだけでもさまざまなデザインがあり、自由自在にイメージをつくり出すことができます。「予算がないから」「そんなに広くないから」と諦めていた人でも、素敵な玄関アプローチにすることはできます。
もう一度、あなたの家の玄関先を見直してみてはいかがでしょうか。